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我慢できた子は優等生?

一言でいうと

我慢できる子が知能が高くなった

活用シーン

自己啓発、子育て

内容

マシュマロテストと呼ばれ、超有名な実験。
ウォルター・ミシェルらによる。

4歳児の目の前にマシュマロが入った皿を置く。
子どもには、
「ベルを押せばいつでも食べて構わない。
でも食べずに15分我慢できたらご褒美としてもう1個あげる」
といって実験者は部屋を出る。

約半数が15分待つことができた。
(後ろを向いたり、数を数えたり、目を覆ったり、様々な方法でマシュマロから気を逸らした)

実験から10~15年後誘惑に勝った子供と負けた子供を調査した。

誘惑に勝った子供は実行制御能力の高さを示し、自分の注意力を効率的に配分する能力に長けていた。麻薬などに手を出す確率も低かった。
さらに重大な違いが認められたのは知的能力。
四歳の時にセルフコントロールを示した子供たちは、知能テストで大幅に高い点数をとった。

『ファスト&スロー(上) あなたの意思はどのように決まるか?』
ダニエル・カーネマン (著)

この実験はかなり有名なので、ご存知の方も多いかと思います。

子育てにおいて、ある程度本人の自由に、という考えが現在は支配的だと思います。私自身、あまり小言を言いながら育てるのは賛成しません。とはいえ、どうやら一定程度のガマンを経験するのは、必要・・・とこの実験は行っているのでしょうか?

実は、この実験は我慢をさせることで、我慢強い子が育つとは一言も言っていません。あくまで実験当時のガマンの力があるかないかを明確にしただけです。家庭での教育はその前段階です。

この実験を引用して、「子どもに我慢させる教育を」というのは早計です。たぶん誤っていると思います。

では、我慢ができないことは、何をあらわしているのでしょうか?
私は満たされていないから、我慢ができないのではないか、と考えています。満たされた子供はゆとりがあるから我慢ができるのではないか、と思うわけです。

この辺りの仮説を実証した研究があればがぜん面白い話が組み立てられそうな気がします。



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