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第一印象は割と正しい

一言でいうと

人は相手の能力を一瞬で見抜いていた

活用シーン

面接

内容

プリンストン大学アレックス・トドロフによる研究。

男性の顔写真を何枚も学生に見せた
(一部の学生には10分の1秒という短時間で)

その後に、
・好感度
・能力

など様々な項目について評価してもらった。

結果は、学生たちの評価はどの項目でも同じ傾向を示した。

学生たちに見せた顔写真は、実は選挙運動中の政治家の顔写真であった。学生たちは顔写真だけで政治家の能力を判断したわけだが、その評価と実際の選挙の結果は以下の通り。

上院議員・下院議員・州知事の選挙で当選した候補者の約70%が顔写真で「能力が高い」と評価された人であった。その後、フィンランド、オーストラリア、ドイツ、メキシコなどの様々な選挙でもこの傾向は確認された。

しかも、能力の評価結果のほうが、好感度の評価結果よりも、当落予想としてはるかに当てになることが分かった。


『ファスト&スロー(上) あなたの意思はどのように決まるか?』
ダニエル・カーネマン (著)


選挙の話ですから、「好感度の高い人」が当選するのはわかりやすい話です。しかし、ここで評されたのは「能力が高い人」。その意見は多くの学生で一致したというので、人は、能力の高い人を即座に見抜く能力を持っているのかもしれません。

そういえば、ある企業では社員の採用面接に履歴書は見ないといいます。履歴書の内容でうける先入観を排除するためだそうです。

直感とか、印象とか、人はそういったものをあまり重視しない傾向がありますが、案外中途半端に論理的であるよりかは、直感のほうが正しいのかもしれません。


ワタシ、こんな本書いてる人です(^^)/

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