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1時間何に注目するかで脳の構造は変わる?

一言でいうと

たった一時間で脳の構造は変わる(意識し続けていることに注目する脳になる)

活用シーン

自己啓発、能力開発

内容

1998年11月5日「サイエンス」誌
「脳内ニューロン再生への新たな手掛かり」という記事。

「神経束の中の神経がたったの1時間繰り返し刺激を受けただけで、シナプス接合部分の数が2倍になる」

『思考が物質に変わる時』(ドーソン・チャーチ)

もともと脳いうのは、シナプスというものがたくさん結びつくことで形成されているようです。そしてそのシナプスの結合によって、記憶をしたり、何かを学んだり、考え出したりしているらしい。非常に乱暴な表現ですが、シナプス結合の多さは、脳の能力とある程度相関関係があると言えるんじゃないかと思います。

で、この記事は、特定の1時間の繰り返し刺激で、そこに対応するシナプス結合の数が倍になると。

たとえて言うと、いつも「なにか恐ろしいことが起こるかもしれない」と思い続けている人は、そういうことに対する情報に敏感になる。
「本人の意思」が、恐ろしいことに注目せよ、と脳に命令し、
脳はそれに従って「恐ろしいことを探せ」という状態になるわけです。
そしてそれはたった1時間で定着し、恐ろしいことに対する感度が脳の機能として2倍になる、と。

その人はどんどん怖がりになってしまう・・・というカラクリ。

これが例えば、ネガティブなことに関心を持ち続けたり、人のあら捜しに意識を向けたり、自分のコンプレックスをずっと気にしていたりすると、それを見つけるように脳が強化されてしまう、ということじゃないかと思います。

逆もまたしかりで、「いいこと探し」が習慣になると、脳はたった1時間でいいこと探しに最適化した構造に変わってくれる。

なんだか夢のある話ですね。


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