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脳機能の限界を超えた人のネットワーク

一言でいうと

脳の機能上、人のネットワークの限界値は約150人
しかし、人は億単位の人間とつながることができるようになった

活用シーン

社会活動、チーミング

内容

脳全体に占める新皮質(もっとも新しく進化した脳の部位)の割合が、その動物種が作る社会集団の大きさと関連性がある、と指摘されている。
・ゴリラ 10頭未満
・クモザル 20頭近く
・マカク 40頭近く
・人間の集団の大きさは約150人
新皮質モデルによる予測と現実がほぼ一致すると考えられている。
【六次の隔たりで世界がつながる】
1960年代心理学者スタンレー・ミルグラムの実験

ネブラスカ州orボストン在住の約300人を選出。
一人一人にチェーンレターを送るよう頼んだ。

送付内容は、
・実験の内容説明
・ランダムに選んだ目標の人物として
「マサチューセッツ州シャロン在住で、ボストンで株式仲買人を行っている男性の名前」が記載されていた。

もしこの男を知っていればこの資料を彼に、もし知らなければ自分の知り合いの中でこの目標の人物を最も知っていそうだと思う人に送るように指示した。

多くの人が途中で協力してくれず、チェーンメールは途絶えたが300人中64人がチェーンメールを完成させた。

そして「目標の男」にたどり着くまでの仲介人の人数の中央値はわずか5人だった。ここで研究者は、「世界中のどの人同士も6段階の知人関係を解せばつながっている」と考え「六次の隔たり」という言葉が生まれた。

2003年にEメールの登場によりはるかに容易となった同様の実験が行われた。この時には100か国以上の2万4000人のEメールユーザーからスタートし、あちこちに住む18人の人物を目標とした。

2万4000のチェーンメールのうち、目標の人物に到達したのは約400のみだったが、結果は以前と同様で、中央値として5~7段階で目標にたどり着いた。

『しらずしらず――あなたの9割を支配する「無意識」を科学する』
レナード・ムロディナウ (著)


人間の社会的ネットワークの限界は150人。
しかし、たった六段階の隔たりを経れば、私たちは世界中の人ともつながれる。

まず、なぜ150人だろう?と思ったときに、熱の伝わり方を考えてみる。例えば起業家が熱い思いで起業したとします。それを人に伝えようとすると、熱は伝播しますが、近いところは熱くなりやすいけど遠いところはなかなか熱が伝わらない。

熱した鉄球を水に入れたときのイメージに似てますが、水温は少し上がるけど、当初の鉄球(起業家)の熱以上に温度が上がることはありません。そして、水の量が多いほど、温度は上がりにくくなる。その温度が上がるということを観察できる境界が、150人というラインじゃないかな、と思っています。

しかし、今は飛び道具というものがあって、メールであれ、SNSであれ、物理的な距離を隔てて「温度」を伝えるツールがある。たいていは言葉を介して、ということになるのですが、正確には伝えているのは「温度」ではない。情報なんです。だって言葉なのだから。

そして情報を伝えることで勝手に自分で熱を発しだす人が出てくると、がぜん面白くなってくる。熱の伝導ではなく、発熱元を作ることが可能なわけです。そしてその目標となる人が誰であったとしても、狙いを定めれば六次の隔たりでたどり着ける可能性がある、と。

可能性としては、とても面白い時代だな、と思う。
すでにそういった動きは特にtwitter当たりの軽めのSNSで群発しているように思える。
今の時代たぶん、きっかけづくりにおいて、距離は障壁にならなくなってきたんだな、と思う。



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田村薫

父の会社を継いだ二代目社長。 同じ境遇の人たちが身体を壊し親の会社を辞める事例を見た。 原因は親子の確執。原因を解明し、二代目専用コミュニティを通じて、中小企業の二代目が活躍できる状態を目指して活動中。 著書『親の会社を継ぐ技術』https://amzn.to/2JzrqcT

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