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他人の不幸は蜜の味!?

一言でいうと

他人の成功を想像すると不快感を感じ、その他人が不幸に陥ったと想像すると、快感を感じた実験

活用シーン

自己啓発(?)

内容

京都大学高橋英彦博士らによる実験
平均22歳の男女19人に、昔の同窓生が社会的に成功し、うらやましい生活を送っているシーンを想像してもらった。

→不安な気持ちに関係する脳の全体上皮質という部分が活動した(なんとなく嫌な感じがする)

そのうらやむべき同窓生が、不慮の事故や遭い方の浮気などで不幸に陥ったと想像してもらった。

→側坐核という快感に関係する脳の部位が活動を始めた。

『脳の取扱説明書』木ノ本景子

脳にそういった「他人をねたむ」プログラムがインプットされていると言われれば、確かにそうだろうなぁと思います。
なぜなら、人間だけではなく、どんな種も「種」の中での競争にさらされているからです。

たとえば、ダーウィンの進化論は、種族間での競争に着目しましたが、人間という種がここに生き残っているなかで、こんどは人間同士の中でより優れたものが子孫を残すという生存競争にさらされています。そう考えると、他人を追い落とせ、というのは脳の奥深くに刻まれた本能でもあると言えるでしょう。

それを正当化するために人は、自分さえも欺く、という研究者さえもいます。気分よく、他人をけり落としたいわけです。

これをネガティブにとらえると落ち込んでしまいそうですが、「まあ、人間もそういう生き物なんだよ」という理解をしておくことで、あるいは他人に寛容になる事もできるのかもしれません。
そして「自分だけは違う」と思っているとすれば、それこそが自分と本当に向き合っていない証なのかもしれません。


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