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4倍見れば、スキになる!?

一言でいうと

良し悪しより「なじみ感」が重要

活用シーン

営業、人間関係、マーケティング

内容

コーネル大学、ジェームズ・カッティングの実験
166人の学生を募った。
印象派の絵画を2点ずつ組み合わせたものを見せた。
2点の組み合わせ方法は、片方は他方より「はるかに有名な」作品(大学で使っている教科書に出てくることの多い作品)とした。

10回のうち、6回までは学生はより有名な絵のほうを「好きだ」と答えた。

有名な絵の方が優れている可能性を否定するためさらに以下のような実験を行った。

さっきとは別の学生たちに、19世紀末期のあまり知られていない印象派の絵を有名な絵の4倍の頻度で見せるようにした。

151名の学生に51組のペアの絵を見せて問うたところ、41組は有名でない4倍の頻度で見せられた絵を「好きだ」と答えた。
そこにはモネの絵もルノワールも、マネも選ばれなかった。
「繰り返される露出の力」に彼らの才能は太刀打ちできなかった。

『ヒットの設計図――ポケモンGOからトランプ現象まで』デレク・トンプソン

どんなに世界の名だたる絵画の魅力よりも、よく目にする方が好き。
なじみ感というのは思ったより重要なようです。

よくよく考えてみれば、私たちはラジオで「聴きなれた曲」を耳にするのを期待していないでしょうか?聞いたことのない曲ばかり流されても面白くない。自分もCDや音楽データを持っているのに、それをたとえばラジオやテレビから目にし、耳にすることがけっこううれしかったりするものです。

今回の実験は、多くの人が知る「ザイアンスの法則」「単純接触効果」と言われるものですね。たくさん目にしているものほど、好感を生みやすい。
たとえば、食品スーパーで「どっちのお菓子を買おうか?」と迷ったとき、よくCMで見かけるお菓子のほうが、おいしい気がするし、なんとなく安心感もある。一方で、初めて見るものに対してはちょっと警戒してしまいます。

これは人間の本能としては当たり前で、初見のものに対して警戒心を持つのは、人が自然の中で暮らしていたときの身を護る能力だったのです。だから物を売ったり、自分を売り込むには、うまく相手の視界に自分や自分の商品を入れていかなければならないということがわかります。(これ見よがしすぎると逆効果ですが)

まあ、そんなことで、今日も私の本の表紙画像を皆さんに見ていただこうと思います(笑)

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本を出版しました(^^)/

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田村薫

父の会社を継いだ二代目社長。 同じ境遇の人たちが身体を壊し親の会社を辞める事例を見た。 原因は親子の確執。原因を解明し、二代目専用コミュニティを通じて、中小企業の二代目が活躍できる状態を目指して活動中。 著書『親の会社を継ぐ技術』https://amzn.to/2JzrqcT

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