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動き出す7秒前に行動は決まっている!?

一言でいうと

7秒前に行動は決まっている

活用シーン

自己啓発

内容

マックス・プラン研究所のヘインズ博士の実験。
0.5秒間隔でランダムにアルファベットが表示され、画面が切り替わるテレビモニタを居ながら、被験者は両手にボタンが付いたレバーを握ってもらう。
好きな時に左右どちらかのボタンを押すのですが、そう考えたときに表示されていた際にモニターに表示されていたアルファベットをおぼえておいてもらうという実験。
その際の脳の状況を、fMRIという装置で観察した。

結果、被験者が選んだボタン(左右のどちらか)を決める7秒前にすでに脳ではボタンを押す準備を始めていたことが分かった。

『脳の取扱説明書』木ノ本景子

この実験、わかりやすく言うと、
「よし、左のボタン押すぞ!」
と心に決める7秒前には、左手を動かす信号を脳が出し始めていた、ということです。

こういうと不思議に見えますが、たとえば、野球なんかでもピッチャーが投げたボールがバッターのところに来るまでの時間は、約0.4秒といわれます。一方、脳が指令を出して筋肉が動き出すのにかかるスピードが約0.3秒と言われています。ハッキリ言って考えている時間はありません。逆に言うと実は、ピッチャーの手からボールが離れる前に、バッターはスウィングを開始しています。

ボールをよく見ろと言いますが、普通に考えて見えていない(苦笑)
それより先に、もうどのタイミングでどうやってバットを振るか決めてる、というのが正しいのかもしれません。

となると、自分の意思ってどこにある?という話になります。
この実験は、その問いをめいかくにした重要な実験と言われてるようです。
実際にこの実験の中で、7秒前の脳に起こった変化から想像されるものとは違う結果になった場合があるようです。それが、ギリギリで本人の意思が介入したケースとのこと。

私たちは自分の意志を反映させるのには、相当な注意を払う必要があるのかもしれませんね。


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