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営業成績を上げたければ、相手と同じ服を着ろ!?

一言でいうと

相手の服装に合わせると、信頼を得やすかった

活用シーン

セールス、共感、仲間意識

内容

1970年代若者の服装は「ヒッピー」と「保守的」に分かれていた。
この時に服装の影響力に関する実験が行われた。

キャンパス内で大学生に、「電話番号を交換しよう」と声をかける。

・学生は自分と同じ格好(ヒッピーか保守的か)をしている研究者とは2/3の割合で番号を交換した。
・自分と反対の恰好をしている場合、交換に応じる割合は半分以下だった。

この法則をうまく利用したのが、アメリカン・エキスプレス。
営業に学生のような格好をさせてキャンパスに送り込み、売り上げを伸ばした。さらには、恰好だけでなく学生を雇うことでさらに売り上げは急増したとか。

『カリスマは誰でもなれる』オリビア・フォックス・カバン

人間って根源的に「敵」と「味方」を区別する手掛かりを探していると言います。例えば言語。少数民族の間では、民族間で異なる言語を使うのが一般的ですが、その理由は「言葉で仲間かそうでないかを区別する」ためだと言います。

そういう意味では例えば、服装の傾向の違いやふるまい、言動などで、敵か味方かを判断していることはけっこうあるようです。出る杭は打たれるというのも、仲間の外の人間に対する圧力ですね。

そういった仲間意識を、ビジネスに活用したのがアメリカン・エキスプレス。きっと同じ格好をした学生風の人に勧められたら、なんだか悪いものじゃない気がするんでしょうね。


ということは、オジサンがギャルのナンパを成功させるなら、たとえばギャルの恰好をすればギャルはおちやすいのでしょうか?
それは逆効果かもしれません。
よほどうまく化けられたら別でしょうが、それはまた違った趣味になりそうで怖い。


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