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デミングの14のポイント

一言でいうと

どうやるか?というより、人の能力を発揮させる環境が重要

活用シーン

組織マネジメント、仕組化、組織内システムの構築

内容

「PDCA」の考え方を日本で広めた人と言えるW・エドワード・デミングがビジネス効率を向上させる14のポイント。心理学にも精通しており、その要素が随所にちりばめられている。

1.製品とサービスの品質改善に対する目標の一貫性を確立する。
2.新しい哲学を採用する。新しい物の考え方を採用する。
3.品質向上実現のためには、検査に依存することをやめる。
4.価格だけを基準に供給業者を選ぶ習慣をやめる。
5.品質と生産性向上のために、製造とサービスの全システムをたえず改善する。
6.オン・ザ・ショップ・トレーニング(OJT)を制度として確立する。
7.リーダーシップを確立する。
8.全員が会社のために効率的に働けるように不安を取り除く。
9.部門間の障壁を取り除く。
10.欠陥ゼロや新しい生産性の目標などを強いるスローガン・勧告をやめる。
11.目標管理や数字で表わされた目標やノルマをやめ、リーダーシップで運営する。
a.工場内で数量割当て(Quotas) をやめること。リーダーシップで置き換えること。
b.目標による経営をやめること。数次や数値目標による管理をやめること。リーダーシップで置き換えること。
12.管理者、技術者、現場作業者から働くことの誇りを奪うような障害を取り除く。
a.時間外労働者から彼らの仕事に対する誇りを奪うような諸障害を取り除くこと。
b.管理職や技術者たちから彼らの仕事に対する誇りを奪うような諸障害は取り除かなければならない。
13.教育と自己啓発のための有効なプログラムを確立する。
14.変革を成し遂げるために全員を巻き込む。

とくに、8については、近年非常に注目度の高い「心理的安全性」に関わる部分でもあり、ホラクラシー経営といった観点にも肉薄する内容ではないかと個人的には感じる。

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