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人を操る「ニオイ」の力

一言でいうと

ニオイで人の能力も性格も変わる

活用シーン

自己啓発、空間設計

内容

ラドバウド大学 ホランド博士の実験

50人の学生にPC上の単語を探す実験。
学生には気づかないくらいの洗剤の香りを嗅いだ場合
「清潔」「片付け」などの単語を素早く見つけられるようになった。
さらにその日の予定を聞くと、「部屋を片付ける」「車を洗う」といった掃除に関わることをこたえる確率が高かったそうな。
また、クラッカーを食べるときに口元からクラッカーのかけらをふき取るという行動が3倍も多くなっていたとか。

ブリガムヤング大学のケイティ博士の実験

2人一組になったペア。一人は無香の部屋(A)、1人はシトラスの香りの部屋(B)に入ってもらいます。
①片方の被験者に12ドルの現金を渡し、隣室のパートナーと分けてもらいます。Bのシトラスの部屋の人は、パートナーに対し平均5.33ドル渡したのに対し、Aの無香の部屋のひとはパートナーに2.81ドルしか渡さなかった。
②さらに慈善団体への寄付への意向を尋ねると、Aの部屋の人は寄付を希望したのは6%にたいし、Bの部屋の人は22%の人が寄付の意向を表明した。

清潔感のあるニオイで、人は道徳的になると結論付けた。

『脳の取扱説明書』木ノ本景子

怖いなぁ、と思うのは本人が気づくことのないほどのにおいで、このような変化が出てくることです。ということは、お店は「ものを買いたくなるニオイ」を漂わせるとか、病院は安心感を演出するニオイを漂わせるとか、そういった工夫はできそうですね。

そういえばある貸し会議室は、午後になるとほんのりと柑橘系の香りがする(ような気がします)。あれも眠気覚ましの効果なんかもあるのかもしれません。そういやバブルのころ、そういったニオイのコンサルタント的なのがいたような・・・。

まあなんにせよ、気が付かないほどのにおいで人は動かされます。もし、不正が起こりやすい会社であれば、それはニオイが原因なのかもしれませんよ?


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