小言は人を無能にする
一言でいうと
リスクを感じている状態では冷静な判断を下せない
活用シーン
組織マネジメント、自己啓発
内容
ピッツバーグ大学、カリフォルニア大学バークレイ校、ハーバード大学の研究チームが行った実験。
平均年齢14歳の男子10人、女子22人の被験者に、あらかじめ録音してあった母親の自分に向けた小言を聞かせ、脳の働きを測定。
「否定的な感情と関連する脳の領域が活発になり、感情のコントロールをする領域と客観的なものの見方をする領域の活動が低下した。要するに、ふだんなら冷静に判断できるようなことができなくなってしまっているということです」
『脳の取扱説明書』木ノ本景子
人を自分が思うように動かしたい、と小言を言うのだと思います。
しかし、小言を言うことで、相手はますます判断力を低下させ、望む結果には遠のいてしまうようです。
この実験では、子どもを対象に「母親の小言」という組み合わせです。これは想像するに、権威者とそれに服従する人、という構図じゃないかと思います。つまり、上司と部下の関係においても、同じことが起こっているのではないでしょうか。
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