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沢山の項目のアンケートは評価を下げてしまう?

一言でいうと

あまり考えないほうが好きになれる

活用シーン

イメージ戦略、ブランディング、アンケート

内容

英国の研究者による。
大学生たちにトニー・ブレア元首相について尋ねる。
「よいところをたくさん挙げてほしい」と。
その数が増えるほど、ブレア元首相への評価はおちた。

夫婦間において同様のことをすると、やはり魅力のポイントを少なく言わせたカップルほど相手に対する評価が高かった。

『ヒットの設計図――ポケモンGOからトランプ現象まで』デレク トンプソン (著)

要は、その人について「たくさん挙げる」という苦労を伴うと、そもそもその人への印象はよくなくなる、という話。たとえ「よいところ」をたくさん挙げるよう指示されたとしても、印象は下がるそうです。

ここで気を付けたいのが、ありがちな「利用者アンケート」です。
何ページにもわたるアンケートで、色々知りたいのはわかりますが、お客さんによるブランドイメージ、毀損してるかもしれませんね。


それぐらい人は、「考える」ことがキライなんじゃないかと思います。脳は様々な処理を非常にシンプルにパターン化します。そのパターンを外れて何かをやれ、と言われるともはや苦痛しかない、という感じでしょうか。

そういえば、自分一人で考える時間を持たされるよりかは、痛くても刺激があるほうがいい、という実験もありました。


例えばブランドをそれなりに確立したいなら、たとえば発音しやすく書きやすいとか、認識しやすいとか、そういう工夫も必要かもしれません。対話は、さほど答えるのが難しくないもののほうがいいのかもしれません。

どうやら脳は、私たちが思った以上にズボラなようだから。

本を出版しました(^^)/



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