見出し画像

本業にまい進している人が取り残され始めている現実

大企業で出世を目指している人が馬鹿に見えてしまう。
こういうと反発を受けるかもしれないけど、それが私にとっての現実だ。
AIのみならず、業務の効率化で人は減らされていく。
今企業では、自分の席をなくすための仕事をしている人は多い。
彼らはSNSを禁じられ、仕事に集中せよ、と言われた挙句、リストラの恐怖におののく。

一方で、twitter界隈では、自分発信が盛んだ。
入社一年目の新入社員、うつ病で休職中の人、学生などなど。
そして彼らは、数千人から万人単位のフォロワーを持っていたりする。
こうなったらもはや、ちょっとした広告媒体である。


前者は会社を去ることがリスクだが、後者は何のリスクも持たない。「現在」という一点を切り取ってみると、大企業の社員はまだまだ勝ち組であることが多い。インフルエンサーを目指す人で、相応の収入を得ているのは一握りであろう。

しかし、大きく違うのは、大企業の仕事は用意された仕事に自分を合わせなければならないということ。逆に、twitterの住人は何の縛りもない。自分を活かすフィールドを見つけ、それと活動が合致した時に一気に収益化が可能になる事がある。

皮肉なことにかつての勝ち組は、勝ち馬に乗ったことが次の勝ち組への道を遠ざけてしまっている。本当に自分の居場所はここなのか?という問いから目を遠ざけざるを得ない環境に身を置いてるといえよう。

今の時代となっては、どちらの立場もある意味では不安定。大事なのは、その不安定を「自分の意志で選んでいるのか?」ということではないかと思う。


ある大企業に勤める友人がこんな話をしていた。
「5年後自分はあの席に座っていて、10年後上手くいけばあの席に座る。役員になるのは無理だろうから、その後は地方を同じ立場として転々とする。自分の未来の限界がもうすでに見えた時点で、この会社で勤めるモチベーションがもてなくなった」

この春彼は、出向が決まったと同時に、その大企業を退職した。


頂いたサポートは、日本の二代目経営者のこれからの活躍を支援するために使わせていただきます。