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ザイアンスの法則はモノや写真でも有効

一言でいうと

人はなじみのあるものが「好き」

活用シーン

営業、販売、マーケティング、人間関係、恋愛

内容

1960年代心理学者ロバート・ザイアンスの実験

・意味のない言葉、
・でたらめの形
・漢字に似た文字

等を実験参加者たちに見せてどれが好きかを答えさせた。
結果は何度実験を繰り返しても同じ結果が得られた。

人々は言葉でも変な形でも、一番目にする機会が多かったものを選ぶ。
単に一番多く見せられたものを好きだと答えた。


『ヒットの設計図――ポケモンGOからトランプ現象まで』デレク トンプソン (著),

本書では例えば、なじみのある動物を好きと感じるとき、進化論的にとらえるとこう言えるのではないか、と言っている。
「もう一度その動物を見る機会があるということは、その動物は自分を殺さなかったから」

なるほど。
太古の昔、人類が一撃必殺の動物に出会っていたら、その動物を二度と目にすることはない。つまり、二度目にできるというのは、自分にとって安全(と言い切れるかどうかは怪しいが)であると言えそうです。


ところで、「ザイアンスの法則」「単純接触効果」というのはビジネスの世界ではけっこう有名ですね。営業において、相手に好かれるためには、何度も顔を合わせる工夫をせよ。また、商品が認知され、スキと感じていただくためには、何度も露出せよ、と。

この考え方の基礎を作ったのが、ここでご紹介した実験ということのようです。ちなみに、この効果はこんな実験でも似た結果が出ているようです。

こうやって考えてみると私たちの「嗜好」は、実は案外単純なもののように思えます。たとえば、納豆が食べなれている関東の人にとって、納豆は朝食の必需品でした。しかし、関西においてはその習慣がなく苦手な人が多かったわけです。

ところが、最近は関西でも子供に食べさせる家庭が増えたため、関西人は納豆が苦手、というパターンは崩れつつあります。

それを突破するのは、「納豆がキライ」という思い込みを如何に突破するかでしょうね。人や物の好き嫌いを考えるとき、このザイアンスの法則は頭の片隅においておくと、いろんなアイデアを思いつくこともあるかもしれませんね。


まあ、そんなことで、今日も私の本の表紙画像を皆さんに見ていただこうと思います(笑)

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本を出版しました(^^)/

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