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20200813迎え火を焚きながら

連日驚異的な暑さの日々のなかでお盆の迎え火を焚きました。
松本のマンションもちょっとしんどい暑さ。

木曽に帰ると暑いけれども空気の密度が違うのでホッとします。

こっちに戻っておいでー。ここがあなたの帰る場所だよ。

夫の両親が相次いでなくなって3年目、長男が亡くなって5年目のお盆。

この時期に体調を崩すこともあったけれど、今年はそれもなくつつがなく過ごせてありがたいです。

ただ暑いので熱中症に注意です。
そして木曽の家にいて自分のモノを片付けしています。

どれだけモノを持っているのだろうとちょっとげんなりしながら。

4月に松本に引っ越したことをきっかけにモノを随分処分しました。
でもモノを置く空間があるとどうしてもそのままで置いてしまうのだなぁとしみじみです。

数年前までボランティアでしていた資格の本はリサイクルに。これ以上は使わない紙袋もリサイクルに。
使ってない新品の文房具も多くてこれは福祉団体へ寄付。。

夫の両親はモノを捨てられずにいたので家を処分するまで時間がかかりました。夫が2年半コツコツ土日を使って片付けをしてました。ヒトが亡くなるとその方の生活の品を誰かが処分しなくてはいけないです。

長男の亡くなったときはとてもキツかったけれど、3カ月ほどで彼の部屋のモノを処分しました。もちろん長男が亡くなったことを受け入れることすらむずかしかったです。夫と話し合い家族と数人の同級生に見送っていただき荼毘にふして。。亡くなってから1カ月後に告別式を行いました。個別にお参りいただく方々もいてくださったので混乱を避けるため。そして家族の気持ちの整理をつけるための告別式。。
そこから彼が使っていたモノの片付けに入りました。


きっかけは次男が「おにーちゃんのモノがさびしーっていってるみたいだ」と言うコトバでした。



片付けして使っていたゲームソフト、ゲーム機は分類しておいて、家まで来てくれた長男の友人のひとりにあげました。
そしてお盆や命日にお線香を手向けに来てくれた同級生や後輩に希望を聞いて読書家だった彼の本をあげました。


夫とよく話すのは「好きな人を悲しませないこと」です。
わたしは夫の両親と長男の死から「今、生きているヒトが第一で笑顔になれる最善をする」ことを学びました。



今日は自分の中学と高校の卒業アルバムをみてなつかしくなりました。
中学のアルバムは気に入った仲間とアルバムの後ろにカラフルな寄せ書きをしていました。今ならスマホで画像でも撮るのかな。

松本のマンションに持っていったのは大学の卒業証書。中学と高校の卒業アルバムはそのうち必要な部分のみをscanして処分する方向へ。

小学校、中学校、高校、大学の校歌を歌えることを思い出して鼻歌を歌いながら片付けをしています。

木曽の家には自分の部屋があり、息子との思い出を少しずつscanしたり画像にして処分しています。

例えば次男の保育園のアルバムに載せる親のメッセージ。これは紙で書いてあってまだ捨てられないです。でもそろそろいいのかなぁ。この頃の思い出は私の中で宝石のようにキラキラしてます。

そのキラキラした思いをこころにぎゅっと抱きしめられれば、カラダもポカポカしてきます。

おとーさん、おかーさん、おにーちゃん、いい思い出をありがとう。
部屋はさっぱりしちゃってるけれど、ここはそのままだよ。




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