テレビ東京 ドラマシナリオ

「知らない人たち」1話

PM8:00

「ダイニング、台所
夕食後、夕食終わる。
アク、皿を洗っている。」

きいろ「ごちそうさま! アクさん、料理うまいんですね!」
(きいろ、喜びながら言う。カメラを回しながら)
アク「こんなのとって、面白い?」
きいろ「日常的なのがいいんですよ? アクさん、るんるんしてる!」

アク「るんるん?」
きいろ「そう! るんるん洗ってますよ!」
アク「そうかな?(照れながら言う) キャンとジェミは皿洗いしなないから、しているだけなんだけど」
(そこにジェミがやってくる)

ジェミ「ジェミニちゃん! 登場!」
(ハイテンションでやってくる。仮面ライダーのポーズとる。カメラ持ってきていて、アクの皿荒いの姿をとる)
(パシャ、パシャと)
アク「ジェミ! 何かっこつけてんだ!」
きいろ「かっこつけたら、かわいいじゃないですか?」
(きいろジェミを褒める)
ジェミ「皿洗い、頑張っているねー!」
アク「洗ってみるか?」
(アク、ジェミニ苛着きながらいう)
ジェミ「ジェミちゃんは、天才的な料理しか作らない!」
(アクのいらつきに対して、ジェミ、天真爛漫に言う)
きいろ「何を作るんですか?」
ジェミ「味噌汁の中にゆでたスパゲティ入れたり、ポテトサラダをご飯と一緒に炒めたり、大根切って焼いたり! もうアーティー!」

アク「思いつきな、ワンパターンなだけだろ?」
ジェミ「ばれた? でも、それは、ヒ・ラ・メ・キ!」
(ジェミ、ウインクしながら語る)
きいろ「ぶっ飛んでますね!」
ジェミ「そう! ぶっ飛んでるの!」

(会話はずみながら、皿洗いの作業は続く)


PM10:00
2F 女子部屋

(きいろ、しばらくして2Fの女子部屋に行く。
 そこにキャンがいる)

きいろ「きゃんさん、アクさんのご飯おいしかったですね!」
きゃん「おいしかったね。アクは上手だから」
(しばらくすると、きゃん、遊び始める)

きいろ「何してんですか?」
きゃん「猫ごっこ!」
(きゃん、四つん這いになって、空に向けて、手足を伸ばして、左右、上下に動かして、その後、猫の背伸びのまねをし始める)

きいろ「猫ごっこ?」(きいろ、こわばる)
きゃん「私、夜になると、私子供になって、遊び始めるの!」
ジェミ「きゃんが子供になり出した」
(部屋を通過して暗室に行く課程で言う)
(アクもやってくる)
アク「ああ、また子供に戻り始めた」
きいろ「何なんですか?」
アク「きゃんは、夜になると狼男になるように子供になるんだ。」
きいろ「子供?」
アク「そう、子供。 」
きゃん「次は、さーんりーんしゃー!」
(さーんりーんしゃ! と言い出すといきなり動く。1Fの玄関におりていく。
 おりて玄関になる三輪車に乗り出す)
きいろ「きゃんさん、どうしたんですか?」(きいろ 追いかける)

きゃん「きゃはははははは! 三輪車! 三輪車! はやいよ はやいよ!」
(きゃん、三輪車に乗って玄関先の外に行く。 回る)

アク「昔はこんなじゃなかったのにな....」
(アク、ため息交じりに言う)

(はしゃぐ きゃん。しばらくすると、突然悲しい顔になる。夜空を見て)
きゃん「パパはあの星の正座だった。今は落ちて化石になった。ううううううう・・・・」
きいろ「星座? 化石?」
(きいろ 女子部屋の星座の表を思い出す。そしてジェミの土掘るシーン思い出す )
アク「きゃん! 遊びはその辺でいいだろ! すみません、こんな所を見せて」
きいろ「ああ、面白い絵がとれて、大丈夫ですよ。何かあったんですか?」
アク「まぁ、いろいろと、、、。きゃんの妄想ですよ。」
(アク言葉を濁す。)
きゃん「はーい!」(無邪気に答えて、きゃん、家に戻る)
きいろ「(心の声:化石、星座て、何だろう?)」

(各々、家に戻っていく。)

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