宮腰 みずき

北海道は知床半島、羅臼町のシングルマザー。小学校4年と6年生の息子の3人親子。 母はア…

宮腰 みずき

北海道は知床半島、羅臼町のシングルマザー。小学校4年と6年生の息子の3人親子。 母はアウトドア好きな料理おばさん。 ADHDでマイペースな長男と天真爛漫な次男の子育てや、日々思った事を徒然と。

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最近の記事

表と裏と全部できみ。

ADHDの長男はよく行き違いでイザコザになる事が多い。 いつでもだらしない (精一杯やってHPが尽きて何も出来ないところばかりを見られている) 空気が読めなくて人を怒らせることばかり言う (目で見たものの意味を理解するのがとても難しいので、人の表情から感情を読み取ったり、周りの人の行動を見てやるべき事を推理、真似する事が困難) こうしてから、あーしてね。と言ってるのに全然違うことをする (短期的にも長期的にも言葉を記憶に留めることが難しいので理解が追いつかず、結果諦めて

    • 正しいサボり方を考える。

      7:29 ほとんど双子コーデだという事にお互い気付かないまま、兄弟登校。 この後、小6の兄失踪。 8:09 学校から電話 担任「おはようございます。ほむらさん、具合、どうですか?」 母「え?」 担任「昨日日曜参観だったけど、今日も学校あるんですよ〜」 母「えーと、7時半にはランドセルしょって出かけたんですど」 担任「ええ!今すぐ教員も車を出して探します!」 とはいえ大体居場所の目星は付いていた。 気づいて欲しくてサボったのだ。 分かりづらい場所に居ては意味が無い。 こ

      • ADHDの息子の母が、久しぶりに呟く。

        先日、あるスポーツの先生をしている人と話す機会があった。 彼はとても気さくで明るく、私の昔馴染みなので信頼している人の一人だ。 そんな彼が、教え子の事で参っていると言う話を始めた。 その教え子は私もよく知る子で、わかり易くいうと発達障害のあるこだった。 感情の起伏が激しく、情緒不安定だったり命令されることを嫌ったりするこだわりの強いタイプ。しかし笑顔が可愛くて、スポーツ万能、とっても優しいという一面もある。 我が家で言うと、ADHDの兄の方に傾向が似ている。 話を聞くと

        • 私は理想の自分を作るための黒子だった

          ずっと誰にも言えなかった違和感は、誰かに吐き出すにはあまりにも曖昧で形を成さないものだった。いつからかそれは自分さえもそれが違和感だということを忘れてしまうほどに長い時を経てすっかり私にこびり付いてしまっていた。ここに来るまで私は数え切れないほどの名もなき偉大な人たちと出会った。その度に感謝や憧れ、尊敬の念と同じくらいの劣等感を溜め込んでいたらしい。 いつから?と思い返すときっと思春期くらいからなのかな。それまでの自分は好きなことはとことん好きで、周りにどう見られても気にし

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        • シングルマザー、ゲストハウスを作る
          2本

        記事

          答え合わせ

          気がついたら懐かしい窓辺のソファーに座っていた。窓の外からは人工の滝壺へ水が落ちる聞き慣れた音が聴こえる。何分、もしかしたら何時間もそうしていたのかもしれない。いつの間にか足元で父が声を上げて泣いていた。 ベランダの鉄柵が今まで長い事仲良くしていた鉄格子の部屋を思い出させてぼんやりと状況が呑み込めてきたが、なんだか視界に入るもの全てがまるで映画館のスクリーンに映し出されている映像の様に見えた。 射撃の訓練で高得点を叩き出したときも 銃剣で人を刺した後の筋肉の収縮を計算して

          答え合わせ

          今、声を上げて

          震災から3日。電気が戻ってしまうとまだ3日!?ともっと前のことの様な感覚になってしまいがちですが、今もまだ甚大な被害が続いてる地域も有り、1日も早い被災地の復興を願うばかりです。 こんな大変な中、自分も被災しているのに寝ないで復旧作業をしてくれる人もいる。 その方達のおかげで羅臼にも日常が戻ってきました。 そして次に当たる壁は、人が居ない。 昨日、今日とカフェは1組~2組のお客様。ビジターセンターや自然センターも来客数がガクッと落ちている様子です。相次ぐキャンセルに観光業の

          今、声を上げて

          燃える空に笑う

          色々考えた末に【シンクマザーゲストハウスを作る】は別個シリーズ化する事にして、後は自由にnoteに書き記す事にした。 ここ最近どうも調子が悪かった。 いつでも眠いしいつでも怠い。1日の中でシャキシャキッと動ける時間がどこにもなかった。 少し休もうと横になっても脳みそはフル回転していて常にオーバーヒート状態だ。 休み方がわからない。と言った表現が近いかもしれない。 睡眠時間が短いわけでも労働時間が極端に長い訳でもないのに。だ。 そこで整理するために不安要素を書き出してみる。

          燃える空に笑う

          シングルマザー、ゲストハウスをつくる。vol.1

          初めまして。 北海道知床半島に位置する羅臼町で小さなカフェを経営しております 宮腰みずきと申します。 これからここには、2人の息子と一緒に暮らしながらゲストハウスをつくるまでのアレコレを綴って行こうと思います。 今これを読んでくださっている方全員が、私の決意の立会人です。 シャチよりジブリ長いので、面倒な方は一番下の4行だけ読んで頂けたらいいです。 20代になりたてのころ、ワーキングホリデーで一年間ニュージーランドに居たことがありました。 目的はシャチとクジラ。 地

          シングルマザー、ゲストハウスをつくる。vol.1