かっぱさんの退会秘話

私が退会した直のきっかけになった事件の話をしときましょか。

結構な役職を持ったままではあったんですけども、活動はしないって決意をして1年ほどたった頃だったっすかね。今みたいに是々非々なんて発想はなくて、完全にアンチマンな状態で、それでもしつこく家庭訪問を受けて活動への復活を勧められ学会嫌悪度マックスだった頃でした。地区の婦人部長が訪ねてきても、口もきかずに玄関をバンって閉ざして追い返したりしてましたね。私が活動を止めてしまったのを見て、仲の良かった3人の活動家が「やっぱりそうよな、やっぱり変よな...」とか言い出して活動を離脱したりして、私がそれを唆してるとか噂をされ、組織をかき回す厄介な会員だとみなされてたんだろうと思います。ま、実際、数字だけ追いかけるような新聞啓蒙はやめるべきだと色々と入れ知恵的なことをしてましたし。

そんな頃、朝になると玄関の前に犬の糞が転がってることが多くなったんす。犬の糞を片付けないマナーの悪い人が居るんだなと思っていました。で、いつも犬の散歩をしてる愛想のいい学会員さんがおりまして、その人から近所の犬飼い情報を聞き出そうと相談してみたんです。その人は、さほど活動熱心なわけではなくて、信心の話とかするわけでもなく、ただお散歩中にばったり会えば、気さくに声をかけてくる感じのいい人で、学会員さんというよりも、単に気のいい近所のおばさんだと思ってました。その人に「犬の糞を片付けないような人っておるんかなぁ?」って聞いてみたんです。そしたら、普段は信心の話などしない人なのに「そんな心ない人もいるのよね、だから広宣流布していかないと。でも、気づかない間にご近所さんに嫌われてるってこともあるのかもしれないわね。だから信心が大切なのねー。悩みがあるときこそ、また祈ってみたら?」みたいに珍しく説教かまされたんすね。ん???って思いましたけど、「まあ、まあそうですね。。。」って言って別れました。

で、数日後の朝、窓越しにその方が犬を散歩させている姿を発見。片手には片付けた糞の入ったコンビニ袋・・・。うちの玄関の前で立ち止まったなと思ったら、バラバラ・・・っと袋の中身をばら撒くところを見てしまったんす。「えええーーー?」って声が出てしまい、それに気づいて振り向いた彼女と目が合いました。彼女はそわそわした感じで、そのまま去っていきました。

周囲の婦人部さんからも「あなたは悩みがないんでしょ?幸せなんでしょ?だから信心を離れられるんじゃないの?」とかよく言われてましたし、「人に嫌われたりして悩みがあるならお題目よねー」とか珍しく説教かましたときの彼女の台詞が蘇ってきて、「あー、悩みを作ってくれたってことですか。これを信心を再開するきっかけに!ってわけですか。」と思いましたね。はい。犬の糞害を相談したから思いついたのか、そもそも彼女の仕業だったのか、それはわかりませんけれども。

彼女と直接ケンカをすればよかったのでは?と、今は普通に思うんですけど、当時の私はそれを見て、なぜか地区婦人部長に文句を言って行ったんです。学会員にこんなことをされたがどういうことだ!と。(ま、私も十分おかしかったんすよね。。。)婦人部長には「そんなことをするはずがない。そんな風に人を悪く言うなんてあなたがどうかしてるのでは?」とか言われました。

そのあと、どんな時系列だったかは記憶に薄いっす。他にもいろんなことがあったように思うんすけど、ある日、地区の二人の壮年部員がうちを訪ねてきたっす。旦那がまだ帰ってくる前、19時くらいだったかと思います。

旦那が帰ってきてない時間、二人のデカイおっさんが訪ねてきて「話がある!」と大きな声で言われても、普通応対しませんわな。それが、玄関のドアのガラス部分が割れるんじゃないかってくらいガンガン叩くんです。怖いし、でも割られてももっと怖いし・・と思ってドアを少し開けると「仏壇を見せろ」と言って押し込んできたんです。「おまえは日顕宗らしいな!」とか「会員の悪口ばかり言って人を貶めるような真似をして何を企んでいるんだ!」とか、そんなことを大声で言ってましたね。

そのときはまだ普通にソーカの仏壇がそのままありましたし、お姑さんの集めた池田先生グッズや写真などが飾られていて、新・人間革命が並んだ本棚のあるソーカど真ん中な仏間だったので、それを見てアテが外れた感じだったのか、おっさんたちは少しクールダウンしました。そのタイミングで110番するフリをしてみせようとしたんですけど、本当にかけちゃって、それを見たおっさんたちは帰っていったんす。110番したものの帰っていっちゃったんで、警察には「すいません、もうなんでもありません。」って言ったんですけど、怖いことがあったのなら...と相談窓口を紹介してくれました。

さらっと書けばそれだけ?と思うかもしれませんけども、まー、怖かったですよ。

そんな行動にでる理由もよく理解できないし、だからどれくらいエスカレートしていくか想像もつかないし、私自身も嫌悪感マックスで怒り心頭状態でしたし、ちょっと普通の人たちじゃないわ・・・と深刻に感じたので、これは一刻も早く縁を切らねばと思い、退会届の本部郵送っていう手段をとったんす。

(ちなみに、あとになって分かったんですが、退会届の本部郵送では退会は成立してませんでした。支部で書類をかいてもらって本尊の返却をして、それではじめて統監から削除されるんだそうです。)

その後、法律相談に出掛けてみたり、警察の相談電話にかけてみたりしたけど「その後なにもないのならそれで収まったのでは?ご近所トラブルは変に騒がないほうが早く収まりますよ」とか言われて、ご近所トラブルかあ?とも思いつつ、まーそうかもなーと思い、被害届等は出さなかったです。それっきりその壮年部さんたちとの接点はありませんが、お散歩おばさんにはちょいちょい出くわしますよ、何事もなかったような顔で会釈程度でサラッと。他の婦人部さんたちも、退会したのだからといくら言っても「一友人として」座談会のお誘い等に来られます。しばらくの間、ずーっと苦痛でした。

そんな人達は今でも来ます。が、私の中での学会ヘイト値がすっかり下がっちゃって、やっと笑えるようになったってなところが現在地です

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