noteで始めるスモールビジネスが楽しい理由
はじめに
初めてnoteでコンテンツの販売ということをしてみたのですが、だいぶ売り上げも落ち着いてきたので、一度データを元に振り返りをしようかなと思います。
最初に書いておきますが、「これを読んだらnoteで売れるようになる!」とか「有料noteでぼろ儲け!」的内容ではないので、ご了承下さい(残念ながら、私はぼろ儲けできませんでした。ぼろ儲けしたいです)。
販売中のnoteは以下です。
また、私がnoteを始めた理由に関しては、以下に書きました。
端的に言うと、新しい高級レンズが欲しかったのです…いわゆる遊ぶ金欲しさってやつです。「好きなことをして生きていく」とか「会社を辞めてフリーランス」とかそういう高い志は一切無いです。
最初は、レンズ買うお金が稼げなかったら潔く1回で撤退しようと思っていたのですが、何故かレンズ買うお金が全然稼げてないのに、レンズを購入した上で、noteを続行するというミラクルな結果になってしまいました(笑)
というのもnoteをやってみて、初めて分かったことがたくさんあったのと、何より「何かを企画して、作って、宣伝する」というnoteで実践した小さいビジネスが自分とって刺激的だったからです。このnoteではそのような気づきを少しでも皆様にお伝えできればと思います。
なお、このnoteは有料設定ですが、私のnoteのアクセス数とか売り上げのデータ以外は全て無料で読めます。noteに興味あるけど、どうしようかなと悩んでいる人は、参考にしていただければと思います。生々しいデータがみたい!という人はお金を払って下さい。自分以外にそんなものみたい人いるのか分からないですけどこれも実験です(笑)
noteを始めて分かったこと
本当にたくさんのことが分かったのと、得たものが非常に多かったのですが、ここでは以下3点をご紹介した上で、今回の有料note販売の振り返りをしたいと思います。
- 有料noteで何かを売るのは楽しい!
- 有料note初めても意外に叩かれたりしない
- 有料noteは簡単に売れないけど続ける価値がある
有料noteで何かを売るのは楽しい!
最初に思ったのが、何よりnoteで何かを企画して、作って、宣伝して売るという経験自体が凄く楽しかったということです。
よく考えたら、自分って会社やバイトで働いたことはあるのですが、本当の意味であんまりビジネスを分かってなかったなということを今更ながら痛感したのです。
具体的には、私はモノづくりの会社で働いているのですが、会社の大まかな仕事の流れは以下になります(本当はもっと細かいですがあくまで概略図です)。
私はエンジニアなので、実際に会社で行われる仕事のフローのうち、関われるのは基本、モノづくりと、その上流・下流のつながりの部分(上図の赤の部分)くらいなのですよね。製品の規模によっては、モノづくりのそのまたほんの1部分しかやらないということも多いと思います。
だから、自分が作るものが本当に必要とされているのか、作ったものが本当に使われているのか、買った人は喜んでいるのか、ほとんど知る機会ないですし、それが当たり前と思っていました。
それがnoteだと以下のように、企画して、モノづくりして、宣伝してということを全て自分でやる必要があります。
しかも、noteを買ってもらった読者から直接フィードバックをもらうことができるので、次はどんな方向性のものを作ろうか?とか、ここらへんを直すともっと良いものができるかも!とか、どうやってよりたくさんの人に知ってもらおうかとか、色々考えさせられるのですよね。
多分、これってビジネスで当たり前のことなのですが、今まで働いていたはずなのに、何も考えられていなかったなと…当然会社でやるビジネスとは規模としては全然違うのですが、こうやってビジネス全体の流れを体験するというのは初めての経験だったので刺激的でした。今では、こういう経験はもっと若いうちにするべきだったなと思っています。
また、noteだと購入した読者もお金を出している分、真剣にコンテンツに向きあっているのではないかと推測しています。その証拠に、読者の方から「うまくできた」という感想や「ここが分かりにくかった」というフィードバックをたくさんもらえました。無料でブログで記事公開して数万人にみられても、こういう声って実はほとんど聞こえてこなかったりします(むしろネガティブなコメントばっかりだったり)。
最近は、コンテンツによっては、ブログで公開して数万人にみてもらうより、noteで数十人に買ってもらう方が、作者にとっても読者にとっても良いことで、価値のあることなのじゃないかなと思ったりもしています。
有料note初めても意外に叩かれたりしない
有料ってなると、結構反発する人が多かったり、何か言われたりすること多いのかなと、多少は覚悟していたのですが、驚くほど無かったです(もちろんこれから言われたり、私が気づいていない可能性はありますが)。
世の中の意識も、サブスクリプション(購読)型のサービスが増えたり、副業解禁の流れもあり、変わりつつあるのかもしれないなということを実感しました。
そもそも、人の目を気にして、何かをやらないというのは自分のタイプではないので、特にnoteをやることに大きな迷いは無かったです。自分の場合は、会社も副業禁止してないですしね。そもそも被雇用関係になるわけじゃないブログやnoteって副業ではないと自分は思っていますが(そうでないなら、ヤフオクもフリーマーケットも株も副業になりますが、皆何かしらやっているのではないでしょうか?)。
有料noteは簡単に売れないけど続ける価値がある
自分は最初高級レンズ1本分くらいを目標に掲げたのですが、残念ながら目標は未達でした(半分もいってないです)。時給換算しても、マックのバイト以下なのでお金だけが目的だったら、正直厳しいかなと思います。
ただ、有料noteを売るという経験を通じてお金以上に得られたものありますし、何よりスモールビジネスという経験が楽しかったので、今後も試行錯誤しながら続けていきたいなと思っています。本来の目的を見失うのは自分の悪い癖ですが、まあ今回はよいかなと。
また、noteならではのチャンスもあると思っています。具体的には、例えばブログって、やっている人は分かると思うのですが、基本的には広告収入なので、広告出したい人がたくさんいるジャンルのコンテンツしかお金にならないのですよね。クレジットカードとか脱毛とか美容とかですね。
でも、noteだとそれ以外のコンテンツでも、欲している人がいれば、そのコンテンツを販売できる可能性があるのです。図にすると以下でしょうか。
興味も知識もない分野のコンテンツを作るのは辛いし、広告出している人のためにコンテンツをつくるみたいで、私はやりたくないというかできないです(そもそも、ブログは自分のために書いているので)。
でも、noteなら自分の得意な分野で、好きなコンテンツを作って、読者に価値を提供した上で対価を受け取れる。そういう可能性があるのじゃないかなと思っています。今回、特にその道の専門家でもない自分が、「小説+人工知能」という取り組みで一定数noteを売ることができたことからも、その可能性は示せていると思います。
というかレンズもう買っちゃったので、レンズ1本分稼ぐまでは辞めれないのです!必死です!
有料note販売の振り返り
noteを販売したあと、こうしておけば良かったかな、これが良かったなということはたくさんあるのですが、主に以下2つのnoteを読んでおけばよいと思います。だいたい私が感じたことや、データから分かったことがほぼ網羅されています。
高いお金だして「有料noteで儲かる!」みたいなものを買う必要は無いと思います。当たり前ですが、誰でも稼げる方法があるなら、みんな大金持ちです。
結局は「こういうものつくると喜んでくれるんじゃないか?」という仮説を立てて、実際にコンテンツを作って、公開して、データをとって検証を繰り返すしかないのです。もちろん人によって作れる・作りたいコンテンツ、得意なコンテンツも異なるので自分でやってみるしかないと思います。
今回のnoteも、noteへのアクセスやnoteの購入履歴、自分が行った施作などをcsvにまとめて、Pythonで以下のようなグラフをつくって、要因ごとに分析しています。ちなみに、noteにはアクセス解析の機能がないので、毎日自分でスプレッドシートにデータをメモしています。レンズのためなので必死でした(笑)
ブログは1度もこんなことしたことないのですが、レンズのお金があるので必死です(笑)
最近読んだ以下の本によると、これからの時代では「PDCA」でなく「DCPA」むしろ「DCDC」だそうです。
noteはまさに「DCDC」を繰り返すのにうってつけのプラットフォームなのじゃないかなと思っています。
上記のデータは、基本的には自分のためのものなのですが、知りたい方のために、以降にモザイクなしのグラフと、生csvデータなどを紹介します。別に公開してもよいのですが、売り上げとかあまりに生々しい数字が出てくるので、有料にさせていただきます。
例えば、以下のようなことが、具体的な数字と共に分かります。
- グラフでnote購入で2回急上昇している期間があるが、その原因は何か?
- インフルエンサーに拡散されると、どのくらいのアクセス数があって、どのくらいnoteが売れるか?
- バズった数万PVのブログ記事からnoteにリンク貼るとどのくらい効果があるのか?
- 自分で何度も宣伝することは、どのくらい効果あるのか?
- noteはどのくらいの期間売れ続けるのか?
もちろん自分の例なので、そのまま他の人が違うことやったら全然違う結果にはなると思うのですが、前提とかを考慮すれば参考になる人もいるのではないかと思います。noteやる前の自分だったら、喉から手が出るほど欲しいデータですね。noteでは、今後もこういう仮説検証を繰り返していきたいなと思っています。
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