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最近読んだ人工知能に関する本の紹介

 最近読んだ人工知能に関する本の紹介です。

Interface5月号

 最近、インターフェースさんは、人工知能と名がつく特集ばかりしていますね。私もつられてついつい買ってしまうので、人工知能と名前をつけるときっと売れるのでしょう(笑)。人工知能の特集より「生体計測」の特集が面白かったです(笑)。画像処理の新たな領域の可能性を感じました。

 

人工知能を作る


 Raspberry Piを使って、ディープラーニングを実施する内容です。世の中には、Raspberry PiとTensorFlowと呼ばれるディープラーニングのフレームワークでキュウリの選果に取り組んでいる人がいて、その内容などが紹介されています。

 ディープラーニング関係の本って、綺麗なデータを使って理論的な仕組みを説明している本は多いのですが、以外に実データを使ってエンジニアリングするような応用例を紹介したものは少なかったりするので貴重な情報と思います。

 私もRaspberry PiとTensorFlowの組み合わせで色々実験していたりしますが、やはり実際にデータを取得するところからやると初めてわかることが多いです。実践は大事ですね。


人工知能の見る夢は AIショートショート集 (文春文庫)

 人工知能を題材にした小説です。エンターテイメントとしても面白いですし、色々考えさせられる内容もありました。

 最後に、人工知能で書いたという小説が出てきます。人狼ゲームをプレイしたログから、文章を自動生成しているとのことです。

 私はそれを読んで、興味深いし面白いなと思ったのですが、人狼ゲームという前提条件の元でのある意味サーカス的な実現手段で、最新の研究でもこれくらいかという、ちょっとした安心感を覚えました。

 自分でも一部人工知能を活用して小説を書くという試みをしてみて思ったのですが、私のようなプロとは到底よべないレベルの人間でも「文章生成においては、まだ10年は人工知能には負けないな」と感じました。まあ、何をもって勝ちとするかというところは、また難しいところなのですが…今のところは完全に自分の主観です(笑)

 ただ、ひょっとしたら、お金を儲けるための文章という意味だと、人間が負ける日はそう遠くはないかもしれませんね。ひょっとしたら、もう負けつつあるのかも。でも人間が文章を紡ぐ意義というのは失われることはないのじゃないかなと思っています。それについては、書くと長くなるので今日はこのへんで。 

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