からだのシューレ

「からだのシューレ」は、体型や食事に難しさを感じている方、からだと食べ物について社会と…

からだのシューレ

「からだのシューレ」は、体型や食事に難しさを感じている方、からだと食べ物について社会と自分とのつながりを考えてみたい方のためのイベントを開催しています。(https://karada-schule.studio.site/mobile-site

マガジン

  • ワークショップのレポート

    「なぜ痩せたいと思うんだろう?」、「かわいいって何?」、「カロリーは食べられる?」といった身体と食べ物についての素朴な問いを、文化人類学の知見を中心に参加者全員で掘り下げます。悩みがすっきり解決することはないけれど、悩みと社会の関係性が見渡せるようになるよう工夫しています。 ワークショップのレポートです。

  • 過去のイベント一覧

  • ゲスト講師をお招きしたイベントのレポート

    多彩なゲストをお招きし、身体と食べ物、そしてそれを取り巻く社会について語ってもらっています。例えばこれまでのキーワードは、恋愛、性、ネット社会、人工知能、胃袋、ブタ、トイレ、などなど。身近かつ、時に一風変わった言葉を手掛かりに多様な講師陣が世界をナナメから見て語るイベントです。

最近の記事

「コロナ下のからだ・会うことの意味と価値を考える」イベントレポ

こんばんは。からだのシューレ・水野梓です。 2020年12月19日に開催したオンラインワークショップ「コロナ下の〝からだ〟や〝会うこと〟の意味と価値を考える」、約30人のご参加をいただき、わいわいと終了いたしました。冒頭、メンバーの入室トラブルなどバタバタしてしまって申し訳ございません。 今回のイベントは、水野自身の「オンラインMTG・飲み会といったオンラインコミュニケーションがしっくりこない……みんなはどうなんだろう!?語り合いたい!」という思いから始まったのですが、参

    • 過去のイベント一覧

      vol.1 2016年3月30日 あなたはなぜやせたいのですか?-からだとマーケットの関係を見てみよう ▷レポート vol.2 2016年6月2日 からだと数字の不思議な関係―カロリーって何だろう? ▷レポート vol.3 2016年8月6日 ダイエットとけがれ ▷レポート vol.4 2016年10月22日 読書会『きりこについて』~自分らしさを考える ▷レポート vol.5 2016年12月3日 プラスサイズモデルNaoさん講演会 あなたのカラダは誰のもの? ▷レ

      • 新メンバー加入と新たな取り組みのお知らせ

        皆さんこんにちは!吉野なお(Nao)です。 今年はコロナ禍の影響もあり活動が控えめだった『からだのシューレ』ですが、8月には初めてのオンラインイベントも開催し、新たなワークショップも構想中。 内に向きあう時間が増え、私たちをとりまく社会について改めて考え直し始めた方も多いのではないでしょうか? 『からだと食べものについてもっと自由に考えよう』をテーマに掲げた私たちから、今後さらに自由な発想のイベント開催や展開を広げていくための新たな取り組みを2つお知らせします。 お知らせ

        • イベントレポ『なぜ私たちはダイエット広告に引き寄せられるのか?』

          こんにちは。吉野なお(Nao)です。 レポートが遅くなってしまったのですが、先月8月22日に、オンラインイベント『なぜ私たちはダイエット広告に引き寄せられるのか?』を、磯野さんと開催しました。 からだのシューレとしては、初めてのオンラインイベントということもあり、どのぐらいの方にご参加いただけるのか未知数だったのですが、結果的に34名の方にご参加いただけました。(zoomで行いました) ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました! 参加者の方たちとチャットを通してリアルタ

        「コロナ下のからだ・会うことの意味と価値を考える」イベントレポ

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        • ワークショップのレポート
          6本
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        記事

          オンラインイベント『なぜ私たちはダイエット広告に引き寄せられるのか?』告知

          noteをご覧の皆さん!お久しぶりです。 すでにSNSやメールマガジンなどでは告知していましたが、からだのシューレは、本日(2020年8月22日20時〜)オンラインイベントを開催します。 巷にあふれるダイエット広告、ダイエット本。ちょっと惹かれるところはあるけれど、違和感を感じたことはありませんか? 広告やブームに触発されて、ダイエットを試したことがある人や、うまくいかなかった経験のある人も多いはず。 私たちを取り巻くそんな『ダイエット広告』について、一緒に考えてみません

          オンラインイベント『なぜ私たちはダイエット広告に引き寄せられるのか?』告知

          摂食障害と三人の回復者~なぜふつうに食べられるようになったのか

          10月27日、東京都の男女平等参画推進事業「東京ウィメンズプラザフォーラム」内で開催させていただきました からだのシューレVol.23 「摂食障害と三人の回復者~なぜふつうに食べられるようになったのか~」 無事に終了しました(レポートが遅くなりスミマセン) 登壇者は、シューレメンバーである林利香さん、吉野なおさん、私の3名。 それぞれ、過食嘔吐、非嘔吐過食、拒食という違う症状です。 参加者の皆さまから申し込み時に質問を頂いていて、この質問に対して症状の違う3人がそれ

          摂食障害と三人の回復者~なぜふつうに食べられるようになったのか

          No. 23 摂食障害と3人の回復者

          2016年3月から始まったからだのシューレですが、気づいたらもう23回目。来場者ものべ500人を突破しました。まさかこんなに続くとは、感慨に浸っている磯野です。 さて今回の「からだのシューレ」は東京ウィメンズプラザで年1回開催される、東京ウィメンズフォーラムの一環として開催をさせてもらいました。名付けて「摂食障害と3人の回復者」。登壇者は、シューレメンバーのなおさん、真美さん、林さんです。 事前にいただいた質問に3名が答えていくという形でスタート。ここで出されたやり取りは

          No. 23 摂食障害と3人の回復者

          あなたのからだはあなたのものーシオリーヌさんの性教育が人権教育だった話

          助産師・精神科看護師であり、性教育YouTuberとして活躍する シオリーヌさんこと大貫詩織さん。彼女を講師に迎えて性を考える特集を企画したいと思ったのは、からだのシューレ・メンバーである林利香が自身の問題に向き合うためでした。 私は初めてのキスも初めてのセックスも好きな人とではありません。「自分に落ち度があったせいだ」と通報せず、痛む体を引きずるようにして帰ったこともありました。 あのとき、自分はどうすればよかったのか。 どうして自分のせいだと思ってしまうのか。 「この

          あなたのからだはあなたのものーシオリーヌさんの性教育が人権教育だった話

          【8/30(金)】からだのシューレ 新学期開始直前!Webの中でどう過ごす?〜二宮明仁さんトークショー

          あたりまえを脱ぎすてよう からだと食べもの、私たちをとりまく社会について考える 「からだのシューレ」。 新学期開始間近の「からだのシューレVol.22」は WEB空間での快適な過ごし方を考える企画です。 大手ネット企業の創業メンバーとして数々の人気ゲームのプロデュースを担当し、 現在はVTuberのプロデュースを仕掛ける二宮明仁さんをお迎えします。 (タイトルをクリックすると申し込みページにリンクします) ●からだのシューレ vol.22 8月30日(金) 新学期開始直

          【8/30(金)】からだのシューレ 新学期開始直前!Webの中でどう過ごす?〜二宮明仁さんトークショー

          人工知能化する食〜数理科学者・松田雄馬さんと「食べる」を語る

          糖質が多いのもは太るから食べられない。 目の前に出された食べ物のカロリーがわからないと、怖くて食べられない。だから誰かと外食することはとても難しい。 数理科学者の松田雄馬さんが書いた『人工知能はなぜ椅子に座れないのか』を読み、私は、栄養素や体重を気にしてしまう形で、拒食や過食に苦しむ人がしばしば口にする言葉を思い出していました。 松田さんの本にはもちろん摂食障害のことは何も書いてありません。 ですが人工知能の観点から「人間とは何か」を見つけようとする松田さんが描く世界に

          人工知能化する食〜数理科学者・松田雄馬さんと「食べる」を語る

          からだのシューレ 「性」について考える特集のご案内

          身体・食・生きることについての “あたりまえ”を問い直す「からだのシューレ」。 今回は、助産師、精神科ナース、性教育YouTuberとしてご活躍のシオリーヌさんと一緒に「性」について考える特集を企画しました。 安心できる空間で、いま一度、性について語り合います。 *タイトルをクリックすると詳細&申し込みページにリンクします。 ●からだのシューレ vol.19 7月5日(金)大人の学び直し・性教育 (19:00〜20:45 東京ウィメンズプラザ 視聴覚室C) 講師:シオ

          からだのシューレ 「性」について考える特集のご案内

          からだのシューレVol.17「こころを癒す食事会」

          こんにちは! シューレメンバーの鈴木真美です。 先日、「こころを癒す食事会」無事に開催出来ました。 今回の食事会には2名の方がいらして下さいました。 (お二人とも摂食障害ではありません。お一人は過去に過食嘔吐の経験) どんな会になったか、レポートを書きたいところですが、雑談に花が咲き(笑)、摂食障害などの話にならなかったので、その辺りは割愛して…(つまり楽しく食事を楽しめたということです!) 簡単にメニューの説明と、この食事会への私の思いを書きます。 ーーーーー

          からだのシューレVol.17「こころを癒す食事会」

          からだのシューレ 2019年4・5月のご案内

          身体・食・生きることについての “あたりまえ”を問い直す「からだのシューレ」。 4月は福岡に初上陸!  vol.13「恋愛の哲学―なぜ、私たちは恋をして生きるのか」で ご登壇いただいた哲学者・宮野真生子さんとトークイベントを行います。 25日には鈴木真美さんが 「ほっとする」ごはんで心と体を癒す食事会を開催。 定員は4名となっておりますのでお早目にお申し込みください。 5月は新進気鋭の数理科学者、松田雄馬さんが登場。 「人間であるとはいかなることか」という壮大な問いに迫

          からだのシューレ 2019年4・5月のご案内

          からだのシューレvol.15「だって私、可愛くないから。の呪い」

          ー「可愛い」って言われたいー「綺麗・かっこいい・イケてる・・・」等、表現の違いはあれど、「可愛くない」と言われるよりは「可愛い」と言われたい人が多いでしょう。 それなのに、自分のことを「可愛くない」と思い込み、何かあるたびに「私が可愛くないからだ。」「可愛くないせいで・・」と思ってしまう。 これが、今回のテーマ「可愛くないから。の呪い」です。 登壇者の石川優実さん、Naoさん ☆イベント開催のきっかけとなった石川優実さんのブログ 呪いにかかるきっかけは様々ですが、だい

          からだのシューレvol.15「だって私、可愛くないから。の呪い」

          好かれるためには《要努力》?ー「当事者が語る、摂食障害の作り方」

          食べること。そして、からだ。 食べることは、世界の一部を自分の内に取り入れること。 一方、からだは、自分と外の世界をつなぐ《扉》です。 私たちは、世界との繋がりなしには生きていけません。 したがって「世界との繋がり方がなんだかおかしい」と感じた時、私たちは食べ方と身体を変えることで、しばしばそれを修正しようとします。 特に、思春期の女子が食べ方を変え、身体を細くすることの効果は絶大です。 たとえばシューレ初の試み『当事者が作る、摂食障害の作り方』に登壇してくださった

          好かれるためには《要努力》?ー「当事者が語る、摂食障害の作り方」

          からだのシューレVol.13「恋愛の哲学ーなぜ、私たちは恋をして生きるのか」

          バレンタイン前夜に開催された13回目のからだのシューレ。 今回も多くの方にご参加いただきました! テーマは「恋愛の哲学ーなぜ、私たちは恋をして生きるのか」。 講師に、福岡大学人文学部准教授で哲学者の宮野真生子さんをお迎えし、恋愛の当たり前について「思想史」と「哲学」の観点から考えていきました。 ●恋愛とは 皆さんは「恋(恋愛)」と聞くと、どんなイメージを持つでしょうか? 宮野さんは、いくつかの婚活サイトを例に挙げ、キャッチコピーに 「恋愛結婚」 「良い恋愛」 といった

          からだのシューレVol.13「恋愛の哲学ーなぜ、私たちは恋をして生きるのか」