『アラサーオタクがファッションしてみた』マガジン発行のお知らせ
あれは2017年、Animelo Summer Live当日のさいたまスーパーアリーナ。1時間前に会場に入り、席をチェック。
「奥の席だし、座るとトイレとか行きづらいな」
そう思った私は客席の扉から出て、トイレ近くの廊下で開演を待つことにしました。
廊下を歩くのはどこもかしこもオタクばかり。髪の色は黒、メガネをかけ、チェックやボーダーの服を着ています。
「こいつらも僕と同じでファッションとか興味ないしモテないんだろうな」
そう思っていました。
ところが…。よくよく見るといるのです。手をつないで楽しそうに歩く美男美女カップル、「お前オタクかよ!?」とツッコミ入れたくなるようなオシャレ人間。
そして極めつけは、メガネ・やせ型、そして凄くイケメンなわけでもないのに、なぜか私より「ちょっとオシャレ」なオタクたち。その人たちが彼女と手をつないで歩くのを。嫌でも私は気づきました。
オタクだからモテないんじゃない。私がオシャレや、モテるための努力をしていないからモテないんだと。
このブログの唯一の問題点は、私がファッションに詳しくないということです。
しかしその分、見ているオタクの方と同じ目線で語ることができます。
他のオタク向けファッション"指導"(この指導という言葉にバカにされてるような気分になる)をしているブログ主は、皆オシャレに詳しい非オタです。
・オタクはこんなことすればオシャレになるのに
・美容院行って、爪切って、肌ケアしろ
なんて上から目線で語ってきます。
一方このブログを書くのはオタクの私です。私は大学2年まで服を買ったことがありませんでした。母親が買ってきた服を何も考えず着ていました。
非オタファッションブロガーの彼らは無料でファッション”指導”をしているわけではありません。閲覧数が増えれば広告から収入を得ることができます。
一方私は、閲覧者が増えようが収入はもらえません。広告を出していませんからね。貰えるのは誰かがサポートをしてくれただけです。
「ファッションってなんで義務教育で教えてくれないんだろう?」
そんな疑問をお持ちでない方には、このブログを読む必要はないと思います。このブログは心配性のアラサーオタクが自分に合うファッションとは何か探していくという内容です。
「オシャレというより変な恰好だと思われたくないだけ」
そんなあなたに私が人柱となって、失敗しにくいファッションてどうすればできるのか探っていきたいのです。
「トレンドとか興味ないし…」
私もSupremeって書いてある"だけ"のTシャツが1万円とかで売られている意味が分かりません。パーカーとジーパンでオシャレに見えるならそれでいいのです。
「ブランドとか分からないし」
私もユニクロ以外のブランドの服を買うようになったのもつい最近です。いまだに店員に「話しかけてくるな」と念を送っていますし、話しかけられた瞬間に店から逃げ出したこともあります。
でも、それでも、私は見た目をちょっと良くしたいのです。ダサくて量産型のオタクにはなりたくないのです。そしてあわよくばモテたいのです。
そんな私のファッション挑戦ブログを、どうか生暖かい目でご覧になり、私より賢くオシャレになっていただければと思います。
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