今日は朝のうちに起きて、日差しに負けそうになりながら隣の駅まで歩いた。いまの家に越してきて1年半ほど経とうとしているが、隣の駅まで行ったのはこれで3度目のことである。出不精もここまでくると自分でも心配になる気もするし、なんてことない気もする。

　用事を済ませてからカフェに入ってコーヒーを注文し、先日本屋で買ってきたJavaScriptの分厚い教本を張り切って開いてしばらくしたら私が知りたかったのはJavaScriptではなく別の言語だということがわかったのでそっと閉じてこの日記を書きはじめた。先人曰く、どう生きていくのかというのは、世の中のやるせなさとどうつきあっていくかということである。私はこれから家に帰ってこの教本をきちんと本棚に仕舞い、暖房をつけてお気に入りのモコモコパジャマに着替えてYouTubeを見ながらネイルを新調するつもりだ。そう、何もなかったんだ、はじめからなにもなかったし、そもそもはじめというのもない。

　今日は天気の良さにあてられてずいぶんと隣町を歩いた。万年運動不足のわたしにとっては、買い物も十分な運動である。なんなら明日は足の付け根が痛くなる気もする。手遅れになる前に運動する習慣をつけたい気持ちだけはある。先人曰く、どうなりたいかを具体的に想像することこそが、目標を達成するために最も重要なことだそうだ。ちなみに度々登場する先人という人間が誰なのかは、わたしも知らない。