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AIベンチャー5選!その④:コアコンセプトテクノロジー

こんにちは、KARAKINGです。
DXとかSI業界に分類されることが多いですが、
爆速成長中のコアコンセプトテクノロジーです。
とあるプロジェクトで業界からは大注目の1社です。

■業界各社比較

まずは同業界の各社比較から

2023年4月時点

AIベンチャー各社比較すると売上高はAppierGroupにつぐ規模。
営業利益率は低く見えますが、人材派遣事業の外注比率が高いため仕方なく、ROEでは十分すぎる高水準です。

■コアコンセプトテクノロジーの企業情報

コンセプトテクノロジーは2009年設立、元々はIT人材派遣としてスタートし製造業や建設業のIT化・DXに経験が豊富です。

売上高の推移

引用元:バフェット・コード

売上高は2020年から40%ほどの成長を見せています。
2023年も売上高30%成長の150億円を見込んでいます。
事業は大きく2つ、
 「DX支援事業」と「IT人材調達支援」
となり、売り上げ構成はおおよそ半々です。

各種利益の推移

引用元:バフェット・コード

売上だけでなく各種利益も順調に伸びており、同社の技術力・開発力が市場から評価されていることで利益率を損なわない成長につながっています。

■業界大注目のビッグプロジェクト:「ミスミのmeviy(メヴィー)」

金属加工業界に衝撃をあたえたプロジェクト「meviy」
ミスミは元々カタログ通販、ECサイトによる販売を行ていました。
コアコンセプト・テクノロジーと共同開発したメビーは、AIで類似品を検査うして見積りを作ってしまう革新的なサービスです。従来、図面をもとに都度試作品を見積り・加工していた部品加工会社をすっ飛ばしてしまうmeviyは製造業界に衝撃を与えました。

メビーは、機械部品の見積もり、製造をデジタル化。
2D図面の作成から見積もりの取得までの、何十時間もかかる作業を、1分に短縮しました。
これまでは、3DのCADで設計しているにもかかわらず、見積もりをとるためだけに2D図面を描くといった非効率が生じていました。「meviy」では、3DCADをそのままWEBにアップロードするだけで、即時に必要な部品の見積もりを回答、そのまま注文いただくこともでき、見積・注文にかかる時間の大幅短縮に寄与しています。

引用元:ミスミグループ本社WEBサイト

このプロジェクトをミスミグループとともに立ち上げたのがコアコンセプトテクノロジーです。
コンセプトテクノロジーが得意とする3DCADデータの取り扱い技術にAIを掛け算して作られたサービスです。

■コアコンセプト・テクノロジーの事業内容

同社は、「DX支援事業」「IT人材調達事業」からなっています。

【DX支援事業】
■IoT/AIソリューション
 数多くの製造業のお客様をご支援してきた中で培ったノウハウから生まれたIoT/AIソリューション「Orizuru」をご提供しています。工場内の様々な設備からのデータ収集(独自のIoT Gateway製品を利用)から、3D表示を組み合わせたデータ可視化、解析・データマイニングまで、お客様の既存の工場のIoT化をスピーディーに実現することが可能です。

■SalesForce導入支援
業務設計支援サービス、Salesforce導入支援サービス、Salesforceカスタマイズサービスを柱にコンサルティング、プロトタイプ作成、開発、保守運用まで全て対応し一気通貫でSalesforceの導入をご支援いたします。

■データ管理プラットフォーム「Aras Innovator」
Aras Innovator は、オープンアーキテクチャ、サブスクリプションのエンタープライズPLMプラットフォームです。

■解析、シミュレーション「Temari」
液体や気体といった流体を、これまで数値化が困難とされていた事象を数値化することが可能とする、専門性の高い研究員らによる解析計算・相談サービスです。

【IT人材調達支援サービス】
■独自で開発した人材調達プラットフォーム「Ohgi」を提供しております。「Ohgi」を利用すると事業会社様や大手SIer様のシステム開発案件情報及び、60,000人以上(※)のITエンジニアへのアプローチが可能となっており、効率的な受注側と発注側のマッチングを実現します。※:2021年12月時点

引用元:コアコンセプト・テクノロジーWEBサイトより

meviyは「DX支援事業」に含まれますね。
このプロジェクトでコアコンセプト・テクノロジーの技術力を証明しました。
元々強かった製造業・建設業のDXニーズを汲み取りつつ、産業領域を物流業界・医療業界・化学業界・食品業界にも向けて事業機会の拡大を目指すとのこと。
やはり、派手な案件を獲得すると、評判が評判を呼び受注増加=ノウハウの蓄積とサービス改善の好循環が狙え、先行者利益を得られます。

■コアコンセプト・テクノロジーの強み

 当初は製造業・建設業の2業界に絞って事業展開しており、そこでのDX支援事業でのノウハウと評判(レピュテーション)を高めてきました。
多分製造業界・建設業界でDXといえば、随一の知名度でしょう。
DX支援の顧客企業には竹中工務店やAGC、LIXILなどが名を連ねています。

また、安易なサブスクビジネスに流されず、顧客企業の内製化支援=自社の仕事が減るかもしれない も行うことで顧客企業とパートナーシップを築いていると考えられます。
 三方よし(『売り手によし、買い手によし、世間によし』)を体現している企業ではないでしょうか。
 DXもIT人材調達も、自社のプラットフォームを構築しており、他社プラットフォーマーに頼らないことも安定業績につながっています。
 やっぱりプラットフォーマーになることって大事です。

■竹中工務店との大型受注

決算発表の質疑応答の中では、ミスミグループ本社だけではなく竹中工務店との大口取引についても触れられていました。

建設業の竹中工務店とは10億円を超える取引があり、前期の増収に大きく寄与しています。特定の1社ではないのですが、前期は特に5億円以上の大型の取引が4社あり、事業計画以上の増収という結果につながっています。

大型の取引は今期も継続しており、金額に関しても前期と同程度ないしそれ以上となっています。当社の事業構成上、継続取引率は非常に高いです。またDXに関しても数年間かけて行うものが多いため、お客さまの予算がいきなり減ることはなく、このベースが安定しています。

引用元 コアコンセプト・テクノロジー2022年12月期 通期 決算説明資料
より

参考:竹中工務店の推進する建設DX

https://www.takenaka.co.jp/solution/kensetsu_dx/

コンセプト・テクノロジーの担当領域は企画・設計・デジタルツインの作成になるんでしょうが、これから労働力が最も減少していく業界なので、労働力を補うAI/DXの推進に一役買ってくれるものでしょう。


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