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こころの涙【詩】

気がついたら、

もう後戻り後戻りできない場所まで来ていた。


「あの頃は、」

私にだって笑えてた時期がありました。

絶望を知らない時期がありました。


立ち止まってしまったのはいつだろう。

進むのが怖くなったのはいつからだろう。

笑われるのにも慣れて、孤独にも慣れて。


笑い方を忘れて、声の出し方を忘れて、

自分の存在意義を見い出せない。

もう、みんなの背中が遠いよ・・・


「やってくれるのを待ってたってダメだって」

「何考えてんの?」

ただ、傷つくのが嫌なだけ。

最初の1歩を踏み出すのが怖いだけ。

自分の殻から飛び出す勇気を持っていないだけ。


「みんな同じように弱さを持ってる」

本当にそうなのでしょうか?


みんなは自分の弱さを見せずに辛くても耐えてる。

でも私は、「悲しみ」「絶望」に潰されそう。

みんなとは“スタート地点”が違ったのでしょうか?


気がついたら、

もう追いつけない程に差がついてた。


2014年

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