見出し画像

夏の終わり、ノスタルジィ【詩】

終わりゆく夏の匂い

貴方との思い出

胸が苦しくなった


貴方の浴衣姿

分け合って食べた綿飴

共に見た花火

全て瞼の裏に焼き付いて


ずっと夢見てたの

どうか寿命の彼方まで

貴方の側に


貴方は何も言わず

煙になって消えた

あの日と同じ夏に


どうして、とか

聞いても野望なの

知ってるんだけど


貴方は消えた後に限って

夢で会いに来てくれない


ノスタルジィ

もうすぐ季節が変わる

私の時は止まったまま


2017.9.13

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?