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「介護現場でのコロナ対応について」

 こんにちは、芥子です。
最近はめっきり暖かくなって、
先日桜の開花宣言がされました。
でも、自分が住んでいるところは
やっと蕾が膨らんできたところなので、
来週には桜が咲き始めることと思います。

 この数年は、花見をする事や外出も控えて
いた状況でしたが、コロナが五類になり
感染対応の扱いも変わり、医療関係者または
福祉関係者にとっては、少しばかりでは
ありますが、生活しやすくなったのでは
ないかと思います。
 今回は五類になる前のコロナ禍の状況の際、
自分達介護をしている中で、どんな事を行なって
いたのか、また職場ではどんな決まり事が
あったのかをお話しますね。
ただこれはあくまで自分の職場の中でのお話
なので全部とは限りませんので、そこは宜しく
お願いいたします。

 自分がコロナになったのは、令和4年7月
娘の体調不良から始まり、あっという間の
感染力でした。世間では「第7波」と言われ
感染力が強く、10代のお子様が亡くなる事が
多かった時期です。
 この時は、たまたま子供達が住んでいる
地域が断水になったので、私が住んでいる所に
避難した訳で通常では感染する事はなかった
んですが、自分が仕事から帰ってきた時に
娘から「体調が悪い」と話を受け、持参していた
検査キットを使用し確認すると、うっすらと
陽性のラインがあったので、すぐさま上司へ
連絡し状況を説明し、ワンルームに自分と娘2人が
いるので、もう感染していると伝え休みを頂きました。
 そこからは、あっという間に3人とも感染し、
川の字状態で療養していた事を思い出します。
何だかんだで月の半分を休ませて頂き、この時は
会社の扱いは特休扱いとなり、有給を使う事なく
給料も減る事なく過ごさせて頂きました、

 休みからの復活という事で、「無理せず体慣らして」
と言われ、月末に出社した時には職員2名と
入居者様の1名が感染されユニット閉鎖になっていました。
感染力が強かったので、そこからはあっという間に
職員や入居者様も日に日に1人、また1人と陽性者と
なり対応する職員も不足になり特養やグルホから
5名のヘルプ職員を配置していただいて、
夜勤は2名対応で行なっていました。

 心臓に持病を持っており、熱が下がらない入居者様
には別の薬が処方され、その他の方は解熱剤と胃薬が
処方され、とにかく頭や腋窩を冷やし居室隔離に勤めました。
グルホ入居者9名のうち、陽性者4名、偽陽性者1名
他4名は陰性で、この方達にも隔離状態を行い
過ごして頂いていました。ほぼひと月はユニット閉鎖され
他の人に会う事もなければ、出掛ける事もなく
自分達も違う意味で隔離している生活になっていました。
 職場と家の往復で、出来る限り人に会わないような
日々を過ごし、このユニット閉鎖が終わった頃には
別のユニットでコロナ感染で閉鎖になる事が続き、
職場での規定が、結構厳しめに変更されていました。

  • ご家族様の面会をや入居者の外出を停止する。

  • 職員の県外へ外出する際、外出届提出する。

  • 人が集う場所、飲み会は控える。

  • 職員の体調不良やその家族同様に、上司報告する。

  • 入居者様が発熱した際は、居室隔離と感染対応。

 上記の項目が、この最近まで実行されており、
自分達も気軽に旅行とかLIVEにも行けるわけもなく
暫くは出掛けることも無かったです。
この時自分は、ほとんど引きこもりで過ごし、
自宅にあったプロジェクターが救いになりました。

 現在五類にもなり、やっと4月から通常に戻った感じが
します。本当に長かったです。自分事ではありますが、
去年の2月頃に、父方の祖母が亡くなりましたが
仕事の忙しさと外出届を出す事も面倒で、葬儀には
出ませんでした。家族には職業柄控える事を伝え
納得してもらいましたが、親戚の間では意見が
あったようで、「まあ、これが世間一般的な意見」と
捉えるようにしました。自分の親なら別の事ですがね。

 入居者またはご家族様も縛りがあったように、
自分達介護士も縛りがあったわけで、多分そこまでは
知られていない部分かと思います。ねぎらいの言葉を
かけてくれるご家族もいれば、「誰が持ち込んだんだ!」
と詮索するご家族もいらっしゃる。気持ちは分かりますが
一般的に誰が持ち込んでもおかしくはない状況という事を
理解して欲しいです。介護士も日々体調管理には気を付け
生活をし、仕事をしています。努力をしている事を理解して
頂きたいのが本音です。

 長くなってしまいました、今もコロナは治っている訳では
ありませんが、感染をしない・させないように毎日仕事を
している事をお伝え出来るようにしたいと思います。
さて次回は、最近自分が興味を持っている事を
お話しようと思います。 

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