香良洲あげは

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最近の記事

軽率に推していく

禍が本格化して普段から大して真剣に観ていないテレビが本当につまらなくなった四月、友人らがハマっているソシャゲに手を出した。集中して何かに取り組むことがほぼなくなってから三年、片手間で(そして暗い寝室でも)楽しめるコンテンツの沼は深く、三十二歳にして初めて自主的にアニメイトに足を運ぶなどして新しい自分を面白がっている(そのうちアニメイトカフェやらナンジャタウンイベントデビューも果たしたい)。 バンドにしろアイドルにしろ、音楽を聴いたりライブに行ったりする生活はもうかなり長くな

    • 禍に炙り出されるのはいつだってエゴだ

      4月7日(火) 非常事態宣言出たら在宅勤務になるのかなぁと話しながら朝食。うちには座卓しかないのでもしそうなったら腰痛持ちの夫の腰は爆発するだろう。昨日から子どもなしでの収録となったおかあさんといっしょ、子どもが忍者に扮して修行をするコーナーで歌のおにいさん(推し)が修行をさせられていておそらく全おかあさん歓喜。 ○○ちゃんのおうち、とか言って子が毛布とクッションにくるまっていたりしたので準備が進まず、家を出るのが遅くなってしまう。支援センターにはRちゃんとママがいて

      • それが全て気が狂う程まともな日常

        4月1日(水) 四月一日と書く名字って何で読むんだっけ、と思ってググったらわたぬきさんだった。冬のあいだ着物に詰めていた綿を抜く日、という由来らしい。ひとつ賢くなった新年度、そういえば昨日は結婚三周年で、三年目は革婚式と呼ぶという知識も得たので二日連続賢くなる私。いつか一発当てたいレベルでいつかクイズ王になりたいのでずっと言ってるけど第◯銀行がどこにある支店なのか全部覚えたい。 夫が泊まり出張に出かけるため、年単位で使用されていないスマホのアラームをセットして寝た。5:4

        • ぼんやりとひま、あとどこに書いたらいいか分からないコスメの話

          主婦生活、毎日ぼんやりとひまだなぁと思っていたけどこの自粛生活でさらにそれは加速。子が目覚めたら(あるいは自分が起き上がるタイミングで子が連動して)起きて子の食べたり踊ったり歌ったりの朝食に付き合い、着替えたくなるように仕向けつつ着替えたくなる瞬間まで待ち、上着はどれにするか靴下はどれがいいか帽子はかぶるのかかぶらないのか、幸い靴は今一足しかない。家を出たと思ったらカバン持って行きたかったとかチョロミー忘れたとかに付き合いつつなんとか車に乗せて支援センターで子と遊んだり子の友

        軽率に推していく

          歯痛

          2月6日(木) 朝起きて子が襖を開けた瞬間、圧倒的に寒い。やっと冬。暖冬に甘んじて忘れていたけどこの家は本当に寒いのだった。じっとしていると凍りついてしまいそうなので肩から毛布をかぶって膝にも毛布をかけてソファーに座る。 今日はこども園の入園書類受け取り日らしく、支援センターはいつもと少し違った顔ぶれ。分厚い茶封筒を持ったお母さんが入ってくる度に、あの子もこの子も春には入園するのだなぁと思う。未就園児対象の支援センターなので入園するともう一緒に遊ぶことはない。生活の変化は

          インプット/アウトプット

          1月27日(月) 二時半まで『愛と呪い』と『女の穴』を読んでいたのでとても眠い。ここのところ真っ当な人間が活動する時間帯にまとまった時間が取れなくなっているので仕方ない。自由に使える時間は夜中になりがち。愛と呪い、分かってはいたけどしんどくて手元に置いておくのはどうかなと思いつつ続きが気になるので三巻買いに行きたい。ふみふみこは少し前に『ぼくらのへんたい』を読んでから気になっていて、半自伝を謳った愛と呪いを読むと、なるほどそれでこういうディテールが出てくるのかと短絡的に結び

          インプット/アウトプット

          2019→2020

          22時半くらいまで紅白を観ていて今年は久しぶりに年越し起きていられるのではと淡い期待を抱いた瞬間に子が泣いたのを宥めながら寝た、起きたら2020年になっていた。特に何が起こるわけじゃないけど静かに年が明ける瞬間が好きなので最近それを味わえず残念に思う。友人各位の振り返り&抱負を読んでいると自分でも書きたくなったので適当に振り返ってみることにする。スマホで文章書くとなんかリズムが遅い。 2019年は停滞・安定の年。というのはなんとなく人生3年区切りで動いている感があって、その

          女にしか埋められない穴もある(ただしそれを娘で埋めてはいけない)

          11月18日(月) 五時半、母の声で目覚める。早起きしなきゃいけない意識はあって、三時、四時半と目が覚めたのだけれど、睡眠リズム的に次は六時だった。六時出発を予定していたので、ちょっと間に合わなそうだけど即起きて支度を始める。母と二人、洗面所で化粧をしているときに、五年前から欠かさず同じ神社にお参りに行っているという話をされる。そのことは知っていたし別にそれ自体は全然どうでもいいのだけれど、五年前というのは私の大殺界で親にも心配をかけた時期でそれもわかるのだけれど、それを私

          女にしか埋められない穴もある(ただしそれを娘で埋めてはいけない)

          「生活」ってタイトルはご法度

          10月2日(水) 寝かしつけたまま寝てしまったので四時半起床、Twitterを開くと高校時代にお世話になったライブハウス閉店のお知らせ。初めてライブをした(もちろんそれだけで済む話ではない、憧れの先輩を観たとか高校生のコピーバンドだけどいいライブできた日とか楽屋でだらだらストⅡしたとかまだ付き合う前の高校時代の彼氏とのこととかわけわかんなくなるくらい飲んだとかそういうエモの詰まった)箱が完全になくなってしまうという突然の知らせ、今バンドをやっているとか通い詰めているとかじゃ

          「生活」ってタイトルはご法度

          58歳と29歳と32歳の誕生日

          9月19日(木) 父妹ぐりこハッピーバースデー!朝からLINEして子のおめでとう動画を送りつける。数字が苦手すぎて日付が二桁の誕生日が本気で覚えられない。今日は九と九が重なっている上にさすがに身内の誕生日は覚えているので必然的にぐりこの誕生日も忘れない。片仮名も数字も苦手だし肩甲骨の読み方も最近知ったし、自分は本当にバカなのかもしれないとたまに思う。あと乙女座の友人が昔から多い。 朝は人が少なかったのに途中からヘビーに混み始めた支援センター、謎のタイミングで子が帰ると言う

          58歳と29歳と32歳の誕生日

          愛されたいと願うより透明な気持ちで愛し続けたい

          9月1日(日) 六時過ぎにリビングに行こうと手を引っ張られ、とりあえずリビングに赴くが眠すぎてテレビを点けて大人二人は横になる。元気そうで何より。八時頃友人からLINE、既に公園で遊んでいるとのこと、本当にえらすぎる。九時から社宅の草刈りなのでジャージを履いた夫は嫌々出かけていった。私は子とファントミラージュを観つつブロックを繋げつつ友人とLINE、すぐに会えない距離と境遇の今、休日はたくさん連絡がきて嬉しい。昨日鳥貴族でSPEEDが流れていた話からナマイキを聴いているとい

          愛されたいと願うより透明な気持ちで愛し続けたい

          在宅ドルオタの週末

          8月25日(日) 昨日は遅くまでアイドルを観たりしていたので起きたら八時半前だった。今日は規格外の果物が安く手に入る直売所に行くつもりなので朝食後急いで準備をする。イオンの道をしばらくまっすぐ行ったところにある直売所は噂通り賑わっていた。籠に七個ほど入った梨とゴールデンピーチそれぞれ五百円と桃ジェラートを購入。子はおばちゃんにシールをもらい上機嫌。 桃が心配だったので一度家に置きに帰って本を探しにブックオフと図書館をハシゴする。ものすごく久々なブックオフは多分産後初だけど

          在宅ドルオタの週末

          僕らの世代間戦争(2019年夏)

          8月20日(火) 朝から支援センターに行く、いよいよ日常。帰省と台風の話をしたり。休み明けだからかまだ夏休みだからかいつもと違う顔ぶれ。子は久しぶりの支援センターになんとなく落ち着かないまま遊んでいる。盆の間に走るのが速くなった。 子が昼寝をしたタイミングで今日は元気だったので盆の日記を書き始める。写真やLINEログなどの資料を見なくてもすいすい書ける、書くべき出来事があれば書けるのか、少しはこの日記の書き方に慣れたのか。毎日予定のあるとても楽しいお盆休みではあったが、実

          僕らの世代間戦争(2019年夏)

          車とローカル情報番組が命綱だなんて言いたくはないけれど

          8月4日(日)  目が覚めると子がおらず、どうやらぐりこと寝ている模様。人が見ていてくれる(?)となると途端に気が弛み再び眠りにつく。いつも通りリビングに行こうと起こされたので仕方なく起きたのが八時半前。今日は社宅の婦人会の清掃があるのでそれまでに子に朝食を食べさせて支度をせねばならない。朝食と身支度を同時進行していたらぐりこが起床。  婦人会という組織にも年中行事にもここに来て二年経つのでなんとなく慣れたけどそれはあくまでいち参加者としての話、今年は自宅の棟の副役員に当

          車とローカル情報番組が命綱だなんて言いたくはないけれど

          大森靖子のワンマンライブに行った日の話

          8月3日(土)  久しぶりに家に人が来るのでいつもしないような掃除の仕方もしてみたり。昼前に家を出て隣町のカフェでランチ、エビフライ(三本)とサラダ、選べる主食(よもぎとレーズンの厚切りトーストにした)、ドリンクとミニというには随分立派な桃パフェで千三百円也。喫茶店文化の根付いた土地ならではのこの感じ、とても良い。駅まで送ってもらい本当に久々のひとり電車、そんなに混んでいないのに人との距離が気になる、近い。別れて何分も経っていないのに子と初めて長時間二人きりになる夫のことが

          大森靖子のワンマンライブに行った日の話

          鳥人間コンテストについてはあまり書いていない

          7月28日(日)  長距離飛行の空だ、障子を開けた夫が一言。時刻は五時四十八分、フライトは六時スタートだそう。朝風呂は六時半だというので、十分前くらいに行ったらもう開いていた。一番乗りで露天風呂に行ったら、今は男湯になっている昨日のお風呂の方が見晴らしがよかった。せっかくコンタクトまでしてきたのに残念。わずかに見える琵琶湖の湖面は穏やかに揺れている。ジャグジー風呂で思う存分ブクブクされてたら隣の部屋の女の人が入ってきて無駄にどきどきする。夫が健全な山登り仲間(ただし同室)説

          鳥人間コンテストについてはあまり書いていない