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#美味しいnoteの歩き方 逆佐亭 裕らくさん③

こんにちは、カラストラガラです。裕らく師匠こと、逆佐亭 裕らくさんのnoteへお邪魔するのも3回ですね。

訪問記始めます。どうぞお付き合いください。

引用したい言葉たち

裕らく師匠ご自身で、ベスト盤を編集されています。なんだろう、訪問記を書かなくても、これで十分なんじゃないかなって。

【青春回顧録 系】
【大人になっても馬鹿は馬鹿 系】
【レポと称して公開処刑 系】
【コントの台本、または文学的フリップ芸 系】
【結局はやりたいようにやってるだけ 系】

「青春回顧録」→「大人になっても馬鹿は馬鹿」って流れが好きです。地続きと書いて一貫性と読みたい。5つ目の分類を「その他」にしない点に美学を感じます。

他にも幾つかありますが、こういった少年時代を過ごしてきました。最高に馬鹿で、最高に面白く、最高に最低な奴らに囲まれて青春時代を過ごして参りました。そんな笑い転げた日々を、男性の方は「あーわかるわかる」なんて共感しつつ、女性の方は「男子ってホント馬鹿ね」なんて笑ってもらえれば幸いです。
https://note.com/kurobuchi_310/n/nb108cde43b09

ここ大事。テストに出ます。男女は文化の違いがあるので、時々言葉が通じなくて困ることありませんか。そんな日は、裕らく師匠のnoteをそっと手渡すと、分かり合うきっかけになるかもしれない。

笑っちゃって、喧嘩にならずに済むかもしれない。
逆に「男子ってホント馬鹿だと思ってきたけど」と、思い出し怒りに火がついた時は、……消火頑張ろう。

貴方が笑えていれば、貴方の世界もきっと笑い返してくれると信じているからです。貴方の世界が彩り豊かになるからです。そんな世界で貴方には生きていて欲しい。笑っていて欲しい。それだけです。
https://note.com/kurobuchi_310/n/nb108cde43b09

裕らく師匠が、大切なものを守りつつ、「誰か」に手渡せる一番の贈り物が「笑い」なのかなって感じました。慰めるのが上手い人もいるかもしれない。問題解決が上手い人がいるかもしれない。笑わせて、気持ちの余裕を取り戻すのをアシストするのが得意な方もいる。

別に脅かすつもりはないが、これから大人になっていく二十歳の君らにも、数々の試練が待ち受けていることだろう。
https://note.com/kurobuchi_310/n/n2d5a4a6bbbce

オトナのやたら長いスピーチをパロディにしつつ、20歳から「無いから」ってツッコミ来そうなレアエピソードを惜しみなく投入しつつ、パッと伝えたいことを手渡されている。構成とリズムが、本当に魅力的。


僕はなんだろ。書き連ねることよりも、削る作業にめちゃくちゃ時間をかけます。よりシャープにお届けしたいですよね。
僕みたいな作風はテンポというかリズム大事だし。多分。
 
(中略)
 
大好きな作家さんである、ちゃこさんが以前何かで「Cメロ的な部分がある文章が好き」みたいな感じの事を仰ってましたけど、それすごくわかり過ぎて首がもげるくらい頷きました。いいよね。Cメロ。
https://note.com/kurobuchi_310/n/n0c1b560512a4

執筆スタンスについて語られていて、納得しました。削るから、リズムが生まれるのですね。「Cメロ」の話は、構成の工夫かなって受け取りました。

地の利。これを活かす戦法に変えなくてはいけない。そう思いました。
 
テーマに合わせて武器を持ちかえるんじゃない。そうじゃなくて、テーマを自分の最も得意とするフィールドに引きずり込む。言葉巧みに誘い込む。
そして、自分のたった一つの武器を最大限活かせる状況を意図的に作り出して戦うしかないワケです。ジョジョで言うところの、ジョセフ・ジョースターのやり方です。
https://note.com/kurobuchi_310/n/n0c1b560512a4

ジョセフ・ジョースターの隠者の紫(ハーミットパープル)と、裕らく師匠のスタンドの違いは、射程距離かもしれない。あ、射程距離は「noteを読む」ってことだとすると……。ん? 岸部露伴に例えると、「原画」縛りを無くした状態ですよね。強い。

「地の利」の活かし方に関しては、戦うの上手い方は共通するかも。

実況中に急に怖くなってこんなツイートもした。
 
これは本当にわかってほしい。
 
言い出しっぺは僕じゃない。
神谷さんだ。
狂っているのは神谷さんの方だ。
https://note.com/kurobuchi_310/n/n84c12659bd2a

記事で散々笑って、アクシデントも笑って、最後に「ひどい当たり屋に遭いました」タグもあって、ほんと笑いました(語彙力)。

当企画に於いて、ある意味で模範的な中二女子というか。男子の中二っておそらく人生で一番馬鹿な時期だと思うんですけど、それに対して女子って大人びてるから、ある程度はしっかりしてて、でもやっぱりあどけなさは残ってて…っていうアンバランスさというか。
https://note.com/kurobuchi_310/n/n45db081b147d

この企画はnote自体を読んで欲しいです。で、引用した箇所が心に残りました。裕らく師匠の心の中の「中学生に関するデータベース」と照らし合わせつつ、作り込んで行く時に、こんな風に「アンバランスさ」を見ているから、書けるのかもしれませんね。

深く考えるとろくな事がないからだ。
もっとはっきり言ってしまうと、
あまり真正面からそういった事を捉えたら怖くてやってらんないからだ。
やってらんない。ほんと。
https://note.com/kurobuchi_310/n/n87cefc0c4984

怖い話は苦手です。でも、この内容と語りは、心地よく耳を傾けられました。「わっ」て、怖がらせようとせず、「たんたんと語るから、怖がる怖がらないはご自由に」くらいの温度感が、好きです。盛り上げ方も巧みで、効果音が聴こえてきそうなくらい。

「というか、似たような経験が自分にもあったなぁ」
なんてどうでもいい方向に逸れた思考はそのまま今から約二十年前、地元の男子校に通っていた当時まで遡った。
https://note.com/kurobuchi_310/n/n866186986baf

男子高校生の桃源郷とは……。

いざ、自分がその状況に立たされてようやく、他人の気持ちが理解できる。
いつだってそうだ。
僕たちはいつだって、失くしてからようやく気づく。
 
予兆は確かにあった。
目を背けてきたのは僕自身だ。
人は「因果応報だ」と嗤うだろうか。
 
じゃあ、どうすればよかった?
僕なりに必死で生きてきた。
それだけなのに。
いつから、こんなにも遠くなってしまったのだろうか。
 
僕もあのときの友人と同じように、目に涙を溜めながら呟く。
ただ、「つらい」と。
https://note.com/kurobuchi_310/n/n7a4b4b8a005e

文章が詩歌へ移行しそうな密度で、喪失や悔恨が叩き込まれます。

たぶん1Tweetで済むことを、この記事に膨らます話術が凄い。構成が凄い。

ちなみに「つらい」を通り越すと、ナウシカのクシャナみたいに「焼き払え」ってなります。

どういう覚え方してんだ。
頭ん中、ソレばっかか。
https://note.com/kurobuchi_310/n/necf4afa17309

部下さんへの愛有るツッコミ。

だからお前もこうなるよ。多分。
シンパシーを感じるってそういうこと。残念だったな。
https://note.com/kurobuchi_310/n/necf4afa17309

脈々と受け継がれていく何か。

「話してて面白いんだけどすげー疲れるんだよね」タグに、ですよねって思いつつ。歌詞からタイトルつけるの、さすがです。

どうせ怒られるなら、もっと有意義なことで怒られたい。
予想し得るリスクは出来る限り事前に排除しておくのが賢明だ。
https://note.com/kurobuchi_310/n/n30ade437ea4f

ナンセンスな笑いが最高なのですけど、個人的にツボなのが引用部分。「お母さん」への配慮がルールに盛り込まれていて笑いました。高校生のリアルというか。

「ヤバいイラストにツッコミ」の切れ味と構成力が凄い。

合わせて読みたい中毒性。

不思議な関係だと自分でも思う。でもその踏み込み過ぎない距離感が、僕たちにとってはちょうど良かったのかもしれない。
https://note.com/kurobuchi_310/n/n54713ddcbd91

小説の空気感と、少しずつ生まれる変化に引き込まれました。

だからさ、要するに、上手く言えないんだけど、やっぱ我々はやり続けるしかないんだよ。不器用でも、笑顔を振り撒けなくても、ひたむきに良質な作品を生み続けるしかない。
「ちくしょう、今に見てろよ」って、自分を信じてやり続けるしかないんだよ。きっと。
https://note.com/kurobuchi_310/n/n068934006a39

振り返りであり、エールでもあると感じました。裕らく師匠の核であり、人生哲学かもと受け止めています。

悪い事は言わない。
やめとけ。
https://note.com/kurobuchi_310/n/n55eae278ec69

こうして伝説の幕が上がります。

当作品に収録されている珠玉のラブソング『ドキドキ』について語りたい。死にたい。
https://note.com/kurobuchi_310/n/n55eae278ec69

引用とツッコミで笑わせていきます。

このラブソングの対象になった彼女とその後別れるならまだしも、そうじゃなかった場合。
十数年後、そっくりな顔をした子供を抱いた嫁にニヤニヤされながらフルコーラス歌われる羽目になる。
こうなったら終わりである。
https://note.com/kurobuchi_310/n/n55eae278ec69

「フルコーラス」の内容を、おおよそ読者が把握出来るという、親切設計です。裕らく師匠が息してるか心配になります。大丈夫、生きてる。

とにかく。
勘違いするな。身の程をわきまえろ。人の心を弄ぶな。
僕が言いたいのはそれだけだ。
 
あと、この女子関連の話は僕の話ではない。先輩とか友人から聞いた話だ。
https://note.com/kurobuchi_310/n/n55eae278ec69

「勘違いするな。身の程をわきまえろ。人の心を弄ぶな。」と伝えるためだけに、大やけどされている。バンドマンが凄いのは、ここまで噛んで含めて話されても、きっと楽器持って気が済むまでやってみる点。

気の済むまでやろう。
本気でやったことは必ず残る。
取り返しのつかないことなんて、意外と少ない。やれるだけやってしまえ。
例えその歴史が黒く染まろうとも、だ。
 
夢の成れ果てから君たちの健闘を祈っている。
https://note.com/kurobuchi_310/n/n55eae278ec69

笑いだけじゃなくて、理解して応援されている。気が済むまでやった経験があるからこその、言葉かもしれない。

他の記事に出てきたレンタルビデオ屋の店員さんのように、話の分かる大人。

……かのように見えたのですが。
 
 
つい先日放送を終えた
「古畑任三郎 4th season」
 
マジで最高でしたね!!
https://note.com/kurobuchi_310/n/n1913233bd1d1

「会いたくなったから来た」とオフィス前や最寄り駅から連絡来たら、たぶん愛が重い。「続編来ないから、見ちゃった」は、その上位互換版かもしれない。

林檎さん、お芝居も出来るんですね。天に何物も与えられているようなお方です。お上品なのに激情家、ってなかなか難しい役柄だと思うのですが、完璧に演じ切られていたように見えました。
https://note.com/kurobuchi_310/n/n1913233bd1d1

林檎嬢を配役したのが、もうズルイとしか。イメージ浮かびます。

ネタバレ防止や文字数の関係で一つ一つの回をあまり掘り下げることはおろか、全話語ることが出来ませんでしたが、きっとご覧になった皆様の数だけいろんな感想や傑作があったと思います。
 
皆様は、どのお話が一番好きでしたか?
https://note.com/kurobuchi_310/n/n1913233bd1d1

ネタバレに配慮したレビューをよそおうというか、細部まで徹底されていて凄い。コメント欄が盛り上がるわけです。

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編集後記

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なぜ、笑いを大切にされているのか。
なぜ、やりきることを大切にされているのか。
文章を書く上で、何を意識されているのか。

作品を通して読ませていただくことで、裕らく師匠の価値観に触れることが出来ました。

笑いの題材に出来る少年時代のエピソードが豊かでも、料理する腕が無ければ笑いは生まれないですよね。
部下さんに対しての距離感が、もしかしたら、裕らく師匠の少年時代やバンドマン時代への眼差しと共通するのかなと感じました。
だから、安心して笑える。

お邪魔しました!

Thank you for taking the time to read this.