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マリナ油森国訪問記①

入国手続きを済ませた。

カラッとした陽気が心地いい。異国である。不思議なことは何も起きないけれど、この国では可愛らしいネズミがマグカップによっかかり、言葉を話す。一見ネズミに見るけれど、沼の主、マリナ油森さんである。

(国なのか沼なのか。しかもnoteという街にある。不思議な概念である)

『「箸の持ち方を気にするか気にしないか」論争』を語っているところだ。
まずは、聴いてみよう。
ふむふむ。

ネズミさんの体験を聴くのも楽しい。
意見の交通整理がとても上手いことに気付かされる。
両方の立場を配慮した上で、メリット・デメリットを説明し、聞き手にゆだねている。

空港を後にして、noteの中をぶらぶら歩く。この一角は、家計や工夫の知識を得られるようだ。小さな子を2人子育てしてるとATMへ行く用事を減らせるって、ハッピーだよと、ネズミさんが、キャッシュレスに関する話をなさっている。ご夫婦でお金の話もしやすくなったとのこと。「ペッペイ!」が可愛いので、ぜひ記事を訪問なさって欲しい。

noteのビジネス街。様々なリーダー達が集まり、ランチをしている。小さなぬいぐるみみたいなネズミさんなのに、なぜかすぐ見つけられた。なんでも、当時リーダーとして預かった新人さんに任せられる仕事の範囲が狭くなってしまったことがあったという。結びの言葉に共感するし、イレギュラーな出来事への強さも感じる。

安心できる場所で、だけど少し緊張して、きっと無理もして、ネズミさんが琴線に触れた記事を紹介されている。ネズミさんが購読しているnoteの記事のようだ。
とても残念だけど、マスメディアの振る舞いと、疑問を持たず受け取ってしまう人によって、日常が消費されることが起きる。
ネズミさんは自力で渦中を抜け出したけれど、『具体的ですぐに実践できる「日常に帰るための」アドバイス』が必要だったことと、だから記事で紹介された事柄が大事なんだと、話してくれている。

ネズミさんは旅行の達人でもある。新婚旅行の準備に何をして、旅先で何が楽しくて、どんな希望や確信を抱けたのか。ご主人が「未知なるものに対する前向きなスタンス」をお持ちなのも素敵だけど、そこに気づけるネズミさんも素敵だ。

noteのカルチャーを探しに、マリナ油森沼へ出かけるきっかけの1つになった、ネズミさんから見えるnoteという街の景色を、改めて伺う。楽しい。

趣味の時間の話について、旦那さんの最高な一言から、たくさんの思考をつむぎだされている。旦那さんは、女性や主婦の気持ちも理解されているけれど、もしかしたら「人間には趣味や息抜きが必要」だと理解なさっているかもしれない。だとすれば、この方と一緒に働く方たちは、とても幸せ。

『「箸の持ち方を気にするか気にしないか」論争』でも感じたけれど、ネズミさんは「意見の交通整理」が上手い。池田紀行さんの記事を起点に、全力疾走できる状態か否かをまず書かれる。池田紀行さんとのコメント欄でのやり取りを踏まえて、次に、「サイバー交通安全協会」を書かれ、「not for me」へと思考を進められている。

自分の予想しない相手まで声が届いてしまう情報社会だから、反射的に反応したり傷ついたり不安になったりする前に、まず「not for me」を考えてみることは、合理的だ。語られた比喩でいえば、走ることも歩くことも、両方知っているネズミさんならではの視点だろう。

ネズミさんが、キッチンでいそいそコーヒーライフを楽しんでいる。ふらっとカフェに行けないから、諦めたんだ、ではなく、お家で美味しいコーヒーをいれられるように工夫なさっている。「冷めても美味しいよ」とか「コンロに乗せる金網があってもいいかも」といった、言葉の端々に優しさを感じた。

ネズミさんちの長男さん(当時3歳)は、前世は徳の高いお坊さんではないかと言われるくらい出来るちびちゃんだ。当時1歳の次男さんの噛みぐせを長男さんがたしなめて、問題解決してしまった。長男さんはもちろん凄いけれど、「通訳・交通整理」だと私には感じられるから、ネズミさん譲りのスキルかもしれないと思った。

ネズミさんが疲れ切った時に、旦那さんがどんな風に支えたか。「ママの自由時間」すごく大切。「人間には息抜きが必要」であることを理解していたから、緊急時に傷つけ合わずに済むのではないだろうか。
ママの自由時間を過ごして、疲れからだんだん回復していく過程が、丁寧に描かれている点も素敵だ。

ネズミさんちの長男さんは、男の子だからこの色だよという環境にはいない。でも、いつかそういう価値観に出会う日が来る。そのことを理解して、見守っている眼差しが優しい。「価値観」から「守る」ではなくて、何を選んでいくか見てるよって印象を受けたことも、「優しい」と感じた理由かもしれない。

「子育てガチャ」って視点は、お子さんも、育てる親御さんも、どちらも追い詰めない。ネズミさんは、翻訳や通訳の他に、ルールを見つけて説明することが上手い。『「箸の持ち方を気にするか気にしないか」論争』ならスポーツに例えて、ルールがあるよと話された。

きっと順番としては逆で、物事のルールを見つけたり気づいたり出来るから、翻訳や通訳が出来たり、意見の交通整理が出来たり、「子育てガチャ」のように追い詰めない視点を見つけられるのかもしれない。

編集後記

"ネズミさん"こと、マリナ油森さんの目を通して何が見えるのか、わくわくしながら「訪問」してきました。話の組み立ての上手さ、共感させる力の高さは感じるけれど、小手先で真似られるものではないと感じました。

「楽しい」がどこからくるのか、何に惹かれるのか、そんなこと意識して、また「訪問」してみます。

訪問先一覧

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テーブルマナーで食事という試合に挑め
専業主婦の優雅なキャッシュレス生活
リーダーの限界
私がメディアにしてほしかったこと
歴史の宝庫マルタと理系の夫
noteという街の歩き方
夫が最高な話 ―趣味の時間はとれていますか
身体と心の見極めは自分でしようね
「サイバー交通安全協会」 〜not for meを周知するために
油森家の珈琲ライフ【道具編:マキネッタ】
弟の噛みグセをなおした兄のやり方
夫が最高な話 ―ケンカのあとの捨て台詞
息子の靴はピンク色
子育て難易度は所詮ガチャ

追伸

過去ログ拝見して「スキ」押しても、気にしないで下さるか、困れば指摘して下さるかなと、マリナ油森さんの「コミュ強」を頼りにしてしまってすみません。(助かってます!)


Thank you for taking the time to read this.