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変わろうとする意志より、変われる環境を大事にする。#207

【1】あなたが変化した、変わったと感じたのはどんな時だった?

小学校の頃、何度か転校を繰り返したときに、変わっていった。場所も、友だちも、先生も、家族以外に関わるすべての人が完全に入れ替わった時のこと。

【2】あなたの行動や考え方を含めて、具体的にどんな所が変わった?

人との関係性は、一人一人のつながりよりは、場所に起因して発生すること。場所が物理的に切り離されれば、その関係性も、ほとんどの場合には切り離されること。

さみしさは時間が解消してくれること。強烈なさみしさが残っても、時間が経過すると、少しずつ記憶が消え去ってくれて、悲しむ大本の内容すら忘れてしまうこと。

後悔は「人への恨み」と一緒に残ること。転校の場合、引っ越しをした親への恨みと一緒になって、後悔が残ること。

後悔には、後ろを振り返るために、多くのエネルギーが消費されること。消費されたエネルギーが大きすぎると、前へ進むためのエネルギーを失ってしまうこと。

外側の環境が変化した場合、同じ方法を続けていても、うまくはいかないこと。ある場所でうまく友だちと仲良くなれた方法が、次の場所でも同じようにはできなかったりもすること。その場所にあった方法を、常に探し続ける必要があること。

「絶対に変わらない」ことは、絶対にないこと。どれだけ仲良くなった人も、どれだけ信頼を重ねた人も、ふとしたきっかけで、移り変わっていくこと。

【3】変化と向き合ったり、変化できるにはどうするのがいいと思う?

そもそも変化することが良いことなのか?という前提については、自分の価値観としては、あらゆる変化は良いことだと思っていること。

きっと、自分自身が変化しないことをどれだけ望んでも、必ず周囲の環境は変化していくから。それはきっと物理的に過去の人はいなくなって、新しい人が生まれることによって。

そうして新しい人と環境のなかで生き抜いていくには、自分もそれにあわせて、変化せざる終えなくなること。起こっている変化を無視して「現状を維持する。」ことは、周囲が変化するなかでは、劣化することと同じ状態になること。

でも、いきなり大きな変化に直面すると、バランスが取れなくなり、大きなダメージを受けてしまう可能性があること。だからこそ、自分でできる小さな変化を積み重ねること。

そして、変化するときに、自分の意志の力を信頼し過ぎないこと。そもそも自分なんて、たいしたことないのだから、環境を変え続けることで、変わっていく環境にあわせて自分を変えていくこと。

「常に変わり続けられる人」というのは、常に変化のある新しい環境に飛び込み、変化の流れに逆らわない人のこと。個人としての意志の強さとかは、きっと、関係ないはず。

読んでくれたかた、ありがとうございます。転校して自分が幼い頃に変化の経験をさせてもらったことは、つらいこともあったけど、ずいぶんと大人になってからの自分を助けてくれた。


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