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窮鼠日記27 居合いの達人(ミクシィに過去に書いた日記)

2007年06月21日10:01
昨日馬場の店に出勤すると、所沢店からベテラン社員の方がヘルプに来ていた。ピークタイムも冷静かつ沈着な高速ワークで軽く麺上げをこなしており、圧倒的な技量の差に感服した。
仕事終わってから雑談していると、そのヘルプの人は幼い頃から武術を修していて、今は中野の居合術道場の師範代で、一昨年と去年の全国大会で優勝したそうだ。
居合い術ゆうのは抜刀の術やという先入観から、型の美しさを競う試合なのかと思ってたのだが、その師範代の話では、真剣、木刀、刃引きの剣でホンマに斬り合うらしい。過去34回開催され、6人死人が出てるとのこと。会場は京の二条城の一角で東日本代表24人と、西日本代表24人が集結し毎年一回行われてるらしい。他にも、幻の不知火流、斬鉄術の神技、琉球唐手のこと、中野道場の荒行の話など、オリエンタルラジオ以前のホンマモンの武勇伝を色々聞かせてもらった。
そういう世界があることは知らなかった。平成の世にもサムライを志す人間はいるのだ。
まさかラーメン屋さんで、古武術談義を聞けるとは思わなかった。新鮮な夜だった。

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