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書店はその日の難逃れ

2023年9月27日(水)

今日から久々に石垣島に滞在する。
この度の目的は歯の治療だ(現在、与那国には歯医者がないので、歯に何かしらの問題を抱えているときは島を出るしか無い)。

本来ならこのタイミングで妹と北海道旅行に出ていたはずが、なんやかんや……あって、2軒隣のおうちにお泊まり!みたいな心持ちで石垣に行くことになった。札幌と礼文島は来年へ持ち越しだ。

わずか30分程のフライトでお馴染みの南ぬ島石垣空港に着き、小一時間ぐらい空港のスタバエリアで仕事。その後、12:15という絶妙な歯医者の予約時間に間に合うようにバスへ乗った。

宿に大きな荷物を預けて歯医者までの時間つぶしに町中を歩いていると、隠れ家的なお店を見つけた。咄嗟に写真を撮ったが、この店について今日は検索せず、隠れ家のままにしておくことにした。

お店なのかはまだ定かではない。


そしてやってきた歯医者の時間。結果から言うと、虫歯は一つも無く、ちょっと噛み合わせが悪い箇所があり、ちょっと食いしばりの跡があり、ちょっと歯の組織が脆い部分に色素沈着があっただけだった。なんとなく痛いと思っていたところは、なんとなくのままにしておいて大丈夫なようだ。虫歯のチェックだけでなく歯のお掃除もお願いしていたが、歯石だと思っていたものは色素沈着で、拍子抜けするほど安い診察料を支払って外へ出た。日差しが眩しい。

気を取り直して昼食を取り、次の予定までお茶でもしようと適当なお店に入ったが、店員は電話で何やらシリアスなやり取りをしているし、店先にいた犬はかわいいし、常連のパリピと呼んでよさそうな男女3人組は入ってくるしで居たたまれなくなり、早めにお店を出てしまった。とにかく涼しくて静かなところを求めて、少なくとも開店20年は経っていそうな書店に入った。

ありがとう、山田書店。

なんとなく文房具コーナーに向かう。時間つぶしには最適な、品揃え豊富な文房具コーナーだ。シールやノートや付箋のコーナーを練り歩いて、なんとなく目を下に向けるとアラビックヤマトが並んでいる……の、だが。アラビックヤマトにカラバリが増えている…… 朱色のキャップがトレードマークだったアラビックヤマトに、やんわりポップなカラーがお出まししている。君たちは一体誰なんだい?

これについてはさっき検索した。数量限定の「アラビックヤマト レトロポップ」シリーズというらしい。いや、レトロポップなアラビックヤマトなら、朱色のロングセラーな色合いが一番では?と思ったが、そんなことを言うのは野望なのかもしれない。レトロポップなキャップとラベルになったお馴染みの糊は、なんだか味違いのドレッシングに見えた。

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