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COSMOS たましいの楽園 大天使ミカエルとの10年間の記録 1992年~2002年 14歳~24歳 No.69

セリカルの再定義
2000年9月19日  22歳

セリカルからの声が聞こえない。
カレンからのお告げもない。
とても悲しい。

私は今、一体何をしているの?
私は今、どこで生きているの?

タイムリミットがせまってる。
だけど何も感じない。

あの日の満天の星空。
うまく話せなかった英語。
私が歌った歌。

あなたは私に
“Your voice so impressed with me ” 
(君の歌声にとても心を動かされた)と言った。

恋愛以上の私の夢。
それが唯一、私をイギリス生活の中で支えてくれるものだった。

全てを言葉にして理解したい。
形にして見たい。
叶えたいことを現実にした。
そして学問の新たな世界を拓くことができた。

私はなんて欲ばりなの。
全てを手にしたいと思ってた。
全てが手に入ると思ってる。

何をまだ探しているの?
あなたがいない。
あなたが足りない。

セリカル、あなたよ。

9月29日
イギリスに行ってみて、大学で勉強して分かったこと。理解したこと。

私を取り囲むたくさんの究極の問題。
この世界(人間が見ているもの)は、あらゆる言葉によって成り立っている?

私に必要なことは、文章を読んで考えたり、
文章を書いて物事を明確にするという
自分ひとりで行わなければならない自己対話の時間。

たくさんの宗教・民族・言語。
国家→国民→分断の図式。

思想、イデオロギーによる対立。
資本主義・社会主義・共産主義。
その先にあるものを見つけたい。

国がなくなって世界政府ができればいいの?
それは誰が統治するの?


10月7日
私、こんなにもただ普通の人間になってしまった。
人との違い、脳の仕組みの違いを上手に隠せるようになった。

思ったり考えたりしたことをまず書くこと。
そうして自分の思いや考えを整理することができる。

今日することや、思いついたことをすぐに書くこと。
そうしてやっと私は話せる。
声に出して話すことができる。

セリカルのいない新しい夢。
セリカルはいても何の夢もない。
どちらも成り立たない。

Dream = Love
新しい夢とセリカルは同時に生まれるものだから。

セリカルとは、
これからの10年間を新しい指針を私に見せてくれる人だ。

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