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浴衣の着崩れを防ぐための3つのポイントを 「グーチョキパーの法則」としてご紹介します。

7月に入り、いよいよ夏本番。
花火大会や夏祭り、浴衣を着てお出かけする季節がやってまいりました。

浴衣を着ている時間は日が沈んでからの数時間。
されど夏の湿度か、隣に並ぶときめきか、
着崩れが気になることはありませんか。

そこで今日は、浴衣の着崩れを防ぐための3つのポイントを、
「グーチョキパーの法則」として、ご紹介したいと存じます♪

普段聞き慣れぬ和装特有の単語(衣紋、袂など)はあまり使わず、
簡単に美しく、浴衣を楽しめればいいなと思い、筆をとりました。


…って、ちょっと文章が硬いかしら?

動画だけでなく文章でもブレブレなのがわたくし、かれんぴですが、軌道修正いたしましょう。

それではさっそく、ジャンケンポン!!

【グー】 首は涼しく

最初はグー、です!

グー(拳)ひとつ分、首のうしろを涼しくしましょう。
これはよく「衣紋(えもん)を抜く」などと言われます。

衣紋というのは後ろ襟のこと、抜くというのは開けるということなので、
「首に後ろ襟がかからないようにしよう」ということ。

その際、後ろ襟と首の間の広さとして「グーひとつ分」がちょうど良く、それより大きく開けてしまうと、色っぽくなってしまうのです。(うなじだけでなく、背中も見せることになってしまいますからね)


【チョキ】 ピースの角度は60度

次に、チョキです。

浴衣の襟が交差する部分で元気にピースしてみてください。
人差し指と中指の間をめいっぱい広げて、さあ、笑って!

……ではなく、
V字より少し広めにピースすると大体60度くらいになりましたか?

なりましたね。

そう。
襟元は、大体60度くらいの角度になっていると美しいのです。

後ろ襟と同じく、この角度が広くなるほど胸元が開くのでセクシーになってしまいます。多少好みにもなりますが、どんどんはだけてしまいますから、破廉恥にならない程度に注意しましょう。

襟元は乙女の身だしなみ。
想いと同じぐらいには、固く引き締めてまいりましょう。

【パー】 さよならブラジャー

最後に、パー。

胸に手をあてたとき、手がパーの状態になるようにしましょう。
つまり、胸のふくらみを抑えること。

具体的にいうと、ブラジャーを着けないということです。

ちなみにベストは、「和装用のブラジャー」を着けること。

普段皆さんが着けているような、ワイヤーでかたちを補正してくれるようなブラジャーは、あくまでお洋服用のものなのです。

浴衣や着物など和装の際には、和装用のブラジャーをつけて、ストンとまっすぐな体型にすることで、綺麗に着こなすことができます。

「鎖骨」の部分や「腰回り」など、凹凸部分にタオルを巻くとさらによし。

淑女のみなさまへお伝えします。
和装は「形」ではなく「色」で強弱をつけるのです。

なので、お洋服用のブラジャーを着けるくらいならば、手持ちのキャミソール一枚のみ着用し、胸を強調させないようにするといいでしょう。


おまけとまとめ

ところで、和装のときに「なぜ髪をアップにセットするのだろう?」と疑問に思ったことはありませんか。

それは、髪を下ろしたままに「衣紋を抜く」と、ぽこっと襟の部分が出っ張ってしまうからなのです。

それでも髪を下ろして、はいからさんのようなハーフアップスタイルをする際には、下ろした髪を左右に分けて前に流すと後ろがぽこっとならないのでおすすめです。

ということで、浴衣の着崩れを防ぐための3つのポイントを 「グーチョキパーの法則」としてご紹介しました。

少し無理やり感があったかもしれませんが(笑)
この3つを意識するだけでグッと美しく着こなせます。

「グー」「チョキ」の着崩れ時の直し方は、ぜひこちらの動画を参考にしてみてくださいませ。

着て涼しい、見て涼しい、そんな浴衣ライフに少しでもお役に立てましたら幸いです♪

ちゅ〜るのように与えてください