そろそろ断捨離をしないとだ
その人の精神状態が部屋に現れていると私は思う。
かつて、
老人ホームに入った義父母の家を、
掃除しに行って驚いたことがあった。
夏の暑い日だった。
私達家族は、夫に半ば強制的に連れて行かれ、そこを大掃除しなくてはいけなくなった。
年に二度ほど、これまた強制的に連れて行かれる夫の実家だ。
夫の実家に良い思い出はない。
初めて入った二階の押し入れやタンスから出てきたのは大量の衣類だった。
しかも、その中に一際目立つ義父の白いシャツ(アンダーウェア)
その数たるや、驚く程だった。
義母は認知症を患って、
何度も徘徊をして、ご近所に迷惑をかけていたので、担当のケースワーカーさんが、夫婦で入れる特養ホームを探してくれたのだった。
沢山の白いシャツは、認知症になった義母が、買っては忘れ、買っては忘れ‥溜まっていったものだろう。
それらほとんどを、一緒に行った次男とひたすらゴミ袋につめこむ。
私達にはほとんど価値のないものばかりだった。
夫と長男は家具や大型ゴミを片付け、リサイクルに出した物以外は、トラックに何台分も、彼らの生活の証が載せられ、ゴミ焼却場へと行った。
最後にそのうちの引き取り手がない
謎の布袋さまと鷹の銅の置物と、
日本人形と柱時計などを夫は持ち帰ると言い張った。
迷惑極まりなかった。
物置には入らず、押し入れにも入らない。
狭い我が家のどこにその謎の置物を置くのか?
部屋のインテリアに全くそぐわない、それらを何処に置くのか?
恩を仇で返すような行動が許せなかった。
なんのはなしですか
それらは最初リビングのスチールの棚の上に鎮座していた。
不適な笑みをたたえる銅像と鋭い嘴で狙ってくる鷹。
絶対風水じゃないけど、運気が下がるアイテムだよねと思っていた。
実際、運気はずっと下がりっぱなしだった。
だから、長期戦でちょっとずつ移動したり、一体ずつこっそり処分してあげた。
(勿論、夫は気がつくと怒っていたが、そんな事は想定内だった)
それくらい嫌だった。
運の悪い家から、悪い運気を持って来てたのだから。
数年がかりで成し遂げた😆
それから十何年経ち、どうも悪い運気は
私の部屋に停滞中みたいだ。
若い時は、趣味が部屋の片付けって言ってもいいくらいだった。
子供が散らかしても、すぐ片付けをしていたのに、
それが次第に毎日忙し過ぎると、
まぁいいか‥になってきた。
子供が巣立って、空いた部屋を1ヶ月以上かけて掃除して、私の部屋にした。
部屋が広くなると物が増える。
読みたいと思って買って満足していた本が、沢山その辺にある。
生活に少しゆとりが出てくると、
ストレスの発散場所が、ショッピングになった。
タンスやハンガーラックに沢山洋服がぶら下がり、遂にはそこも溢れてきた。
17年位 趣味で続けているフラとバレエ。
病気になっても、復活する原動力となっていた。
今生きてる証とも言えるフラのレイや髪飾り、これが箱に入って本棚の上辺りに沢山ある。
能登半島地震の時は、それらがバラバラと落ちてベッドの上に散乱した。
そして 一番やっかいなのは、
書類の山と文房具があるエリア。
ミニテーブルの上のノートパソコンが埋まってしまってる。
勿論、忙しさのせいにしていたが、仕事を辞めて引きこもっていた数ヶ月もやる気が出ず、その後仕事を始めたのでそのままだ。
今は病気療養中で手も出ない。
思い切って、断捨離したいと思って買った本も、そこに埋もれている。
どうしたら取り掛かれるのだろう。
なんのはなしですか
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