「浮遊館」一巻キャラクターデザイン紹介

画像1 今年3月に出版された児童書「浮遊館」の挿絵を担当しています。仕事に入る前に作った、登場人物やモノの設定をご紹介。まずは、主人公のソラちゃん。そそっかしい性格。お友達になった花音ちゃん。こちらはおっとりさん。わりとすんなり決まった2人。
画像2 ソラちゃんは、服の色が変更になりました。こちらは最初の案。お名前からして空色のワンピースにしたいなあと思いました。それにポシェットが革という設定なので、水色の方が映えるかなと。
画像3 赤いくまの編みぐるみはキャンディ。ビジュアルがはっきりしているのに、目鼻口耳の位置、大きさ、距離によっていろんなバリエーションがあって、悩みました。やんちゃな男の子という性格なので、F案になりました。
画像4 館でモノを修理したり管理する猫、シド。最初はペルシャ猫風というオーダーでしたが、ソマリ風の案で採用いただきました。耳が欠けているのはかりん提案採用なりました☆
画像5 館の管理人、ラミさん。最初は落ち着いた初老の女性、というオーダーだったのです。
画像6 ロングワンピースかな、ということで大人っぽいシルエット探ってみました。
画像7 がしかし!途中でイメージガラッと変わって、もっと個性的にしましょうと。シドが普通じゃないので、釣り合うように?一転して小柄でお茶目な新ラミさんとなりました。
画像8 館のデザインは資料集めからしてとても時間がかかりました。大正、昭和初期に日本の大工さんが建てた洋館、というオーダーでした。コロナなので取材にも行けず。五島列島で撮ってきた教会の写真をみたり。ステンドグラスデザインは著者の先生にとっても気に入っていただけました。
画像9 浮遊館修正版。「鐘をつけて欲しい」というオーダーが追加され、教会でなく鐘がついてる家って見当たらず、どーゆー構造でついてるんだろう?と悩みました。
画像10 ブログの方でもう少し詳しく説明をつけているので、ご興味ある方はぜひ☆https://kanzakikarin.com/2022/05/16/fuyu-kan-chara/ 今月末から2巻の制作に入ります〜

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