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食生活アドバイザー検定 3級・2級 受験記【試験勉強編】

きっかけ編はこちら↓

勉強開始から試験まで約2ヶ月。
まずはざっくり、理想的な計画を立てる。

勉強計画の立案

まずは、試験にパスするために何をするか計画を立てる。

教科書の勉強対象は全部で6章あるので、週末中心に1章ずつ取り組んで、それを3回くらい繰り返す計画を立てた。(ちなみに実際はこんなにスムーズに進んでいない。)

雑にプランを立てつつ、並行して食アド受験記ブログやYouTube動画で情報収集。大体100時間くらい必要らしい。これらを踏まえて自分なりの方針を立てた。(ちなみに実際は100時間も確保できなかった)

食アドは暗記ものも多いので、いかに繰り返し脳にインプットして定着させるかが大事。とはいえ丸暗記は本質的には意味がないので、YouTubeやpodcast、食関連のニュースもたくさん仕入れながら、しっかり頭に入れていきたいと思った。

試験勉強のやり方

①教科書&ノートでメモ

まずは教科書の内容を流し読み。そしてノートにメモをとって自分なりの理解。はじめは5大栄養素の5つすらままならない状態から始まる。

普段ほとんどパソコン仕事で筆記用具で文字を書かないので、めちゃくちゃ字が汚いし漢字も書けなくなっている。脳が徐々にウォームアップ。

メモをとりつつ、勉強途中での気づきや試験時も注意点などのポイントを、備忘録としてノートの端っこに書き留める。このメモは途中途中の振り返りや直前の試験対策に役立つ。

ちなみに教科書は、最初は試験後にメルカリで売ろうとしていたので綺麗に使っていた。しかしそんな悠長なことを言ってられる状況でなくなってきたので最後は章ごとに裁断し、がっつりメモを書き込んだ。

裁断は、勉強のボリューム感が減ってやる気が出てくるのでおすすめ。

②単語帳

暗記したいことは単語帳に。実はすっかり忘れていたが、中高の頃、いつも単語帳で勉強していて、そのことを中高の友達が思い出話として話してくれたのをきっかけに、今回も単語帳を使ってみることにした。

単語帳は、隙間時間のお供という要素もあるけど、試験直前、無駄に教科書をパラパラして焦りがちなときに取り組むと安心するお守りツール。勉強しながらカードを溜めていって、前日にざっと理解度を仕分けして、抜けているところを中心に復習した。

③YouTubeとpodcast

食生活アドバイザー試験対策コンテンツは意外と少ないが、ないわけではない。私は以下の番組を、通勤時やランチタイム、お風呂の中で繰り返し繰り返し聴いていた。

私は公式の試験対策講座(合格率が2倍になるらしい)を受けないで受験するので、傾向対策せずに全方位で覚える必要がある。目からだけでなく耳からでもインプットして記憶を定着させられるように、こういったコンテンツを利用させてもらった。配信者のみなさま、本当にありがとうございます。

④過去問

大学受験もどんな資格も過去問に取り組むのは当たり前の必勝法。2週間前くらいから、メルカリで買った過去問に取り組んだ。

2回通しでやって、最初は5割から6割の正答率、2回目(試験前数日)は8割くらいの正答率になった。

⑤記述問題用の漢字練習

3級は全問選択型だが、2級は筆記で記述する問題が13問あるので、ラスト2週間で漢字を覚えた。章をやりながら書き出して、間違ったものを覚えていく方式。3〜4回繰り返しやって、最終的には大体覚えきった。

⑥語呂合わせを作って暗記

食生活アドバイザーで一番の難関が栄養素。ビタミンB2が何に効いて欠乏するとどうなるとかそういうものを確実に覚えないと点を落とす。かと言って高校時代のような丸暗記は不可能だ。6桁の認証コードすら怪しい私にはなおさら。

調べてみると世の中にはいろんな語呂合わせが存在していたが、看護師の試験などは情報が多く、覚えなくていい情報もあっていまいちだったので、最後は自分で作り出して無理やり覚えた。

食中毒菌についても同様に暗記した。

自分で作るのは記憶の定着率が高くなるので本当にお勧めしたい。実際、これで合格に繋がったと言っても過言ではない。

⑦時事ネタチェック

教科書で勉強しながら、気になったり新たに知ったキーワードをGoogle検索してブログやニュースを見るように心がけていた。HACCPのような制度だったり、アレルギー、食中毒、遺伝子組み換え、物流など色々調べた。特にアレルギーや遺伝子組み換えについては直近で法の改正などもあり、教科書にはない情報を知ることができた。

もちろん最新情報は試験には出ないが、こういった情報を得ることで理解が深まり、脳に記憶が定着しやすくなる。それに、そもそも食生活アドバイザー試験は食の知識に詳しくなるための手段であるので、試験勉強をきっかけにトレンドに触れるのは大事なことなのだ。


⑧直前計画(WBSの段階的詳細化)

残り1週間は必死だ。限られた時間をどう使うかで合否に直結する。1週間前の時点で、模擬試験と過去問は合格ラインギリギリ。軽い焦りもありつつ、1週間の理想的な計画を立て直す。(ちなみにここで立てた計画も、予定通りには終わっていない)

⑨試験直前

試験は日曜日だったので、当然土曜日は1日中勉強。ギリギリで2回目の過去問を解き終えた。

そして本番当日のイメトレもしておく。何時に起きて、何時に家を出る。昼休みに何をするかなども決めておいた。

最後は睡眠と体調と気合い。そして万全の準備のためにDHAサプリにも頼る。正直DHAは縁起を担ぐためのものだけど、こういうことも「やることはやった!」と自分に自信をもつためには重要だったりする。

本番を最高のコンディションで迎えるためにはなんでもやろう。

と、こんな感じで計画通りに当日の試験を迎えた。

試験結果

結果は、3級も2級も無事に合格。解き終わって既に手応えはあったが、8割以上点も取れていたようで嬉しい。

試験勉強を振り返って挑戦者へのアドバイス

振り返ってみると、合格に確実に繋がったのは過去問と語呂合わせの暗記。

過去問は、同じような問題と選択肢で、言葉を微妙に変えてある問題がたくさん出ていた。おそらく試験対策としては公式テキストの模擬試験では足りないので、ちょっと高くても手に入れてやっておいた方がいい。

語呂合わせ、というか暗記については、やっぱりこれが出来ているかで合否が分かれると思う。食生活という日常に近い領域であるものの、日常の延長では得られない知識があり、食生活アドバイザー試験ではたくさん問われる。ビタミン・ミネラル・食中毒、最も覚えづらいものを制するものが食アドを制すと言っても過言ではない。多分、テキストを読んだだけで暗記できてない人が落ちてる。

試験対策講座を受けていない人は、舐めてるとちゃんと落ちると思うので、しっかり計画を立ててそれなりに時間も確保して準備することをお勧めしたい。

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