見出し画像

2017年を振り返って〈仕事編〉

2017年、仕事中心の1年だった。
生まれて初めての。

年明け1月にフリーになって、やりたいことがたくさんあって、どんどん動いて、手を出して、本当にやりたいこと・好きなこと・そうでもないことを、ひとつひとつ確認していくような1年だった。新しいことにたくさん取り組んだおかげで、自分の好き嫌いがくっきりしてきた。やってみたいこと全てが、好きなことでも向いていることでもない。やってみないとわからない。

会社員時代、自分の仕事は好きだったけれど、それはあくまで仕事だった。私の時間を捧げるのは、基本的に職場にいる時だけ。休みの日には、仕事のことなどいつもキレイさっぱり忘れていた。ごはんを食べながら急に上の空になって、「どうしたの?」と聞けば、「仕事のこと、考えてた」などと言う夫みたいな人のことを、あきれたり可哀想がったりしながらも、どこか羨ましく思っていた。

でも、今年は、私も、何をしていても仕事のことばかり考えていた。

気がつけば、何を見ても、読んでも、聴いても、聞いても、話しても、全てを「書くこと」の材料としてとらえていた。何を書くか、書きたいか、どう書くか、書けるのか。どう包み、どう届けるか。これからどう進むのか。何を変えるか、変えないか。

仕事は厳しく、楽しく、幸せだった。

2017年は、走ったりつまずいたりしながら、ぐんぐんと進む1年だった。次々と変わっていく周りの景色を楽しみつつ。だけど、来年は、見つけた山をじっくり登っていくような1年になりそうな気がしている。

ぐるぐると周りながら、少しずつ登る道。「また同じ景色か」とうんざりすることもあるかもしれないけど、気づいたらずいぶん高くまで来ていて、ひらけた景色に見とれるような、そんな年になったらいいなと思っている。


サポートいただけると、とてもとても嬉しいです。 もっとおもしろいものが書けるよう、本を読んだり映画を見たりスタバでものを考えたりするために使わせていただきます。