2018年の「書いたこと」と人生の目標

ライターで友人のマツオカミキさんとの書くことに関するこの交換ノート。最終回になる今回は、ちょうど年末も近づいてきたことですし、この1年間を振り返りたいと思います。

1年前の今頃も、振り返りのnoteを書いていました。

そこで私は、2017年を「ぐんぐんと進む1年だった」と言い、2018年は「見つけた山をじっくり登っていくような1年になりそう」と書いていたんですが、今は「本当にその通りの年だったな」と、感じています。

今年は、9月に小説「娘のトースト」を書き終えるまでは、毎日毎日小説のことばかりを考えて生活していました。それは、まさに「山をじっくり登っていく」ような時間でした。厳密に言うと、この「登る」は、来た道を戻ったり、足を止めて休んだり、道を見失って立ちすくんだり、という諸々も含んでの「登る」で、1年前の私がそれをわかっていて「じっくり」と言ったのかは忘れてしまったけれど、本当にまさに「じっくり」とした時間だったなあと、思います。

小説を書いている間は、「これが終わったら思いっきりのんびりしてやる」と思っていたんですが、いざ書き終わったら、今度は小説を書いている間に書けなかったことを書くのに夢中になってしまいました。

小説を書く中で考えたことも残しておきたかったし、夏にはなかなか書けなかったnoteもできるだけ更新したかった。コンテストにも参加したかったし、この「交換ノート」も、毎回楽しみながら書いていたら、もう年末。

つくづく、「書くこと」を生活の中心に据えられる今の仕事ができて幸せだなあと思うけれど、そういう生活を送っても、1年かけてこれだけの量しか書けないんだなという、がっかり、ではないけれど、自分の体力気力を、納得して思い知る感じでいます。

ちょうど1年くらい前に、私は自分の人生の目標を見つけた気がしていて、それは、

1. 娘を幸せな人間に育てること
2. 読みたいものをできる限り読むこと
3. 書きたいものをできる限り書くこと

という3つなのですが、1年かけてこれだけの量しか書けないとすると、がんばって健康に長生きしないといけないなあと、思います。無理をしなくても、もう少し気合いを入れるだけで、もうちょっとくらいは多く書ける気もするので、来年はもう少しいろいろ書けるようにがんばろう。それから書きたいものを書くためには、まだまだいろいろ足りないので、たくさん勉強もしなくちゃ。

1年前に「じっくり山を登るような」と書いた私は、登ったその場所からきれいな景色が見えたらいいなとも書いています。少しだけ高いその場所から、よく晴れた空の下にどこまでも広がる風景を見下ろすイメージで。

だけど、実際に1年後の今は、確かにほんの少しだけ山を登れた気はするけれど、見える景色は晴れ渡ってなどいなくて、ところどころ霧がかかっていて。そして、どうやらその霧は、薄くなったり濃くなったりしながらも、これからもずっと続くんだろうなということがわかってきた感じ。そして、思い描いていたものとはちょっとちがうけど、この霧も、霧越しに見る淡い景色も、とてもきれいだなあと思っているところです。

来年も、その後も、そのモヤモヤの景色を楽しんだり、一瞬の晴れ間に心を震わせたりしながら、すすんでいきたいなあと思います。

***

今回で、マツオカミキさんとの交換ノートはおしまいになります。

ミキティとは、同じライターでも「書くこと」に対する考え方が全然ちがっていて、とても面白かったです。もしよかったら、あなたにとっての「書くこと」も教えていただけたら嬉しいです。

これまで読んでいただいて、ありがとうございます!


✳︎マツオカ一言✳︎
狩野さんの人生の目標、すごく素敵です。狩野さんって、いつ会ってもブレてなくて、トレンドに流されずに自分が大事にしたいことをちゃんと大事にしている感じがして、それが「書くこと」にも表れているんだなと、今回を通して改めて感じました。交換ノート、楽しかったー!ありがとうございました!



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狩野ワカ

書くことについて 二人のひとりごと

ライターで友人のマツオカミキさんとの交換ノート。 「書くこと」をテーマにした、手紙のような、ひとりごとのような文章。
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