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小説、はじめます。

小説を書いています。

正確には「書こうとしています」と言うべきなんでしょうか。登場人物についてあれこれ考えている段階で、「小説」本文にあたる部分を書くのはまだちょっと先。だから、私はまだ「小説」を書いてはいないのかもしれません。でも、そうすると「小説」は、どこから、いつから、「小説」になるんだろう、とそんなことも考えます。

子育てメデイア「コノビー」編集長の渡辺さん(@tatsuwat)から、「小説を書いてみませんか?」とお話をいただいたのが、今年の夏。それから、少しずつ少しずつ、本当に少しずつ、小説の枠組みをつくってきました。

ライターという仕事をしてはいますが、仕事では取材記事やコラム、noteではエッセイを主に書いている私にとって、小説を書くのは、ほぼはじめてのことです。取り組んでみて以来、思った通り大変なことや、思ってもみなかった大変なことにぶつかりまくっています。それから、知らなかった「創る苦しみの喜び」の存在も、ちらちら見えてくるようになりました。

年齢を重ねてくると、「はじめて」というものがどれだけ一瞬で過ぎてしまうのか、実感します。私が朝を迎えるのは、もう15000回目くらいだし。夫に「いってらっしゃい」を言うのだって、2000回目くらい。この間生まれたと思った娘とさえ、1000回目くらいの1日を過ごしている。でも、そんな私にも、まだ「はじめて」はあるんですね。貴重です。

その貴重な、私の「はじめて」の小説が、考えさせてくれるいろいろや感じさせてくれるいろいろを、せっかくなら残していきたい。そう思って、創作記録を書くことにしました。それが、この「小説、できるかな。」のマガジンです。このマガジン自体も、私の「はじめて」のマガジンだったりします。

こうしていろいろな「はじめて」に、いまだに出会える幸運に感謝しながら、更新していけたらと思います。面白がっていただけたら、幸いです。

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