二次創作を書いていた字書きが、初めて創作小説を書く上で気をつけること
私はずっと趣味で二次創作をしていた文字書きです。そんな私が今年の三月に、初めてオリジナル長編小説を書きました。文字数大体16万文字くらい。
どっちにしろ趣味の範囲で、軽く参考程度にしてくれたら嬉しいです。
その時に感じた注意すべきことなどを上げていきたいと思います。二次創作小説書いてたけど、オリジナル小説を書きたい!と思う人向けです。
まず、1つ目。
キャラはなるべく少なく。
まずはこれでしょう。二次創作はみんな原作からキャラクターを把握しています。なので、沢山キャラが小説内に登場しても難なく読んでくれるんです。
知っている子達は何人登場しても、キャラの見分けがつきます。
しかしオリジナルだと、みんな初対面です。
初対面の人と一変に会うのは疲れますよね。
なので、キャラが多いと
「ん、今喋ったの誰?」
「このキャラってなんの子だっけ?」
と、なります。特に、同じシーンで沢山新キャラが出ると、もう分かりません。
「俺は健一だ。そして隣にいるのが太郎。一番奥にいるのは優太。それからさっき筋肉ムキムキを触らせてくれたのがジョン・スミス」
暗記ゲーですよね。
なので、読者は名前を覚える前に先を読みます。だから『誰?』ってことになるんです。
そして『誰?』ってことが起きてしまったらそれはストレスになるんです。私はなります。
なのでキャラはなるべく少なく。キャラを出すにしても、一気に出さない。
どうしてもの時は重要度を提示した方がいいです。
重要度とは、要はメインキャラとモブの区別です。明らかモブだと分かれば覚える必要はない、それだけで読む時の負担が減ります。
なので
「俺は健一だ。こいつらは俺の親友たちだ。それぞれ太郎と優太とジョン・スミス」
あ、健一が重要キャラで他は覚えなくて大丈夫なんだな。
負担が減ります。
2つ目
キャラの説得力を持たせる。
これが、難しいのだ。何が難しいって、
二次創作する分には『頭のいいキャラ』に『頭がいい』という説得力は必要ないんです。もう原作が『頭がいい説得力』をしているから。
これが、オリジナルだとその説得力からしないといけません。
正直、書きたいところだけ書く!が出来ない。
頭がよくてイケメンで大企業の御曹司で慕われている生徒会長!!
というキャラを出したいなら、その描写から始めないといけない。一番簡単なのはモブに
「きゃーーーー頭が良くてイケメンで大企業の御曹司でみんなに人気の生徒会長よーーー!!!」と、言わせること。
説得力皆無ですね。設定だけの存在になります。魅力的なキャラにするには、わざわざこのキャラは頭が良くてイケメンで大企業の御曹司で慕われている生徒会長であることを具体的に示すエピソードが必要になります。
めんどくせぇな。って思いますよね?
正直、私もめんどくさかったです。『頭がいい』って設定は、マジで作者の知識フル回転しますので。その分、二次創作はそのエピソードをすっ飛ばして書きたいところだけ書ける。
原作にキャラを魅力的にする説得力を丸投げして書きたいところだけ書ける。
二次創作を書くの……楽だったなと思いました。でも、オリジナル小説のキャラを好きになってもらうには頑張るしかないんです。
読んでもらう小説って、やっぱり魅力的なキャラだと思うので。
まとめ
という、私が感じた二次創作の小説とオリジナル小説を書く上での違いを二点を上げました。
しかしオリジナルはオリジナルで楽しかったです。何故なら全てが私好み私が世界、私が全て
二次創作なら、世界観を把握して、キャラの口調を把握して〜関係性を把握して〜キャラの呼び方を把握して〜設定を把握して〜。しなくていい。私が解釈、私が公式。
それはそれでとっても楽しかったです。
なので、二次創作ばっかり書いてたけど、オリジナル小説書きたいな〜なんて思った人は是非一度勇気をだして書いてみてください。
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