お金と愛の対立。
こんばんは、かりんごです。
最近は、読書やドラマ等、物語を読む観ることにはまっています。
なんとなく、読んでみた「ベルサイユのばら」一巻。
無料だったから、聞いたことあるタイトルだったから、読んでみた。
したらなんと、面白かった・・・・!
第二巻が気になって気になって、
買わずにはいられなかった。
気がついたらベルサイユのばらの世界観ににどっぷりはまって、
全九巻読み終えていた。
愛するからこそ諦める系
ベルサイユのばらで描かれていたのは、
貴族の資産相続問題と、人間の本能的な愛の葛藤だった。
息子を産んで、他の貴族の娘と結婚させることでより大きな富を築く
これのくり返しであった。そこに愛はない。政略結婚である。
もちろん貴族も人間なので、恋をする。人を本能的に愛し求めてしまう。
しかし富を継続していくため、面子のためにその自然な行いは
許されない行為であった。
もう神を責める、神に祈るしかないほど、どうにもできない世界がそこにあった。
私は幸か不幸か、貴族の家庭に生まれなかったため資産の相続問題とは無縁である。そのため恋愛で別の誰かや面子に縛られることはなかった。
だからこのような世界があることを初めて知り、とても衝撃を受けた。
資本主義社会の中でも、お金持ちが絶対的に良い、ということはないんだ。と学んだ。お金持ちはお金持ちなりの悩みや問題が発生するのだと思った。
愛を信じて頑張る系
また、Netflixの「流星学園2018」を観ることにはまっている。
これもまた、お金持ちの家庭の息子が平凡な女の子を愛してしまったが故に
会社の未来を守りたい母親とぶつかりまくる物語である。
しかしこちらの方は、愛がとても堅いのか、現代に合わせているのか、
愛が勝つ。
愛しあう二人の愛は本当に堅い。母親が息子を閉じ込めるものだから、
息子は何も食べず飲まず何もしないことで母親に対抗して、平凡な女の子も
彼を愛するが故に彼が絶食するなら私も絶食するとか言い出して
二人とも死にそうになるくらいに
母親、社会、お金に対抗している。
それほどに二人の愛が強かった。
私はそれを見て、ただただ、すごいと思った。
世の中にこんな強い愛が存在し得るのだなあと感心した。
愛することができるか?
これは物語であるから、現実はこのようにはいかないだろう。
ただ、これほどにまっすぐに一人を愛し、信じる彼、彼女は美しいなあ〜
って思った。
一つのことにこだわることは楽に見えて、一番難しいのかもしれない。
変わりゆく世界の中では、その変わりゆく世界と一緒に変わり続けることの方が安全であり確実であるからだ。
私は変わり続ける世界、様々な自由が許される時代に生まれた。
自分の価値観もとても柔軟であるなあ変わりやすいなあと自負している。
だからこそ、これらの物語が示す一人の人を強く愛する姿を見て、
自分の生き方を考えずにはいられなかった。
果たして自分は彼らのように全力で、この世界に生を落としているだろうか?愛を感じ与えられているのだろうか?自分の声に耳を澄ますことができているのだろうか?自分は時を待ってはいないか?諦めてはいないか?妥協してはいないか?
そんな声が頭の中を行ったり来たりしている。
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