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毎日スナップを600日続けてみて

皆さん、こんにちは。
私は東京で写真を撮っているかーりーと申します。毎日スナップを撮ってその日にSNSに更新するという試みを続けています。
前回の投稿から100日が経ち、今年の4月7日で毎日投稿600日が経ちました。

今回は直近100日の間で撮ってきたスナップと共に、自分の好きな写真について振り返ってみようかと思います。


振り返るきっかけ

自分の好きな写真についての振り返ってみようと思ったのは、写真家のKen Tanahashi (https://twitter.com/kentanahashi?s=21&t=iKOyOrQaznQkjZd4d_wu2Q)さんの投稿がきっかけでした。

この投稿を見て、ちょうど節目である600日に合わせて振り返ろうと思った訳です。
Kenさんは写真だけでなくX運用に関する情報も発信していらっしゃるので、是非知らない方はチェックしてみてください!

どんな写真が好きなのか

この日は木漏れ日が美しかった。写真を通して身の回りの美しさに気づくことが増えたように思う。

最初に結論を述べると、私は静かな写真が好きなんだなだと改めて気づきました。
自らの心を鎮め、また自分自身の中に巣食うネガティヴな感情を落ち着けるために日々写真を撮っています(個人的な話になるので、詳細は最後に記します。読みたい方だけどうぞ)。

前置きはこの辺りにして、直近100日分のスナップから選んだ写真達と共に振り返ってみましょう。

100日分のスナップと共に

平日は夜に撮ることが多い。
枚数こそ少ないものの、自分の心が動いた瞬間を撮ることを最も大切にしている。
飲み屋の前で。赤の色味がとても良い。
街灯に照らされていた木々。ハイライトの加減がとても良かった。
地域のお祭りにて。余白を残して切り取ってみた。
夜中の住宅街にて。壁に写る影が残像のようになっていた。
自分の心がざわめいた瞬間に、シャッターを押したくなる。
街中での一枚。壁に描かれた女性と立っている男性の対比が面白く感じた。
曇天の日は光が柔らかくて撮りやすい。
草木も女性のように美しく撮りたいと思っている。
ガラス越しに撮るのも楽しい。写り込みがあることで、多層的な写真になるのが面白い。
ガラスを一枚隔てることで、少し柔らかい印象になっているように思える。
湿度を感じる写真がとても良い。静けさや孤独を感じた時、撮りたくなる。
雨の日の夜は心が踊る。雨の街は、煌びやかさや街の喧騒の中に儚さを感じる。
敢えて普段行かない場所にも出向いてみた。気分転換になり、新しい刺激をもらえる。
海はいろんな表情を魅せてくれることに気がついた。
時間帯、場所、天気によって変わってくるので面白い。
観光地にも足を運ぶようになった。誰かしらの物語を感じる瞬間が好きだ。
光があまりに良かった。心なしか女性の表情も穏やかに見える。
仕事が早く終わると、川辺まで歩く。
最近は日が長くなってきているので、自然光の写真が撮りやすい。
川の流れを綺麗に撮れないかと試行錯誤して撮った一枚。夕日に照らされた水辺が美しいと感じた。
水面がS時に曲線を描いているようにも見える。
裏路地に差し込む光を見つけて。面白い光を見つけると、何か撮れないか考えてしまう。
太陽に照らされたススキの穂が美しかった。このくらいの透け加減がとても良い。
初めてミモザを撮った。花を撮るのは難しい。
この時は柔らかい光を入れて撮るように心がけた。
2月に大雪だった日。いつも見ていた通勤路さえも様変わりして驚いた。
こういう時、カメラを常に持ち運んでいて良かったなと思う。
雪降る街と共に。通行人を入れて街の風景を写した。

終わりに

いかがだったでしょうか。こうして振り返ってみると、やはり静的な写真が多いことがわかるかなと思います。
私自身は写真における自己表現にあまり興味がなく、「美しいものをより美しく、良いと思ったものをより良く撮る」ことを今は重要視しています(自己表現に重きを置いている写真家・フォトグラファーを否定するつもりはありません)。

いずれにせよ、自分自身と向き合いながら、何を撮りたいのか考え続けることが大切なのではないでしょうか。

この写真達が、皆さんの写真ライフの一助になれば幸いです。
X(Twitter),Instagramの方では毎日更新をしているので、もし気になった方は写真を覗きにきてもらえると嬉しいです。

では、またいつか。

かーりー/Yuki Kariya

手のひらと木の影をシンクロさせて。特に深い意味はないが、自由に撮る・試す心は忘れずにいたい。


(余談)なぜ静かな写真を好むのか

個人的かつネガティヴな話になります。読みたい方だけどうぞ。

私は家族・親族と仲が悪く、小さい頃から事あるごとに自分の生き方を否定されながら生きてきました。そんな私にとって外の世界は恐怖の対象であり、他者は自分の存在を否定する者でした。

しかし、カメラを通して見る世界はとても美しいものでした。
「こんな世界にも、希望はあるのかもしれない」

そう思えるようになったことが、写真を初めて良かったことなのかもしれません。

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