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【ポケモンSV】万能な受けポケモン!!スイクン育成論【ポケモン育成】

皆さん、こんにちは。
今回は「三犬強化月間」第三弾としてスイクンを紹介します。

高い耐久にそこそこの素早さ、技範囲の広さからチョッキスイクン、オボンスイクン、ゴツメスイクンなどなど様々な型が存在します。
このインフレ環境で使用率が下がってしまってますが、パーティーや育成次第でまだまだ活躍させる事ができるポケモンです。

今回はなんと型を3つ紹介。
以前公開したオボン型を除く型を掲載させてもらいます。
「個体紹介、努力値、特性と性格」はそれぞれが異なるので別項目に、「技、テラス、持ち物」は共通して解説するものもあるので纏めています。
長くなりますが目次で飛べるので是非見てみて下さい。

●個体紹介【とつげきチョッキ型】

スイクンの広い技範囲に加え持ち前の耐久を活かして幅広い対面と打ち合う型。
レギュレーションG以降は高火力特殊アタッカーが増えるので個人的にこの型が1番熱い。

性格:ひかえめ
特性:せいしんりょく
持ち物:とつげきチョッキ
テラス:どくorフェアリー
技:ねっとう、れいとうビーム+@2
努力値:H236、C252、D20

【HD】
C特化テツノツツミの眼鏡ハイドロポンプが、テラス時で最高乱数切って2耐えする数値。

【C】
幅広い対面に対応する為、可能な限り高く。

【S】
余り

【役割】
初手要員、特殊への後投げ

▶︎努力値

元々耐久が高い為、Hに振るだけで大抵のポケモンの技を2耐えする為、Cに努力値を割いて「特定のポケモンを仮想敵にする」では無く「対面の大半と打ち合える」ようにしている。

今回はCをぶっぱとしているが、180まで落としても割と対面する耐久振りパオジアンを熱湯2発+神速で落とせるギリギリのラインを確保できる。
耐久方面も余った72のうち68を防御に振る事で、陽気A252ウーラオスのインファイト位であれば2耐えするので其方の調整もあり。

ただし、その場合H252カイリューを熱湯+冷凍ビームで落とせる確率が瀕死率87.5%から54.68%に変わる。
最も事前にステルスロックを撒くことで、ある程度この辺は緩和できるのでパーティーと相談して決めましょう。

▶︎性格と特性

幅広い対面と打ち合う事が目的なので、性格は少しでも火力を上げる為「控えめ」。
打ち合う中で怯みを引くだけで有利不利が変わってしまう点、打ち合う事が目的でプレッシャーを活かした居座る戦い方は苦手な型なので特性は「精神力」で確定です。

●個体紹介【ゴツゴツメット型】

高い耐久を活かし、物理受けとして育成した型。
特にスイクンを起点にしてくるウーラオスへはかなりの役割遂行力を誇る。

性格:ずぶとい
特性:プレッシャーorせいしんりょく
持ち物:ゴツゴツメット
テラス:フェアリー
技:ねっとう、れいとうビーム+@2
努力値:H252、B196、C60

【役割】
物理受け

【HB】
・A252特化悪テラス鉢巻パオジアンの噛み砕くを威嚇込み最低乱数以外2耐え。
・A252特化ウーラオスのインファイト2耐え。

【C】
余り。
・神通力で耐久無振りウーラオスを確定2発(耐久振りはゴツメとの併用で倒せる)。
・冷凍ビームでH4鉢巻カイリューをゴツメ込み乱数1発(81.25%)

▶︎努力値

物理アタッカーの接触技を何度も受けてゴツメの反射ダメージを与えたいのでHは252、Bも196まで振っている。

Bをウーラオスのインファイト2耐えのギリギリまで削りCをその分上げる事でカイリューをゴツメ反射+冷凍ビームで見れる範囲が広がったり、H4パオジアンをゴツメ反射+熱湯2発で倒せるようになるのでそちらもあり。

▶︎性格と特性

物理方面の耐久を底上げする為、性格は図太い。
特性は場持ちがそこそこなのでプレッシャーでも良いが、殴る分怯みを引きたくないので精神力の方がやや優勢。

●個体紹介【瞑想型】

ゴツメ型同様に高い耐久を活かし、物理受けとして育成した型。
ゴツメ型との違いは瞑想がある事により、特殊対面にも積みさえすれば要塞化でき、食べ残しとも合わせてかなりの居座り性能を誇る点。
反面、攻撃技が熱湯しかない為、挑発やアンコールに弱い点が挙げられる。

性格:ずぶとい
特性:プレッシャー
持ち物:たべのこし
テラス:フェアリー
技:ねっとう、めいそう、みがわり、ほえる
努力値:H236、B252、D20

【役割】
物理受け、詰み要塞

【HB】
防御方面の最大指数。
・A252振りウーラオスの特化インファイト2耐え。
・A252振りパオジアンの悪テラス特化噛み砕く2耐え。

【HD】
・C252振りアカツキガチグマのノーマルテラス特化ブラッドムーン+真空波確定耐え。
・C252振りハバタクカミのフェアリーテラス特化ムーンフォース確定耐え。

▶︎努力値

Dの努力値は瞑想で上げていける為、余りを振るだけとし、Hと技で能力上昇ができないBに最大値振っている。
これにより物理方面への後出しがしやすく、安定して身代わりを張る事ができる。
特に相手の速度の遅いポケモンへの後出しができれば、そこからステロ+吠えるでハメたり、瞑想で要塞化もできるので、相手の受けポケモンにある程度強いというのもこの型の魅力。

▶︎性格と特性

性格は防御方面を底上げする図太い。
特性は身代わり+食べ残しの居座り性能の高さから、相手のPPを枯らすプレッシャー一択となる。

●技

【熱湯】
メインウェポン。
打ち合い性能を高める為に、より火力の高い波乗りにするのもありだが、Cにかなりの努力値を振り、性格を控えめにしているので此方でもそこそこな火力が出る上に、交代先に負荷を掛けられる熱湯が強すぎる為此方で確定。

【冷凍ビーム】
チョッキ型やゴツメ型では優秀なサブウェポン。
カイリューやランドロス始め、流行りの幅広い対面に打っていける。
熱湯とこの技でかなりの範囲を見る事ができるので腐らない。

【神通力】
チョッキ、ゴツメ型の選択技。
スイクンを見たら嬉々として出てくるウーラオスに押せる技。
テラスを切られると火力はやや足りないが、スイクン対面に初手でテラスを切られる事はほぼ無く、あっても以降テラスが切られないので美味しい。
ちなみに余談だがこの技があると、ウーラオスと対面した時に水ウーラオスか悪ウーラオスか分かるので的確に技を打てるようになる。


【テラバースト】
チョッキ型の選択技。
テラス前提運用になるのであまり採用したくはないが、フェアリーならウーラオスのメインウェポンを両半減しつつ乱数1発。
パオジアンも耐久無振りなら、スイクン対面で押してくる悪技を半減にしつつ丁度1発。
毒にすればスイクンを見ると嬉々として出てくるその2のオーガポンを受けつつ確定2発で倒す事ができる為馬鹿にならない。

【神速】
チョッキ型、ゴツメ型の選択技。
個人的にチョッキスイクンならかなり欲しい技。
Cを削っている為、相手が耐久を調整していた場合、ミリ残しが起きる事が多々あるが、そこを削れる。
また、スイクンは素早さが低いが、この技のおかげで襷潰しや逆に襷耐えの狩り残しのスイープ等、最後まで役割を遂行する事ができる。

【ミラーコート】
チョッキ型、ゴツメ型の選択技。
ハバタクカミ等、火力を振っていても倒しにくい特殊アタッカーを潰せる。
チョッキを持っている事で、タイプ一致弱点技さえ耐えてくれるので特殊アタッカーはほぼ確実に1体倒す事ができる。
ただし、最近ではハバタクカミ、ブリジュラス等、卓になる特殊アタッカーが多いので打つタイミングが難しいのが難点。
個人的には禁止伝説解禁後のレギュレーションGからが最も輝く技だと思っている。

【吠える】
瞑想型、ゴツメ型の選択技。
起点回避技となる為、火力の特に低い上記2型であればあって損はない。
優先度が低く後攻で打つ事になるが、後述する寝言と組み合わせると優先度を無視して打つ事が可能。

【眠る】
瞑想型での選択技。
自己再生など基本的な回復技が無いスイクンでは貴重な回復技。
状態異常も回復できるので、居座り型のスイクンとは相性がいい。
ただし、インフレが進んだ今では素眠りすると、起きるまでの2ターンで削られ、3ターン目には眠る前に倒されるのでカゴの実、もしくは寝言必須。

【寝言】
眠るを搭載した場合選択に入ってくる技。
技スペースを圧迫するが、眠るを何回も打つ事ができるようになるので、居座り性能がより上がる。

【ひやみず】
瞑想型、ミラーコートを持ったチョッキ型、ゴツメ型の選択肢に入る。
火力は心許ないが、熱湯と違い相手のAを確実に下げられるので、相手の特殊アタッカーを誘い出せる。
瞑想型であれば交代に瞑想を打てるし、ミラーコートを持った型なら特殊アタッカーを誘い出し、そのまま返り討ちにできる。

【絶対零度】
瞑想型、チョッキ型の選択技で、命中率20%の役割無視技。
身代わりを採用して受けポケモンに連打したり、チョッキスイクンで突破が難しい対面を強引に処理するなが主で、氷テラスする事で昔の零度スイクンの如く30%でぶっ放せる。
とは言え昔と違い安定する訳ではなく優先度は低い。

●テラスタル

瞑想型やゴツメ型はウーラオス、パオジアンを受けやすく、竜技を透かせるフェアリーが最有力。
チョッキ型やテラバーストを採用している場合はフェアリーに加え、耐性が優秀でオーガポンに役割が持てる毒が追加で上がる。
絶対零度をメインで考えて受け破壊の役割を持たすなら氷テラスも候補だが優先度は低い。

●持ち物

【突撃チョッキ】
耐久面の種族値が高く技範囲も広めなスイクンで火力を上げた育成にした場合はほぼこれとなる。
ミラーコートは攻撃技扱いなので採用が可能な点も高評価。

【ゴツゴツメット】
物理受けに特化させたスイクンと相性が良く、火力が低いスイクンの補助をしつつ、相手を引かせることもできる。

【食べ残し】
身代わりを採用した型では採用候補に上がる。
居座りターンが長いほど強くなるアイテムで、Hを努力値最大にするだけで自然と16n+1となる点も相性がいい。

【カゴの実】
眠るを採用している場合は候補に上がる。
スイクンは自己再生と言ったお手軽な回復技が眠るのみなので、場持ちをよくする為に採用できる。

【オボンの実】
食べ残しと選択となる。
長時間居座れない場合、瞬間の回復量は食べ残しよりこちらに軍配が上がる。
オボンを上手く発動させる調整にした攻撃型のスイクンとは相性がいい。
チョッキとの違いは補助技も選択肢に入る為、自由度が高い点。


いかがでしたか?
かなり長い記事になって申し訳ないです。
スイクンは型も多くて種族値も優秀なので、詰めていけばパーティーに合わせて役割を持たせ、色々な調整ができるポケモンです。
是非自分のパーティーに合った型を作ってみて下さいね。
では、閲覧ありがとうございました。

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