「剽窃」が読めずつかえる上野くん 2-D読書マラソン8位


めがねを外して見た景色 第12回

かるがも団地のめがね担当 日野林が送る
短歌とエッセイの連載です。


たまに丁寧体じゃなくて普通体で書きたくなります。

今日はまさにそういう気分。

ちなみに、トップの写真はかるがも団地の藤田恭輔くんが大学の図書館の前で撮ってくれた写真です。


「剽窃」が読めずつかえる上野くん 2-D読書マラソン8位


訳あって、絵本を探していた。

さすがに捨てられてしまったかと思い母に聞いてみたら、押入れの上の段から段ボール箱に詰まったたくさんの絵本を出して来てくれた。

ぐりとぐらシリーズは、ホットケーキを作るやつも好きだったけど、『ぐりとぐらとすみれちゃん』というのが1番好きだったことを思い出した。

しげみむらのシリーズも大好きだった。

大人になって全く思い出すこともなかったが、「おどって!ターニャ」という絵本も小さな頃はたしか幾度となく手にとって読み聞かせてもらったように思う。

わたしの母は、「アズカバンの囚人」までハリー・ポッターシリーズを毎晩読み聞かせてくれた。
保育園の上の学年だか小学校低学年だかの頃のわたしは、毎晩1時間ほど、飽きもせず読み聞かせに耳を傾けていた。

母のせいでわたしは小学校3年生くらいまでハーマイオニーのことをハーマオニーだと思っていた。


小学校6年生の頃の担任の先生は
1年のうちの3 分の2くらいを使って国語の時間に『川とノリオ』という作品だけやった。
一文一文すべて、主語、述語、修飾語、状況語…などと分けさせられた。
そのあと細かく、ねちっこく解釈を考えさせられるのである。

誰かが「なんで先生はこういうこと(解釈的な部分)がわかるの?書いた人に聞いたの?」と尋ねると、
先生は「聞いてないよ。書いた人に『これであってますか?』と聞くのは失礼だと思う。」と答えた。

川とノリオは、原爆で母を失ってしまう男の子の物語。
最後、母を失ったノリオが鍬で畑を耕す場面で終わる。
そこのモノローグ
「サクッサクッサク、母ちゃん帰れ。
サクッサクッサク、母ちゃん帰れよう。」
を、今でも覚えている。


高校の現代文の教科書の一番最初に載っていたのは、川上弘美の『境目』というエッセイだった。

川上弘美ってわたし、それまで『先生のカバン』くらいしか読んだことがなかった(しかも中学生のわたしにはあまり理解できなかった)んだけど、このエッセイは大好きだった。
『あるようなないような』というエッセイ集に所収されています。とてもオススメ。

色々なものごとに線を引くことの楽しさとこわさ、みたいなものを、これを読んだあと意識するようになった。



好きな人が読んできた本・作品の話を聞くのが好きです。

わたしのことが好きな人用に、今回はこういうことを書いてみました。

嘘です。

あなたはどんな本でできていますか?
こんどこっそり教えてください。


#エッセイ #コラム #日記 #短歌 #かるがも団地 #絵本

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めがねを外して見た景色(短歌+エッセイ)

かるがも団地のめがね担当 日野林が 日々ぐるぐると考えたことを短歌(初挑戦)とエッセイで綴ります。
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