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四国遍路記録⑰古刹が最新やらお寺の脱退やら56→64番札所(60は後で)

個人的四国お遍路記録
今回は区切りうち5回目の4日目
今治からのスタートで、8つの札所をまわりました。

8年も前のことですがやっとまとめられております。
今日で17回目となりました。
良かったらおつきあいください。


さて、今治駅前のホテルをチェックアウトして、
まずは56番さんに向けて出発です。

丁度、ホテルのすぐ前から
札所の近くまでバスが出ていましたので利用しました。
せとうちバス今治バスセンター発6時34分に乗車、
小泉と言う所で6時47分に下車、
そこからは徒歩10分でした。
着きましたのは

第56番札所 金輪山 勅王院 泰山寺

(きんりんざん ちょくおういん たいさんじ)
宗派 真言宗 単立
本尊 地蔵菩薩(伝弘法大師作)
創建 弘仁6年(815)
真言 おん かかかび さんまえい そわか

ここで気になる単立というものですが、
上位組織の傘下に属しておらず、
独立して存在している寺院
のことだそうで、
こちらは真言宗ですが何派と別れるところには
属していないということのようです。

ただ、わたしが参拝した時は、
醍醐派とメモをしてあるので、
その後をよく調べていないのでわかりませんが
当時はそうだったのかもしれません。
ちなみに今回の情報は公式のwebページによるものです。

こちらのお寺は、川沿いから少し入った住宅地の中にあります。
縁起によると、昔この川が氾濫して困っていたそうです。
人取り川ともよばれていたそうで、
そこに弘法大師が堤防をつくって土砂加持祈祷をしました。
すると満願の日に延命地蔵が現れた
そうで、
それを刻んでこのお寺のご本尊にしたと伝わています。

そのお陰でしょうか、今は穏やかに、
本当に生活がすぐそこにある、ほっとする感じのお寺です。

石仏の向こうに見える民家

朝7時からの納経所が開くので、早めに訪れたたのですが
ご近所の年長の方と数人とお会いしました。
こちらは朝のお散歩コースで、お参りするのが日課という方や、
丁度このご近所がおばあちゃんの里で帰省中だったという方に
話しかけていただいたりして、
皆さん馴染みの拠り所という感じもしました。

ちなみに、前のお寺から3kmほどです。
そして次のお寺もまた、同じくらいの距離にあります。
納経をすませ、先の氾濫していたという川へ向かい
しばらく沿って歩きます。

7時39分にとった写真がありました。
菜の花が川沿いにずっと咲いていてきれいでした。

ちょっと曇り空ですが

その後、少し小山のような坂道にもなりますが
50分程度歩いて、着いたのが

第57番札所 府頭山 無量寿院 栄福寺

ふとうざん むりょうじゅいん えいふくじ
宗派 高野山真言宗
本尊 阿弥陀如来
創建 弘仁年間(810〜824)
真言 おん あみりた ていせいから うん

帰ってきてから知ったことでしたが、
こちらのお寺は実は映画『ボクは坊さん』(2015年の作品)の舞台でした。
ご住職が書いた本が映画化されてたのだそうです。

ご住職の白川密成さんは元は書店販売員だったそうですが、
24歳の時、お祖父さまの死をきっかけに突然住職になることになり、
その体験を書いたものが映画化されたそうです。

わたしは帰ってきてから、それもかなりたってから
どこの配信だったかわすれましたが、ふと目をとめて、
主演がチビノリダーだった伊藤淳史さんだったり、
渡辺大地さんもご出演だったので何となく見だしまして、
そしたら、この景色みたことある…あれ?
そのまま使われている?と遅ればせながら気づいたのでした。

そして実は、お寺の中に近代的な建物がありまして、
尋ねた時には、ちょっと不思議に思っていたのですが、
映画の中で、その理由も解りました。
おもしろかったですし、涙もしました。

予告があったので張っておきます。

さて、その後、ここからはまた遍路道が続きます。
次のお寺までは距離にすれば3.8㎞
それほどではないのですが山に向かうので、
登り坂つづきです。海抜300mだそうです。

そして途中には、犬塚池という池のほとりを歩いたり、
ちょっと寂しい山道だったり、
他の所より少し、雰囲気の問題なのでしょうが
緊張感がありました。
人もほとんどいなくて、
唯一、逆うちの(逆の順番でまわっている)
男性お遍路さんとすれ違いましたが
それに何となくほっとしたりしました。

そういえば愛媛にお住まいで、
お遍路のお寺の境内であそんでいたという
スタンドエフエムではラグビー繋がりで仲良くしていただいている
まあこさんから教えてもらいましたが、
おじいちゃんやおばあちゃんたちは
この反対から回るお遍路ことを「ぎゃくうち」と言うそうです。
わたしは「さかうち」と聞いたのでそう言ってしまいます
たしかに両方聞いたことはあるのですけど
地元の方が仰るのですから本当は「ぎゃくうち」
かもしれないなと思います。

音声配信はこちらから是非

さて、道の方は、これが終わると残りはずっと車道でした。
山の中のカーブがつづく道しかなく、
わたしの苦手アスファルトがつづきました、

そしてやっと車道の先に仁王門が現れます。
ただとっても唐突にあらわれて、ちょっとびっくりしました。
写真の記録では9時2分になっていました。
ただこちらは、更にそこからの階段が長いというパターンの札所でした。

この後ろに続く階段をあがります

でも途中の坂道の脇には、ずっと綺麗なお顔の石仏が並んでいました。
お陰で楽しくご挨拶をしながら登って行けます。
その後、本堂前まで10分くらいは登ったような気がします。
ついたのが

第58番札所 作礼山 千光院 仙遊寺

(されいざん せんこういん せんゆうじ)
宗派 高野山真言宗
本尊 千手観世音菩薩
創建 七世紀後半
真言 おん ばざらたらま きりく

仙・遊・寺と、また素敵な名前だなと思っておりましたら、
ここで40年修行していた仙人が
雲と遊ぶかのように、こつ然と姿を消し、いなくなったので
仙人が遊んだと書いて仙遊寺だそうです。

さらにこちらには天然温泉が湧いています。
お寺には宿坊もありますが、
温泉付きですから、人気が高くて、なかなか取れないそうです。

とても好きになった参道の石仏

そういえば仁王門から登ってくる途中に、
水がわいているようで、汲みに来ている方もいました。
温泉も湧いているくらいですから、
こちらも霊験あらたか、身体にもよさそうな気がします。

犬塚池伝説と次への道

さて、そこからまた歩き始めるのですが、
ここでひとつ、伝説を記しておきます。
それは、さっき淋しい道だったと記した
犬塚池につたわるお話です。

この池は、栄福寺と仙遊寺の間にあります。
昔この近くに、お遣いができる賢い犬がいたそうです。
仙遊寺で鐘が鳴れば仙遊寺へ、
栄福寺で鐘が鳴れば栄福寺に駆けつけるという犬です。
ところがある日、二つの寺の鐘が同時になってしまいました。
悩んだ犬は「これではお務めができない」と嘆いて、
池へ身を投げてしまいました。
そこで村人が悲しんで、池のほとりに塚を築き、
池を犬塚池と呼ぶようになったそうです。

この話はあとで知ったのですが、
なんだか道理でちょっと寂しい道だったわけだと
そんな感じがしたのでした。

さて、話は当日に戻ります。
納経後、仙遊寺からは、一気に市街地まで下りになります。
ただバスもあるとのことで、少し迷ってもいました。

すると納経所の方が、わたしは何も言っていないのに、
「59番さんまではここを出てすぐ、降りる道がありますからね」
教えてくれました。

心を読んでいただいたようでしたが、
わたしが迷った顔をしていたのかもしれません。

でも、ここで教えてもらったのだから、
「それは歩けということですね」と心で呟き
お寺の脇からつながる山道をくだりはじめました。

足元がちょっと変わった土の道
下まで降りたあたり

そこからトータルで7㎞
1時間半かかって、次のお寺に着きました。
11時47分に門前に桜がキレイに咲きいている写真を撮っていました。

第59番札所 金光山 最勝院 国分寺

(こんこうざん さいしょういん こくぶんじ)
宗派 真言律宗
本尊 薬師瑠璃光如来
創建 天平13年(741)
真言 おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

愛媛の国分寺です。
こちらのお寺は、真言密教の宗義に基づいていますが
奈良の西大寺を本山としているそうです。
国分寺だから奈良なのかなと、納得したりしましたが、
こちらもなぜか上品なたたずまい。
四国にある国分寺は同じように感じます。
勝手な思い込みかもしれませんが、
都の何かを引き継いでいるのかもしれないとも思います。

こちらのお寺で、印象的なのは
境内はいってすぐの握手修行大師さんです
左手のひらに、托鉢のお椀だったと思いますが、それをのせて、
お数珠を手首にさげて、右手をさしだしてくれています

この手を握って、つまり握手をしてもらうのですが、
横に立札があり、そこには
「お大師様と握手をして願い事をひとつだけ 
あれもこれもはいけません お大師様も忙しいですから」

と書いてあります。

なんてすてきな、欲張りを正すでもなく、
ユーモアあふれる導きだなと思いました。

さて、ここで時間は12時でした。
実はこの段階で、想定していたより、
かなり早く回れていることに気づきました。
そこで、そうであれば、と、
ちょっと効率よく予定を変えようと考えました。

すっかり青空、そして満開の桜の国分寺

まずはJRを使ってワープして…と考えましたので
まだ時間をゆっくりとってもよさそうでした。
目の前には、咲き誇る桜の下にベンチ。
せっかくですから、そこに腰掛け
途中で買ったおにぎりを食べました。

その後、歩いて1kmほどだったと思いますが
JR伊予桜井という駅につきました。
そして12時43分発の列車にのりましたが
こちらの駅もまた思い出になりました。。

ここは無人駅でした。
そして切符は駅の前にあるお店で買ってください
書いてありました。
あのお店かな?と少し戻った所にある
木造平屋のお店を覗くと、野菜や雑貨などを扱っている
昔はあちこちにあったような、何でもそろいそうなお店です。

そしてここで、切符を下さいとお願いすると、
なんと、かちんと改札で切符にはさみを入れてもらっていた頃の
硬い紙の切符を渡してくれました。
とても懐かしかったのですが、よく考えれば、
とっておけばよかった、とちょっと悔やみました。

そして今回お話するにあたり、
実は、あのお店は変わりないかな、と、検索をしてみました。
すると、予讃線 伊予桜井駅の簡易委託先「朝倉屋」さんという
お店だったそうですが、
残念ながら2019年6月30日に切符の販売は終了とのことでした。
お店自体は営業なさているようでした。

さて、当日の話に戻しますが、このあとは、
伊予小松駅で13時01分に下車
そこから歩いて20分ほど、2㎞あるいて
目指したのは先に61番札所でした。

というのも、60番さんは結構なお山の上なので、
どちらにしても翌日朝一番からお参りをすると決めていました。

ただ、この日にこれだけ時間の余裕が生まれたので、
翌日、61番札所の後に回ろうと思っていた札所全部を、
この日のうちにお参りできそうだと気づいてのコース変更
です。

そして写真の記録では3時23分にこちらにつきました。

第61番札所 栴檀山 教王院 香園寺

(せんだんさん きょうおういん こうおんじ)
宗派 真言宗御室派
本尊 大日如来
創建 六世紀後半
真言 おん あびらうんけん ばざらだどばん

こちらのお寺を開いたのは、聖徳太子さまだそうです。
それだけ古いので、はやり
四国霊場屈指の古刹なのだそうです。
しかし、それとは逆に、境内には、
本堂と大師堂を兼ねた超近代的
とても大きなコンクリートの大聖堂があるのです。

桜の向こうに見える建物です

中もひろく、靴を脱いで上がります。
ちょっとひんやりしていて、薄暗くしてあり、なんだかほっとします。
(ヘッダーがご本尊です)

更に、靴を脱いでお参りできると、
足もリラックスできて良い休憩にもなります。
まだ春とはいえ、徐々に日差しが強まり、暑くなっていたので、
こちらでの納経はとてもありがたい時間でもありました。

また、こちらのお大師様像は、赤ちゃんを抱っこしている珍しい御姿です。
安産や子育て、お子さんを授かりたいと願う人が訪れるそうです。

ちょっと小さいですが赤ちゃん見えますか?

そしてまた次へと、もうこの日はどんどん先へと進みます。
次のお寺まで1.6km、徒歩約20分で着く近さです。
ただ、ずっとアスファルトの国道11号沿いを歩きます。
照り返しの熱もあがってきます。
ついたのは

第62番札所 天養山 観音院 宝寿寺

(てんようざん かんおんいん ほうじゅじ)
宗派 真言宗単立
本尊 十一面観世音菩薩
創建 天平年間(729〜49)
真言 おん まか きゃろにきゃ そわか

こちらは、とてもちいさな境内です。
実は昔は先の61番札所の香園寺さんと一緒だったそうです。

そしていろいろあったお寺です。
わたしが行った時には、納経帳を書いてくださった方も
とても親切で、むしろ好印象でした。

ですが、その翌年あたり、
2016年くらいのことだそうですが、
八十八カ所霊場から抜けます、と宣言されたそうです。
そこでそれは困ると、61番さんが一緒に書いくれていたそうです。

けれどさらにその後、2019年から復活して
霊場再加入なさったそうです。
何があったかしりませんが、
長い歴史の中でいろいろあるのも俗世、おもしろいものです。

そういえば、私が行った時も、
62番さんは納経時間内でも閉めていることもあるから、
と聞かされたのですが、
なにか既に予兆があったのかもしれません。

ともあれ私の場合は無事にすぎて、
次も約1.6㎞、20分ほどの近さのお寺をめざしました。
そして次への道の中で、また素敵なお接待をいただきました

住宅が並ぶ曲がり角に、ご家族で営んでいるような
バイク屋さんがありました。
そこを曲がって、お寺に進むめばいいのだなと
想いながら前を横切ろうとしました。
するとその時、中から奥さんのような方がでてこられて
「はい、これお接待、もっていって」と、可愛くリボンつきで
ラッピングしてあるお菓子の小袋を下さいました。
「たくさん用意しているのよ」とも仰っていました。

多分ですけど、遍路道沿いにあるこのお店は
ガレージのように全面オープンなので、
中からも、人が歩いてくるのが見えるのでしょう。
それが遍路姿なら、用意してくれているお菓子を渡しに
出てきてくれるようでした。とてもありがたいことです。

街中は車が通るので嫌だなと思い、
ようやく少し脇道には入ってほっとした時の出来事でしたから、
なおさら嬉しく、元気がでました。
きっとこちらの奥さんに励まされたお遍路さんは
たくさんいらっしゃるのだろうと思います。

そしてついたのは

第63番札所 密教山 胎蔵院 吉祥寺

(みっきょうざん たいぞういん きちじょうじ)
宗派 真言宗東寺派
本尊 毘沙聞天
創建 弘仁年間(810〜824)
真言 おん べいしらまんだや そわか

14時34分の山門の写真がありますが、
山門前では、狛犬ならぬ、小さな象が迎えてくれます。
これは札所唯一であることは間違いないでしょう。
そしてご本尊が毘沙門天というのも、とても珍しいと思います。

象さんです

一応、少し補足しておきますと
毘沙門天は天部に属していらっしゃいます。
吉祥天や弁財天、伎芸天など、天がつく皆さんですが、
毘沙門天は四天王として祀られる時には
北方を司る「多聞天」と名前が変わります。

現世利益の仏様として信仰されています。

そして先の象も珍しいお寺ですが、
非公開ですがマリア観音像も祀っていらっしゃるそうです。
土佐沖で難破したイスパニア船の船長が、
長宗我部元親さんに贈ったもので、元親さんはこれがマリア像とは知らず、
吉祥天のように美しい観音像として祀っていたそうです。
ですから、キリシタンの弾圧も関係なく残っているそうです。

山門からの景色はなんかほっこりします

バスの運転手さんも親切

さてそこからです。
次にいくには、途中まではまた国道を歩かなくてはならないようでした。
どうしても避けたいわたしは
「どこからか、遍路道つまり脇道に行けるはずなんだけど」と探しますが、
解りませんでした。仕方なく三車線の大きな通りの歩道を歩き始めました。

すると、ふとバス停があることに気づきました。
それは、存在をしらないままのバスでした。
よく見ると、どうやらお寺の近くまでいきそうでした。
これはいいかも、と、すこし希望をもった、その時、
丁度バスがやってきました。

迷っている暇はありません。
多分、方角はあっているとおもったので、
ひとまず、少しでも近くまで乗れればよいかと飛び乗りました。

するとまたまた丁度、
既に乗っていた女性お2人が運転手さんに
「64番さんってどこで降りたらいいですか?」と尋ねたのでした。
わたしはそれに聞き耳立てました。
そして一緒に石鎚神社前というバス停で降りました。
そこからは徒歩5分くらいでした。

第64番札所 石鈇山 金色院 前神寺

(いしづちさん こんじきいん まえがみじ)
宗派 真言宗石鈇派
本尊 阿弥陀如来(伝役行者作)
創建 七世紀後半
真言 おん あみりた ていせい からうん

こちらはお寺の名前に四国の霊峰である
石鈇山とついています。開いたのは役小角さんです。

山岳信仰の山として崇拝される
日本七霊山の一つである石鎚山(標高1982m)の麓の霊場であり、
真言宗石鈇派の総本山であり、修験道の根本道場とありますから
なんだか身も引き締まります。

ちなみに前のお寺から歩くと約3.2㎞ 
徒歩であれば40分くらいでつきます

お寺はというと、随分広い、というより、
まず、駐車場が広い。
御本堂にたどり着くまでにかなり、時間がかかりました。

バスを降りてすぐに大きな鳥居が出てくるのですが。
それば石鎚神社のものでした。
そこで着いたと思ってはいけない、ということでしたが、
お寺は、そこから木が生い茂る奥へ奥へと進みます。
しばらくすると正面に銅板瓦屋根の御本堂
その後ろに森という、なんとも重厚感がある
不思議な世界の入り口のような気配がする、
さすが霊峰の麓だと感じました。
そして無事納経を終えました。

ホテルと美味しい水「うちぬき」

ということで今日はここまでです。
そのままJRの石鎚山駅まで、歩いて約7分。
この駅の写真の記録には16時01分とあります。

静かな無人駅、夕陽と桜が美しいなとしばし眺めながら、
16時34分の列車を待ちました。

この駅にも桜、そして夕焼け単線の無人駅
単線ですが特急も通ります
多分行き違い待ちで止まった?特急…近い…

降りたのはひと駅先の伊予西条駅。
16時38分に着きました。

そしたら、ありました!JRのパン屋さん、ウイリーウインキー
沢山歩いて、タンパク質と油分もちょっと欲しいわたしにうってつけ、
またカツサンドを買いました。

それから駅前のホテルにチェックイン。

そしてこちらホテルも思い出に残るホテルになりました。
ビジネスホテルなのに「お水がうりです」と書いてあるのです。
宿泊予約の時から、どういうことだろう?と思っていましたら、
「全ての水に名水100選、全国一位にも選ばれた名水うちぬきを使用しています。日本一美味しいお水の味を、一度はご賞味ください」とのこと。
そして、本当に、水道から出る水なのに、
とってもとっても美味しかったのです。

後で調べたことですが、この西条市内には、
地下水の自噴井(じふんせい)というものがあり、
その数は約3,000本といわれているそうです。
昔、人力で鉄棒を地面に打ち込んで、その中へくり抜いた竹を入れ、
自噴する水(地下水)を確保したのだそうです。
だから「うちぬき」と呼ぶのですね。多分。

この日は、夜用のミネラルウォーターを買うことなく、たっぷりいただき、
また肌触りもよいお水を張ったお風呂につかり、癒されて就寝。

そしてまた翌日、次は今回の区切り打ちの最終日を迎えます。

ということで次回は翌朝から、
そしてこの日は、最後の嬉しい偶然のような必然もあり、
またまた出会いの不思議を感じました。
よかったらのぞきに来てください。

オマケに…

タイガースファンのパン屋さんの横をとおりました

最後までおつきあいいただきありがとうございました。

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