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27歳まで親に携帯代を払わせて、29歳まで実家ぐらし、好きな本は「途方に暮れて、人生論(著:保坂和志氏)」。こんなこじらせな僕でも、渋谷IT系ベンチャーのジェネラリストとして、なんとか体裁を保ち、世界大会にも出場できたいくつかの理由 (第二回回)


こんにちは、かるわざマー君です。
前回のnote投稿では、初投稿にも関わらず、結構な感じで、ネットを騒がせられたんじゃないかなって思っています。

なんせ、知らない人から「スキ」を3つももらったわけですから。
人生で告られた回数を一晩で超えるってなかなかじゃないかなって。

さて、一部の方からは、第一回の投稿について、「本文の内容が、題名の核心に全く突いていない」という厳しい指摘をいただきました。文筆家を目指すマー君としては、ちょっと傷つきました。

ただ、このようなご批判、ご意見は真摯に受け止めたいと思う謙虚さは持ち合わせたいと思いつつも、「あなた、小説や映画を嗜む時、物語のダイジェストだけ見て満足ですか?」という、ごくありきたりな反論を敢えてさせていただきます。

例えば、映画の「ゴジラ」。

シンプルな話を言えば、

「わけわかんない未確認怪獣が日本に襲来し、ビームを吐きながら、建物や人、都市機能を破壊し尽くし、必死に最新精鋭の軍隊が応戦するも、なんも役立たないけど、必殺の作戦で一矢報いて、怪獣を凍らすことに成功し、なんとか動きを止めて終了する。その後の世界は自分で想像してね!」

ということになります。多分。

その通りなんですけど、そんな味気ないことでいいですか?

いや、だめでしょ。

さて、自分で、この冒頭文を、何度も読み直しながら、「大して掴みがよくないな」と自己反省しながら筆を進めます。


マー君はなぜこじれたのか?

今回の題名にもある、保坂和志さんの影響が結構大きいと思います。

マー君は、生まれながらの軟弱シティボーイなんですよね。

親に言われた通りに勉強していたら、小学校〜高校までのエスカレーター学校に入ることができて、大学もちょこっと勉強したら、早慶に受かっちゃって、でも国立にはいけなかった、そんな人間なんです。
ちなみに、高校のときは、1年間留学なんてものを経験しちゃってますからね。

中産階級の権化、マー君です。
(かるわざマー君やめて、中産階級の権化マー君にしてもいいかな。。。)


「教科書なんて捨てて、自分らしく生きてこうぜ!」
「マニュアルなんてありゃしない。白地図を塗るのは僕だ!」

みたいな、そんな歌詞が跋扈する世の中とは、真逆の生き方をしてきた人間です。

強いて言えばね、

「レールの上、マニュアル通りに進んできたつもりなのに、逆に、なんでこんなになっちゃったの?」

と言いたいくらいこじらせてるんですよね。

僕は、一流の商社とか銀行とかメーカーに入って、海外駐在して、そこで子供を産んで、我が子は英語ペラペラ、帰国子女にする。みたいなことを描いてたんですよ。

「グローバル社会でも生き抜いていける『強い個』」を持ち合わせた人間になるつもりだったんですよ。

それが、いまじゃどうですか?
大学卒業後、全くいくつもりもなかった、この先どうなるのかもわからないベンチャー企業に就職したんです。それも「ネット系」。
(ちなみに、マー君が新卒で入った会社は、所属している6年の間に、2回も名前が代わり、統廃合を繰り返してるくらい、変化の激しい会社でした)

「ネット業界」って一番、意識高い、やる気があるやつが行くやつです。
おれはレールの上に乗ってきたのに!!
むしろ「変化」とか、全然視野に入ってないんだけど。。。
ただ一つだけいうと、マー君、やる気は結構あるし、真面目に働きます。

「与えられた場所で花を咲かせようぜ!」っていうやつですよ。
変化望まないなら、そのくらいやれよっていうことです。


ちなみにマー君、まわりからは、「饒舌」で「営業うまそう」と言われてますが、面接とかがてんでダメでして、就活は2年やって多分100社以上うけましたけど全部落ちました。これは誇張でも全然ありません。
何がすごいって、全然就職氷河期じゃなかったですからね。

まわりの友人たちは、そりゃまー、レールに乗っていきましたよ。ほんとに。
官僚、国営放送、大手広告代理店、パイロット、5大商社。
何がすごいってさ、こいつら全然嫌味ない、いい人たちなんですよ。
だから、世の中「レールに乗ってるやつはつまらないやつ」みたいな風潮あるじゃないですか?

とりあえず、レール乗ってても乗ってなくても、つまんねーやつはつまんないです。

僕は、大学の途中から自分が大しておもろいやつでも才能あるやつでもないなと、うすうす感じていたからこそ、「つまんねーやつだからこそ、レールには乗っていたい」と思っていたんだなって、振り返って思います。
だって、レールにも乗れなくてつまらないやつだったら、一番だめなパティーンじゃないですか。

少し話を戻しましょうか?

なぜ保坂和志さんにほだされたのか。。

大学5年生くらいの時に、氏の本を読んでいて、

『目標を持つこと、夢を持つことはいいこと』という風潮が強い。一方で、「目標」を立てるということは、「未熟な自分」という前提が成り立つわけだが、「『未熟な自分』が立てたその『目標』自体」は、未熟ということにはならないか?

みたいな主旨をおっしゃられていて(正確な表現じゃなかったらごめんなさい)

そうだよな!!!!
そうなんだよ!!!!!
マー君、夢も希望も目標もないんだよ!!!!

と、心から共鳴してしまったんです。

ぼくは、ここから色々と生き方に迷いが生じたんですよね・・・・。

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