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【ORS期】楽して勝ちたい、アンリミも人生も──初心者向けアンリミグラマス到達指南

はじめに

おはようございます。カサイシオミです。
先日の記事で、アンリミのランクマッチについて紹介しました。
ローテのグラマス到達人数は1万人をゆうに超えており、MPランキング1万位入賞には、14,000程度のMPが必要になります。
……が、なんとアンリミは1万人もいません!MP10,001で余裕の1万位入賞ができちゃいます!
更に、アンリミグラマス到達自体にも報酬10パックが設定されており、3ヶ月間MP10,001をキープするだけで合計40パック貰えます!
お、お得すぎるだろ……!!!

……ですが、実際アンリミはローテと大幅に環境やゲーム性が違っており、
初めての人がいきなり突撃して即グラマスに到達できるわけではないです。
そこで、今回は、アンリミ初心者の方向けにグラマス到達指南を行います。
キーワードは「楽して勝ちたい、アンリミも人生も」です。
なるべく楽に、ストレスフリーに、アンリミグラマスを目指しましょう。
大丈夫、アンリミのグラマスはローテよりキツいですが、ローテより簡単です。
……というわけで、あくまで「楽に」がメインですので、MPランキング上位を狙っていたり、競技環境で結果を出したい人向けの内容にはなっていませんので、ご了承ください。

アンリミ環境デッキを知ろう!

まずはシャドバの基本である環境理解から始めましょう!
アンリミはローテと比べてデッキの種類が多く、慣れない内は大変ですが、頑張って覚えてください!

エルフ

オベロン型ホズミエルフ
難易度:★★☆☆☆

ローテでも猛威を振るった『ホズミエルフ』のアンリミ版
現在、ホズミといえばこの型が主流かと思います。
0コストでプレイできる『フェアリーウィスプ』、『ナチュラル・マナ』、『反転する翼』などを用いて、フォロワー2体以上+4プレイ+ホズミとプレイし、『オベロン』と『ドゥルガー』を出してOTKするデッキです。
強力かつ決着が早いですが、対策がかなり簡単で、立ち位置としてはあまり良くないです。

オベロン型ホズミ

シンシア型ホズミエルフ
難易度:★★☆☆☆

こちらは『エルフナイト・シンシア』を利用して20点OTKを決めるタイプ。
オベロン型との違いは、ホズミに進化を切ってもOKなので、守護を突破しやすく、守護で簡単に止まる、ということが無くなります。
このタイプは0コストフォロワー2体+1コスト以下のフォロワー2体+ホズミ
とプレイすればOKです。
『機械ミノムシ』『鉄甲のカブトムシ』は、合計1コストでフォロワーを2体プレイできます。

シンシア型ホズミ

幻獣型ホズミエルフ
難易度:★★★★☆

こちらは『幻獣の遣い』によるPP回復を利用し、ホズミを2回出す型です。
『安息の領域』『虚数物体』といったダメージカットを貫通できますが、手札要求値とプレイング難易度が高めです。

幻獣型ホズミ

ロイヤル

財宝ロイヤル
難易度:★★★★☆

ローテでもお馴染みの財宝ロイヤルのアンリミ版です。
ローテと大きく違うのは『劇的な撤退』によるバルバロスループでPPを回復する点です。
メタカードが積みやすく、様々なデッキに対応できることと、打点が3点刻みなので、ダメージカットを貫通できる点が利点となります。
ただし、プレイング難易度は高めですので、初心者の方が使いこなすのは難しいデッキとなります。

財宝ロイヤル

ウィッチ

超越ウィッチ
難易度:★★☆☆☆

追加ターンを得られる『次元の超越』をプレイし、自分のターンを繰り返すことで勝利するスペルウィッチです。
基本的には往年のスペルウィッチと同じ感覚で回せますので、ローテ勢にも使いやすいデッキだと思います。
また、デッキの生成コストが低めなので、アンリミにエーテルを割きたくない方にもピッタリです。

超越ウィッチ

秘術ウィッチ
難易度:★★★★☆

ローテでもお馴染み、土の秘術を利用して戦うデッキです。
優秀なメタカードが多く、様々な相手に対応できる点が利点です。
ただしプレイングが難しく、慣れない内は思うように回せないと思います。
今回は『スペリオルコントラクター』を採用していますが、これを採用せず、コントロールに特化した構築もあります。

秘術ウィッチ

ドラゴン

ディスカードドラゴン
難易度:★☆☆☆☆

リュミオール+新たなる運命の20点OTKプランを狙うデッキです。
ドロー枚数が非常に多く、再現性が高いことが特徴です。
また、メタカードを採用しやすいため、様々な相手に対応しやすいのも強みとなります。

ディスカードドラゴン

ネクロマンサー

骸の王ネクロマンサー
難易度:★☆☆☆☆

『骸の王』の効果で各種アミュレットを破壊し、早期に凶悪な盤面を押し付けて相手をリタイアに追い込むデッキです。
シンプルながら非常に強力かつ、ニュートラルに有効なメタカードが
『ワールドブレイク』くらいしか存在しません。
その『ワールドブレイク』採用率も低めなので、出せば大体勝ちです。
逆に言えば『ワールドブレイク』だけでメタられてしまうので、対策され始めたら他のデッキに持ち替えた方がいいかもしれないです。

骸の王ネクロマンサー

葬送ネクロマンサー
難易度:★★★☆☆

序盤は『カースドソーサラー・リーズ』や『征伐の死帝』によって盤面を押し付け、終盤に『死期を視るもの・グレモリー』を直接召喚し、リーサルを狙うデッキです。
序盤・中盤・終盤スキが無く、ランクマッチで特に多いヴァンパイアに対して比較的有利に戦えるデッキですが、直接召喚カードが大量に採用されている関係上、事故率が高く、デッキの出力が安定しにくいのが難点です。

葬送ネクロマンサー

コルネリウスネクロマンサー
難易度:★★★☆☆

『ソウルテイカー・ララ』の効果で『魔海の女王』を0コストにして、『魔海の女王』の効果で『アルティメットバハムート』と『屍術王・コルネリウス』を0コストにしてOTKを狙うデッキです。
相手の盤面を一掃してOTKを叩き込めることが特徴で『禁約の黒魔術師』『虚数物体』といったダメージカットを無効化できます。
また、葬送ギミックにより、序盤の盤面処理能力も高めです。
反面、手札の要求値がやや高めで、ホズミエルフやディスカードドラゴンといった、他のOTK狙いのデッキと比べると再現性は低いです。

コルネリウスネクロマンサー

ヴァンパイア

狂乱ヴァンパイア
難易度:★☆☆☆☆

恐らくランクマッチで最も多いデッキで、速い・強い・安いの三拍子揃ったデッキです。
3ターン目に『フラウロス』と『煉獄のダークナイト』を同時に直接召喚する動きが強力で、相手を有無を言わさず粉砕することも珍しくありません。
また、ドローソースが多い関係上、再現性が比較的高いのも特徴です。
極端な不利対面が宴楽ヴァンパイアくらいなので、様々なデッキに対応することができて、立ち位置も良いです。

狂乱ヴァンパイア

宴楽ヴァンパイア
難易度:★★★★★

ハンドレスヴァンパイアとも呼ばれるデッキで、『デモンズグリード・パラセリゼ』の直接召喚でリソースを補うアグロデッキです。
引いただけで復讐に入る『絢爛のセクシーヴァンパイア』を用いた復讐ギミックが特徴で、自分の体力を減らさずに打点カードを投げられる関係上、狂乱に比べてアグロ耐性や後攻を引いた時の耐久力が高めです。
また、アグロデッキらしく先攻を引いた時の出力が非常に高い上、単純なデッキパワーでも最強クラスです。
極端な不利対面もほとんど存在しない……というか、このデッキが強すぎてブン回ると全体面を破壊します。
と、ここまで聞くと完全無欠のデッキに見えますが、運による影響が非常に大きい上、択が非常に多い関係上、プレイングの難易度がトップクラスに高く、使いこなすのがかなり難しいデッキです。

宴楽ヴァンパイア

ビショップ

回復ビショップ
難易度:★★☆☆☆

『聖なる弓使い・クルト』や『ベレロフォン』の効果で、回復する度に相手リーダーにダメージを与え、OTKを狙うデッキです。
強力なダメージカットである『安息の領域』を無理なく採用できることから、OTKを狙うデッキに対して非常に強いです。
反面、超越ウィッチや狂乱ヴァンパイアなど、3点以下の打点を連打するデッキには滅法弱いです。
また、序盤の盤面処理が貧弱なため、いくら回復量が多いと言っても、テンポを取られ続けるとゴリ押されて負けます。

回復ビショップ

ネメシス

AFネメシス
難易度:★★★★★

アンリミといえばこれのイメージがある方も多いのではないでしょうか。
非常に人気が高いアーキタイプで、根強いファンも多いです。
『ギガスファクトリー』や『加速装置』の効果でPPを回復しながら手札をブン回し、打点カードを集めて叩き込むデッキです。
1ターン中のプレイ枚数が非常に多い上、手札の枚数管理がシビアなことが特徴で、慣れない内は時間切れやプレミを連発すると思いますが、使いこなせれば非常に楽しいデッキとなっています。

AFネメシス

環境デッキ紹介は以上となります。
他には『連携ロイヤル』『庭園ドラゴン』『ユカリセイバー』といったデッキが存在しますが、これらのデッキはランクマッチでの遭遇率が非常に低く、また、飛び抜けてデッキパワーが高いわけではないので、まずは今回紹介したデッキだけ覚えておけばOKです。

結局どれを使えばいいの?

どれでもいいです!
「じゃあtier1はどれ…?」と言われると
全部です!

ふざけているわけではなく、アンリミ環境ならではの理由があります。
アンリミのデッキはどれもデッキパワーが拮抗している上、どのデッキにも明確な弱点やメタデッキが存在します。
更に、大半のデッキのリーサルターンが5~6Tなので、先にリーサルターンが訪れる先攻が非常に強いです。
そのため、BO1単位で全てのデッキを対策することは困難であり、どうしても先攻運とマッチング運に大きく依存してしまうことになります。
「強いデッキ」を使う、というよりは「ある程度強いデッキを握って、上振れを狙う」といったイメージで回すと良いと思います。

上記を踏まえた上で、筆者のオススメデッキは
・狂乱ヴァンパイア
・骸の王ネクロマンサー

の2つです。
この2つは極端な不利対面が少なく、プレイングも簡単で、上振れた時のパワーも凄まじいです。更に、勝つにしろ負けるにしろ決着も早めなので、ランクマッチ適性が高めです。
まずはこの2つのどちらかを握ってランクマッチに潜ってみましょう!
この2つのどちらかを使いこなせるようになれば、もうグラマス到達したも同然です!

狂乱ヴァンパイア簡易解説

マリガンでは以下のカードをキープします。
眷属への贈り物、鮮血の花園、禍々しき侵食、バイオレントスクリーム
鮮血の首飾り、鮮血の花園、眷属の飼育、蹂躙のデーモン、ダークオーダー
『夜天の吸血鬼+眷属への贈り物』セット

このデッキの基本の動きとしては、3ターン目に『フラウロス』と『煉獄のダークナイト』を直接召喚し、盤面を押し付け、4ターン目以降に打点カードを連打する形となります。
3ターン目に『フラウロス』と『煉獄のダークナイト』を直接召喚するには、以下の条件が必要です。

①3ターン目中に4回自傷する。
②3ターン目終了ボタンを押した瞬間、狂乱状態である。
(鮮血の花園の効果で7回目の自傷をした場合はダメ)

①の条件を満たすには、予め『鮮血の花園』『眷属の飼育』といった自傷を予約できるカードをプレイしておくか、0コストの『眷属への贈り物』が必要です。
もしくは、『夜天の吸血鬼』+『眷属への贈り物』とプレイすることで4自傷になります。
上記を踏まえ、理想ムーブは以下のようになります。

1ターン目:鮮血の花園
2ターン目:眷属の飼育
3ターン目:ダークオーダー、蹂躙のデーモン
4ターン目以降:打点カードを連打

1~3ターン目の行動パターンを覚え、『フラウロス』と『煉獄のダークナイト』の同時直接召喚を目指しましょう!
慣れるまでは大変ですが、慣れてしまえば簡単なデッキです。
数学の公式みたいな感覚で覚えてください。

骸の王ネクロマンサー簡易解説

マリガンでは以下のカードをキープします。

共通:百鬼夜行、骸の王、深淵の大佐
『百鬼夜行+攻撃力か体力が1のフォロワー』セット
『骸の王+2コスト以下のアミュレット』セット
『骸の王+幽魂の棺+荒天の雷神』セット

後攻:希望の断片・キリエ、ツインシスター・アスカ&シオリ

対ヴァンパイア、ネメシス:スピリットイーター

『骸の王』の早期プレイを狙える手札が理想です。
そのため、『骸の王』本体や、サーチできる『百鬼夜行』、どの対面でも非常に強力な『深淵の大佐』を最優先で探しに行きます。
ただし、対ヴァンパイア、ネメシスは『スピリットイーター』がかなり有効なので単キープ対象です。

このデッキの基本の動きとしては、『深淵の大佐』『スピリットイーター』『幽魂の棺』を『骸の王』の効果で破壊し、早期に大型盤面を押し付け、相手をリタイアに追い込むことを狙います。
コツとしては、手札が弱すぎてどうしようもない時以外は、1コストのフォロワーorアミュレットをなるべく温存することが大切です。
というのも、1コストで1面を埋められるカードが多ければ多いほど、骸の王をプレイしやすくなります。
『ジャーニーゴブリン』『荒天の雷神』は思わず出してしまいたくなりますが、骸の王のプレイを狙える手札ならば、グッと我慢しましょう。
また、荒天の雷神はアクセラレート3で相手のアミュレットを破壊できるため、ミラーマッチでは、わざと相手の盤面の『結晶:スピリットイーター』などを破壊し、引きずり出した上で、こちらの骸の王+スピリットイーターで破壊する、という小技があります。

勝率を上げるには?

環境を予測しよう

とは言っても負ける時は負けます。
アンリミでの勝率を上げるには、ローテとは違ったアプローチが必要となります。
それは……環境を予測することです!
先述した通り、アンリミは各デッキのパワーが拮抗している上、どのデッキにも明確な弱点があります。
それを応用し、使用率が高いデッキに対して有利なデッキを使いましょう!
例えば、ヴァンパイアが多いなら葬送ネクロマンサーを使う、ホズミエルフが多いなら、『極光の天使』などのメタカードを入れるなど、使用率が高いデッキをメタることができれば自ずと勝率は上がっていきます。
環境を予測するには、アンリミの大会(JCGなど)の結果をチェックしたり、普段からランクマッチで対面したデッキの統計を取ると良いと思います。
また、「宝箱期間中や、通勤時間中のグランプリは高速で周回できるヴァンパイアが多い」「〇〇の新カードが追加されたから、それを使用したデッキが多い」といったように予測することもできます。

使えるデッキを増やそう──広く浅くを目指そう

上述した通り、環境を予測し、使用率が高いデッキに対して有利なデッキを使うことが有効です。
そのためには、使えるデッキを増やす必要があります。
折角環境を予測できても、そのデッキが使えなかったら意味がありません。
ローテは圧倒的1強デッキが存在することが多いため、1デッキだけ使えればいいですが、アンリミは広く浅くを目指しましょう。

後攻で強いカードを入れよう

先述した通り、アンリミは先攻が圧倒的に有利です。
ですが、「先攻ゲー」だからこそ、後攻で強いカードを入れることに意味があります。
例えば『極光の天使』『マッドネスリーパー』『カウンターマジック』など、ダメージを防げるカードを入れることで、先攻側のOTKを防ぎ、返しのターンで勝てる可能性が生まれます。
……まあ、先攻側が同じカード持ってたら結局負けるんですけどね!

強いデッキを使おう

アンリミでは、RGW期共鳴ネメシス、EAA期秘術ウィッチ、AOA期葬送ネクロマンサー、HOR期AFネメシスといった、明らかにデッキパワーが高すぎる覇権デッキが生まれることがあります。
こういったデッキはすぐにナーフされますので、ナーフされる前に握ってガンガンMPを盛るのが良いです。
ローテでもそうですが、楽してグラマスに行きたいなら、盛れる時に盛る、が鉄則です。

それでも勝てない時は

そうなんです。いくらプレイングや構築を磨いても、アンリミで安定して勝つのはかなり難しいんです。
かなり運が絡む環境なので、勝率は良くても60%代に落ち着くのではないかと思います。
アンリミ環境で勝率70%以上を安定して出し続けるのは困難です。
でも大丈夫、アンリミで大事なのは試行回数です。
例え勝率51%でも、試行回数を増やせば自ずとMPは増えます。
アンリミはとにかく、何度も何度も何度もランクマッチを回し続けることが重要です。
1試合が短く、考えることが少ないデッキを使い、ひたすら無心でランクマに潜り続けるのが一番の近道です。
最初に「アンリミのグラマスはローテよりキツいけどローテより簡単」と書いたのは、結局の所、試行回数を増やし続ける以外に明確な攻略法が無く、最終的には根性論になることが理由です。

おわりに

最後の方はただの根性論になっていましたが、逆に言えばこれさえできればアンリミグラマスは根性だけで到達できます!
ローテグラマスに到達し、次の目標が欲しい方や、気分転換がしたい方はぜひアンリミのランクマッチに挑戦してみてください!


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