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いい写真は誰でも撮れるワークショップに参加してきた話

幡野さん。

この前は有難うございました。
ぼくは大阪のスタンダードブックストアさんで
ワークショップに参加したまつたくです。

"カメラ"を始めて8年が経ちましたが、最近は自分が何を撮りたいのかわからなくなっていました。
SNSには立派な写真がスクロールするたびに現れてきて、その人が使っているカメラを買えば同じ写真が撮れるかなと思っては、
同じカメラを買ってみたり、レンズを買ってみたりして、試行錯誤しながら写真を撮っていました。

シャッターを切って、背面液晶で同じような写真が撮れてたら、
よっしゃ!
ってその時は嬉しいけど、後々ここの構図があかんかったなあ、とか、
水平出てへんやん。とか思って、自分が楽しく撮ったはずの写真が好きになれないことがありました。

そんな時、岸田奈美さんが幡野さんに写真を教わったnoteを見て、
いいなぁ。と思いましたし、何度も読み返しました。

少し洗脳が解けました。「見たものを見たまんまに撮る。」

景色の綺麗なところへ行っても、カメラにどう写るかばかり気にしていました。
「見たもの」なんてなかった。何も見ていなかった。

そこから少し、自分の撮った写真に愛着が出てきました。
すると、幡野さんがワークショップをするとの情報が。
これは東京だろうとアラスカだろうと小野万の一本造りが売られてるスーパーだろうと馳せ参じようと決め、応募しました。
東京開催の予定だったけど、色々あって大阪で。
「東京、宿代が今すごい高いんですよねー。」
やさしっ。こちとらアラスカまでイカ釣りに行こうとしてたよ。

ワークショップの一番始め、幡野さんは言いました。
「皆さんの趣味は写真です。カメラじゃありません。写真ね。」

そこからは、基本的なカメラの使い方や説明などを教えてもらって。

実際に写真撮りに行って。

現像を教えてもらって。
いっぱい質問して。

すごく楽しいし、勉強になった時間でした。

ねぇねぇ幡野さん、あれから毎日、平日でも写真撮ってますよ。
仕事の行きも帰りも、ちょうどマジックアワーなんです。

地元の京都も

マンションの階段も

晩御飯の食材も

大好きな妻も

ちゃんと見れるようになりました。全部「見たもの」「好きなもの」です。
"写真"を始めて1年目になりました。
幡野の浅漬けが完成しました。ちょっと一本造りの匂いがするかもしれません。知らんけど。

ぼくは、技術の進歩について知るのも好きだから、
カメラの話もまだまだ楽しいけど、
でも、写真の話の方がもっとたのしいってことに気づきました。

幡野さんはカメラなんてなんでもいいと言っていましたね。
安いカメラでもなんでもいいと。

だからこそってわけじゃないけど。
ライカ買っちゃいました。
今までの自分だったら、スペックがどうとか考えていたかもしれないけど。
ライカだったらいい写真が撮れると思ってたかもしれないけど。

ぼくにとっては、軽くてかっこよくて、撮られてる側があまり気にならなさそうなカメラが、ライカだったんです。

高かったし、MFも難しいし、寄れないけど
ピンぼけしてても、たのしい。
ちゃんと被写体と距離が取れて、たのしい。
二重像が合うのが真ん中だから真ん中で撮るし、たのしい。
ちょっとズレるけど。

幡野さんの教えを胸に、これからもどんどん写真を撮っていこうと思います。

本当にありがとうございました。

いつかぼくの写真が、幡野さんの目に触れて、いい写真だなって思ってもらえるようになりたいです。

この前はお元気そうに見えてぼくもなぜか嬉しかったのですが、
それでもお身体は大事にしてくださいね。長生きして欲しいと思っています

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